【遊戯王】閃刀姫デッキについて考えてみた【メメント閃刀姫】
◎はじめに
久々のデッキ解説記事になります。
今回紹介するのはメメント閃刀姫デッキになります。
最初に補足しておくと、筆者は別に閃刀姫使いではありません。閃刀姫については最近少し理解したくらいです。
そんな私がなぜ今になって閃刀姫に関する記事を投稿するのかと言いますと、2023年10月にメメント・ウラモンが登場したからですね。
まずこの時点で、メメントと閃刀姫ってどういうこと?と感じられる方がほとんどだと思います。
メメントと閃刀姫がシナジーあるなんてなかなか想像しづらいと思います。私も最初メメントについて考えていた時は、まさか閃刀姫に行きつくとは思っていませんでした。
よく分からないという方がほとんどだと思うので、最初にイメージだけザックリ説明します。
今回のメメントギミックは、勇者ギミックと同じく効果モンスター2体並べてからカメリアに繋げる動きが基本となります。
効果モンスター2体⇒カメリア⇒ウィドウを墓地へ⇒カガリ⇒ウィドウサルベージ⇒シズクといった動きですね。
それなら別にメメントじゃなくて勇者や新規のキアノスで良くね?と思われるかもしれませんが、カメリアを経由するという点では勇者やキアノスよりもメメントを使用する方がメリットが大きいということを示せればと思います。
そんな謎の多いメメント閃刀姫について、さっそく基本展開から紹介します。
◎1ターン目の基本展開
■必要なカード
《メメント・エンウィッチ》
※《メメント・ダークソード》、《メメント・シーホース》でもOK
これだけ見るとあまりパッとはしませんが、今の閃刀姫が初動で目指せる最低限の盤面はウィドウアンカーをセットすることにあると思うので、そこはクリアしています。
また、エンド時には手札に《閃刀起動-エンゲージ》、《メメント・エンウィッチ》が揃っており、今は重要度が伝わらないと思いますが、墓地に「メメント」モンスター3種類あります。
これだけのことを《メメント・エンウィッチ》1枚からコストもなく展開したということを理解していただいた上で、次に進みます。
◎強み1:メメントモンスター1枚が初動になる
前述した『1ターン目の基本展開』では、《メメント・エンウィッチ》1枚からの展開例を示しました。
正直、効果モンスター2体を並べるだけなら、別にメメントギミックにこだわる必要はありません。
しかし、メメントなら『1ターン目の基本展開』で紹介した《メメント・エンウィッチ》の初動の役割を、《メメント・ダークソード》または《メメント・シーホース》からでも行うことができます。
また、《メメント・ダークソード》は増援からでもサーチできるため、合計10枚のカードが、『1ターン目の基本展開』で示した初動の役割を担えます。これが他のテーマにはないメメントの強みの一つになります。
ここからは《メメント・ダークソード》と《メメント・シーホース》の初動の動きについて説明します。
■《メメント・ダークソード》の場合
■《メメント・シーホース》の場合
とにかくここで伝えたいのは、メメントモンスター1枚から効果モンスター2体を並べられること。
つまり、簡単にリンク2のカメリアを作れるのが特徴ということです。
◎強み2:2ターン目にはワンキルできる
『1ターン目の基本展開』に続く展開例になります。
『1ターン目の基本展開』通りに展開した場合、1ターン目の終了時には手札に《メメント・エンウィッチ》と《閃刀起動-エンゲージ》を確定で握っていることが分かります。
メメント閃刀姫のもう一つの強みは、《メメント・エンウィッチ》と《閃刀起動-エンゲージ》の2枚からワンキルできるということです。
これからその2枚からのワンキル手順を説明します。
また、元々フィールドにあった《閃刀姫-シズク》は相手に除去されており(残ってても別にOK)、セットしていた《閃刀機-ウィドウアンカー》は使用したと仮定した上での手順になります。
■必要なカード
・《メメント・エンウィッチ》
・《閃刀起動-エンゲージ》
