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iPad mini一本化計画

iPad miniのレビューを書いて感じたのが、iPad mini6自体のポテンシャルの高さ。

実際のところ、ボクにはiPad Proのスペックは過剰だったこともありますが、今のライフスタイルならばiPad mini1台だけにできるのではないかと、本気で思うことが増えてきました。

動機

もう少しこの衝動について掘り下げてみると、大きく分けて二つの理由から成ります。

iPad miniを最大限使いたい

iPad miniを購入してからというもの、iPad Proは主に家で使うメイン端末となり、iPad miniは外出用及び読書やエンタメ視聴端末という位置付けに変わりました。

その結果、Pad miniの使用頻度は週5程度だったのに対し、iPad Proは週2程度。これはより使いやすい端末を場面ごとに選択している結果であるため悪いわけではありませんが、iPad miniのポテンシャルが想像していた以上に高いという事実から、ちょっとした用途だけでは勿体なくなってきてしまいました。

少しくらい快適性が落ちようとも、これだけ利用頻度に開きがあるならばデバイスの数を減らせる方がメリットが高いと思うようになってきました。

一点豪華主義

もう一つは、一点豪華主義の考えを取り入れたいということ。
一点豪華主義とは、持ち物を厳選し、選んだもの1つひとつに潤沢な予算をかけるという考え方。ミニマル思考の中でよく取り上げられますが、少なくて良いものを持つという考え方です。

その観点で言うと、現状iPadを2台持つということは分散投資です。分散してでも投資するメリットがあるならば良いのですが、分散投資になると1台あたりにかけることのできる予算が少なくなります。その結果、セルラーモデルやストレージ容量を諦める必要が出てきてしまいます。

また、ランニングコストも持ち物の数だけかかります。新製品が発売した場合、乗り換えるコストが2台分に。そのコストに備えるため、より多くの貯金が必要になります。

特にiPadのようなデジタルものは年数と共に価値が下落していくもの。一度買ったらお終いにはなりません。最終的なゴールまでの費用を考えると、できるならばiPadは1台に統一したいという考えはずっとありました。

iPad mini一本化してみて

iPad Proを封印し、Pad Proを擬似的に手放したと仮定して生活してみました。結論としては、慣れが必要だとは思いますが、不可能ではないと感じました。

メイン端末を常に持ち歩ける

iPad miniはボクの中で常に持ち歩く端末としています。そのため、今まで据え置きもしくは意識して持ち歩かなければならなかったメイン端末を、常に携帯できる状態になりました。

これは想像していた以上に快適でした。今までは、家ではiPad Proで作業をし、外ではiPad miniという構成を取っていたのですが、クラウド間同期で待たされることが少しストレスになっていました。

iPad miniにデバイスを統一することで、同期する時間がゼロに。データの同期だけでなく、画面構成すらそのまま続きから進めることができます。

また、iPadが1台になればiCloudに必要以上のデータを背負わせる必要も無くなると思いました。具体的には、ボクは現在200GBのプランを契約しているのですが、iPad miniのローカルに保存すれば事足りることになりますので、50GBのプランにダウングレードしても間に合う計算になりそうです。

必要十分なAll In One

iPad Proに比べ、miniは万能デバイスではないとよく言われます。その際たるはキーボードカバーの有無だとボクは感じています。

具体的には、文字入力をしたいとき。iPad Proならば Magic Keyboardを装着すれば本体と一体になり、持ち物は1つで完結します。反面、iPad miniだとBluetoothキーボードを別途持ち歩かなければいけないので、持ち物は2つに。

更にnotionでのデータベース管理にはポインティングデバイスが必須になってきます。つまり、iPad miniでは更に持ち物が1つ増えてしまうということ。

これらが一体になっているiPad Proと Magic Keyboardの優位性は、実際に使用してみると大きいと感じました。また、 Magic Keyboardならば膝の上でも作業ができるため、よりノマドワークに適した存在だと思います。

こう考えるとiPad Proはやっぱ必要なんや!と思ってしまいそうですが、そうでもないと感じています。なぜならば、ボクのライフスタイルではキーボードを使うのは家のデスクがほとんどで、たまに外出先のカフェ程度。膝上のような不安定な作業環境はないからです。

そのため、その時に応じてキーボードとポインティングデバイスを用意すれば事足りてしまうのです。

良いモノではなく自分に合ったモノを

良いモノはネットで探せば分かるけれど、自分に合ったモノであるかは自分にしかわからないなと改めて考えさせられました。

今までiPad Proが自分に最も適したデバイスだと結論付けてきました。それは間違いではないと思っています。今のライフスタイルでは、パソコンを持つことは明らかな過剰投資です。

しかしスペックや汎用性の絶対値こそ劣るものの、自分の今のライフスタイルに最もマッチしているのは、機動力の高いiPad miniであると、今は確信を持っています。

デジタルモノはいずれ陳腐化してしまう。それならば、本当に必要なモノだけに厳選して買い替えながら運用していくことが最適解なのではないかと考えています。