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RICOH GRⅢを半年使ってみて

今年の5月にRICOH GRⅢを入手したわけですが、それから約半年使ってみて感じたことや変化したことを書き残しておこうと思います。


半年使ってみて

ミラーレス一眼を手放した

このカメラを手に入れたことで起きた変化として最も大きいのが、ミラーレス一眼を一式手放したこと。約10年弱もカメラに拘り撮影を続け、特にレンズ交換式の一眼スタイルはずっとボクのメイン機でした。

それがコロナ禍やライフステージの変化に伴い徐々に出番は減少し、最後数年間は持ち出すことも億劫になってきました。

そんな最中GRⅢを購入したわけですが、200g台で持ち歩けるAPS-C機となればもはやミラーレス一眼を持ち歩くことは全く無くなってしまいました。ボクが外で撮影する被写体はストリートスナップなので、画角的にもGRⅢはバッチリとハマってくれました。

結果として、GRに完全移行という形でミラーレスシステムはすべて手放すことにしました。

ストリートスナップ専用機

GRⅢには最初、ミラーレスで撮影していたすべての被写体(スナップ、子ども、風景)を担うことを期待していました。しかし、現在ではこのカメラはストリートスナップ専用機という位置づけに落ち着いています。

それはiPhone16 Proの存在が大きいです。記録写真だけでなく、日常の子ども写真や動画には、もう十分満足できる性能があります。iPhoneはGRができない動画撮影もお得意ですし。そうなると、GRで子どもを撮るのは潔く諦めることにしました。いくらGRが軽量コンパクトといえど、子どもと遊んでいるときに別でカメラを持ち歩くって大変なんですよね。正直、邪魔。

その結果、GRⅢは一人で撮影できるとき限定になったというわけです。結果としてそのほうがスナップシューターというGRのコンセプトとも合致しますし、理にかなっているのかもしれません。

モチベーションが見えてくる

今までボクはモチベーションを保ために、幾度となく機材の入れ替えをしてきました。

沼にハマっていると「この機材だからモチベーションが上がらないんだ」とか「この機材ならばもっと良い成果が得られるのではないか」とか思いがちなんですよね。実際に成果が上がることもありますが、なにより新しいものを使ってみたいという欲望でしかないわけです。

GRⅢに移行してからは、もうGR以上の軽量コンパクトなハイエンド機はないわけなので、必然的に買い替えの思考がなくなりました。そうなると、写真を撮るモチベーションが試されます。薄々気が付いていましたが、ボクは写真が好きというよりはカメラが好きというタイプなので、モチベーションを保つのに結構難儀しています。

とりあえずステイ

GRⅢはこの半年でストリートスナップ専用機にしてしまったこともあり、撮影枚数としては過去最低を記録しています。ぶっちゃけ、GRの今の立ち位置としては、なくても困らないものというのが正直なところ。

しかしカメラで撮るから楽しい、という側面があるもの事実。iPhoneだけですべてを撮りきれるかというと、できなくはないけれど楽しいかは微妙です。いままでそのプラスαを大事にしてきたボクとしては、もうしばらくGRⅢの評価には時間がかかりそうです。