■条件
・1ターン目にセットした《閃刀機-ウィドウアンカー》を使用していること
・墓地に「メメント」モンスター3種類以上存在すること(これはすでに1ターン目にクリアしていますが念のため)
長くなりましたが、以上がワンキルの手順になります。
ポイントとしては、墓地にメメントモンスターが3種類いれば《メメント・ホーン・ドラゴン》を特殊召喚する条件を満たせるため、《メメント・エンウィッチ》1枚から《アクセスコード・トーカー》まで繋がるということです。
その墓地にメメントモンスターを3種類用意することも『1ターン目の基本展開』の説明の通り、最初の1ターン目に初動1枚から簡単に満たすことができます。
また、《メメント・エンウィッチ》は魔法使い族のため、エンウィッチ1枚から簡単に3体展開して簡単にセレーネを出せるので、その点も含めてめちゃくちゃ優秀です。
ハリファイバーが禁止になって以降、閃刀姫を使う人はみんな《アクセスコード・トーカー》をどのようにして出すかに頭を悩ましていたと思うのですが、その問題を簡単に解決してくれるのがメメントというテーマになります。
閃刀姫でワンキルをより簡単に狙えるというのは、他にはないメメントの強みだと思います。
◎キアノスや勇者よりもメメント
これまで説明してきた通り、メメントは閃刀姫の展開をサポートすることに優れており、ワンキル性能も高いことが分かったかと思います。
最近登場した新規カードの《未来の柱-キアノス》や勇者ギミックなどもカメリアを展開できますが、私に言わせれば、それらカードを使うよりは今回紹介したメメントギミック方が遥かに優れていると考えてます。
実績のサンプルがないため、単純な強さの比較は難しいですが、以下の点においてはメメントの方が優れています。
他にも細かなメリットは色々ありそうですが、ざっくりと挙げた感じでは上記のようなところでしょうか。
もちろんキアノスや勇者ギミックにもメメントにはないメリットがあるとは思います。勇者なら魔法が溜まりやすい点だったり、キアノスならキアノス1枚からリターンゼロとライトニングマスターを展開できることだったりと。
しかし、1ターン目に確実にカメリアを展開してカガリ、シズクに繋げる安定感と2ターン目に確実にアクセスコードとリンケージでワンキルする安定感に関しては、間違いなくメメントギミックの右に出るものはいないと思います。
上手く決まれば2ターンでデュエルが終わりますからね。試す価値はあるかと思います。
◎デッキレシピ
デッキレシピになります。
特徴としては、やはり初動となるメメントカード9枚を優先してフル投入しているところでしょうか。まぁダークソードあたりは枚数を調整してもよいかもしれません。
エクストラデッキは《聖魔の乙女アルテミス》を入れているのがポイントです。もしエンウィッチが初動で止められたりしてもアルテミスになれるので、閃刀姫カードを腐らせずに済むというのが大きいです。いろんな意味でアルテミスは使い勝手がいいので外せないと考えています。
リトルナイトとユニコーンも個人的には外せないと考えています。
これまでの説明にもあった通り、メメントカード1枚から簡単に効果モンスター3体並ぶので、アルテミス経由でリトルナイトを出して相手のカードを除外した後、すぐにユニコーンも出せたりします。それだけで2枚除去ですからね。外す理由がないです。
なので、ゲーム展開によってワンキル狙えそうならセレーネアクセスを出せばいいと思いますし、まだ急ぐタイミングじゃない場合ならリトルナイトとユニコーンのセットで対応することもできます。その2パターンを用意しておきたいという気持ちですね。
アストラムのところは自由枠です。そんなに出すこと難しくないので入れてる感じです。相手に破壊耐性や対象にとれないモンスターがいるときは対応が難しいため、そのためにアストラムを入れています。
あとは、またメインに戻るのですが貪欲な壺を入れたいなと最初は考えていました。メメントとカメリア含めた閃刀姫リンクで1ターン目から簡単に墓地にモンスター5体用意できるため、貪欲な壺はかなりアリだと考えていました。
