9月末日

空かない道と秋の空

 9月末の空はどこまでも高く青く澄んでいて、
 9月末の道路はどこも隙間なく激しく混んでいます。

 9月最後の平日の幹線道路はクルマでいっぱい。しかも輸送関係のクルマ(ひらたく言えばトラックですね)の比率がいつも以上に多いので、前後左右の視界がとても狭くて気持ちもふさぎます。

 たまに前方視界がクリアになって青空が見えるのですが、それも道路両側のビルにカットされて縦長状態。「どこまで走れば空が開けるんだろう」なんて疑問もすぐに「今日の都内でそれは無理だな」なんて自己解決してしまいます。

 それでも秋の青空は気持ちがよいものですね。この青空と同じぐらい空気が澄んでいるんだったらクルマの窓を開けて風を浴びながら走りたいのですが、自分の周囲はびっしりとクルマに囲まれていて、窓を開けたら排気ガスを浴びるだけになりそうなのでその案は却下。そもそも月末週末の渋滞真っ只中のノロノロ運転なので窓から風が入るわけもないんですけど。

 こんな状態でクルマの中に閉じ込められているときにいつも考えるのは、クルマのエアコンを「室内循環」にするか「外気導入」にするか、どちらにするのが正しいのかということ。
 今のクルマって気密性が高いので、室内循環だと空気が淀んだり眠くなったりする気がするのですが、かといってトラックの群れが吐き出す排気ガス成分がかなり高そうな外気を進んで導入する気にもなれず、モヤモヤしたまま結局はオートに身を(空気を)任せています。


 ちょっと遅めの昼食は渋滞する幹線道路からちょっと離れた私鉄駅付近で。
 渋滞路からほんの100メートルほど離れただけなのに空気も気分もすっかり澄んで、クルマを降りて深呼吸をしてしまうぐらい。
 今月の仕事もあと少し。

 

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