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山口県でかつて設置されていた一灯点滅式信号機を振り返る(防府市内2023年度撤去分)


一灯点滅式信号機とは?


主道路(優先道路)側に黄色の点滅をして、従道路(優先ではない道路)に赤色の点滅をする信号機です。
見通しが悪く狭い道路で、出会い頭の事故を防ぐ目的に設置されてきました。
一灯点滅式信号機の意味は以下の通りです。

黄色の灯火の点滅:
歩行者等及び車両等は、他の交通に注意して進行することができること。
赤色の灯火の点滅:
一 歩行者等は、他の交通に注意して進行することができること。
二 車両等は、停止位置において一時停止しなければならないこと。

  https://laws.e-gov.go.jp/law/335CO0000000270/#Mp-Ch_1-At_2

このように、黄色の点滅は他の車や歩行者に注意して進むことができ、赤色の点滅は車や自転車は一時停止をしなければならないとしています。

山口県の動向は?

山口県警察では、令和6年度中に県内すべての一灯点滅式信号機を撤去する方針を出しました。

黄と赤の信号を点滅させて交差点の通行を規制する「一灯点滅式信号機」について、山口県警は一時停止の標識で代用できることなどから、今年度中にすべて撤去する方針です。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20240615/4060020319.html

2023年度(令和5年度)に撤去された一灯点滅式信号機

今回紹介する一灯点滅式信号機は、2023年度(令和5年度)に撤去された防府市内の6箇所です。

【11138】国衙4丁目

防府市国衙4丁目(全景)

防府市国衙(こくが)4丁目にかつて設置されていた一灯点滅式信号機です。小糸工業のサイコロ形と呼ばれるものが設置されていました。
4面が一体型のようにできています。
1方向のみひさしが横向きに設置されており、錆びが発生していました。。

黄色
赤色
斜め(黄色点滅の方はひさしが横を向いている)

【11172】牟礼今宿1丁目

防府市牟礼今宿1丁目(全景)

防府市牟礼今宿(むれ いまじゅく)1丁目にかつて設置されていた一灯点滅式信号機です。京三製作所のアルミ製電球式のものが設置されていました。
国衙4丁目と違い、1面に1基ずつ信号機が分かれています。

黄色
赤色
斜め

【11188】戎町2丁目

防府市戎町2丁目(全景)

防府市戎町(えびすまち)2丁目にかつて設置されていた一灯点滅式信号機です。京三製作所の小型でLED式となっています。
1面のLEDは、直径200ミリ(20センチ)と小さいです。

黄色
赤色

撤去後のストリートビューです。


【11202】宮市町(東)

防府市宮市町(全景)

防府市宮市町(みやいちちょう)にかつて設置されていた一灯点滅式信号機です。防府天満宮からほど近い場所にありました。
小糸工業の小型でLEDとなっており、1面のLEDは直径200ミリ(20センチ)となっています。濃い灰色で塗装されていて珍しいものでした。
現在は、照明(街灯の部分)のみ残っている状態となっています。

黄色
赤色
斜め

撤去後のストリートビューです。


【11218】岸津中

防府市岸津2丁目(全景)

防府市岸津(きしづ)2丁目にかつて設置されていた一灯点滅式信号機です。旧国道2号沿いにある「防府市岸津」交差点から南に進んですぐのところにありました。
小糸工業の薄型のLED式が設置されていました。
1面のLEDが300ミリ(30センチ)のものとなっています。

黄色
赤色

撤去後のストリートビューです。


【11219】岩畠1丁目

防府市岩畠1丁目(全景)

防府市岩畠(いわばたけ)1丁目にかつて設置されていた一灯点滅式信号機です。一番最初に紹介した国衙4丁目のところから東に進んですぐのところにありました。
岸津中と同じく小糸工業の薄型のLED式が設置されていました。

黄色
赤色

撤去後のストリートビューです。


今回のかつて設置されていた一灯点滅式信号機の紹介はここまでです。
続きの記事はこちらからご覧いただけます。(県西部)


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