しかし、エンウィッチ初動で貪欲な壺を使うとどうしても墓地のメメントモンスターの種類が2種類以下になってしまうため、2ターン目でのワンキルが難しくなってしまいます。それが理由で貪欲な壺は断念しました。
あとは閃刀姫魔法についてですが、マルチロールは一応入れていますが、正直なくても良い気もしています。
なぜなら、これまで説明してきた通り、1ターン目にメメント1枚からカメリアに繋げてウィドウアンカーとワンキルの準備まで整うので、あとは相手ターンをウィドウアンカーや手札誘発で凌げば、次の自分ターンにはワンキルでデュエルが終わっちゃうんですよね。だからマルチロールの出番がないというか、マルチロールの枠を他の手札誘発に割くとかした方が有効なのではと思ったりもしています。
まぁ毎回2ターン目にワンキルが絶対決まるわけではないと思うので、そういう時は閃刀姫本来のじっくり戦うやり方にシフトもできるという意味ではマルチロールはあってもいいかもしれません。
リンケージも同じですね。別に1枚あれば簡単にワンキルできるので、2枚じゃなくてもよさそうな気がしてます。
最近色々登場した新規の閃刀カードについては、これまで説明してきた通り、メメントや他のリンクモンスターの方が強いので入っていません。
※追記
エンウィッチやシーホース初動で貪欲な壺を使うと墓地のメメントモンスターの種類が2種類以下になると思ったため貪欲な壺は不採用としていましたが、貪欲の壺を使ってもメメントモンスターを3種類以上残した状態を作れると分かりました。
エンウィッチ⇒シーホースサーチ⇒シーホース特殊⇒シーホース破壊、ウラモン墓地&特殊⇒エンウィッチからアルテミスをリンク⇒2体でカメリア⇒カガリ⇒ハヤテ⇒カイナ⇒シズク
これでアルテミス、カメリア、カガリ、ハヤテ、カイナの5体を貪欲の壺で戻せるため、メメントモンスター3種類を墓地に残すことができます。
エンウィッチがアルテミスになれるというのが重要ですね。やはりアルテミスはEXから外せない1枚なのは間違いないです。
このように、初動を展開した上で貪欲な壺を打てば、EXモンスター5体戻して2ドローなので、ほぼ強欲な壺に等しい使い方ができます。それで手札誘発などをドローできれば次のターンより優位に進められるので、貪欲な壺はこのデッキにおいては非常に優秀とわかります。
以下、貪欲な壺を加えたデッキレシピになります。
マルチロールを外すなどして貪欲な壺を追加しました。とにかく1ターン目を防げば2ターン目にはワンキルできるので、なるべく1ターン目に手札誘発などの妨害を加えられる貪欲な壺の方がマルチロールよりも優先していいと考えています。
◎最後に
いかがでしたでしょうか。以上がメメント閃刀姫の紹介になります。
最初はメメントと聞いて全然理解できなかった方がほとんどだと思います。
それもそのはずで、2023年の年末時点では、閃刀姫とメメントを組ませた構築なんて私が調べた限りではどこにも出ておらず、誰も考えていなかった思うので。
しかし閃刀姫とメメントを組ませることのメリットや新たな可能性については今回伝わったのではないでしょうか。
ほんとはメメントの他の動きについてもっと細かく説明したかったのですが、たぶんそれはそれで理解するのが難しくなると思うので基本的な動きのみを紹介した形になります。
とりあえずエンウィッチがフィールドにあってとウラモンが墓地にあればそこから毎ターンリンク2やリンク3を展開できるということだけ抑えていただければ大丈夫かと思います。
最後はかなり殴り書きみたいになったので非常に読みづらくなってしまったかもしれませんが、この記事を読んで一人でもメメント閃刀姫悪くないねと思っていただけましたらうれしいです。
また、不明な点やここ間違ってるよ!等がありましたらコメントしていただければと思います。
以上!!
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