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夜に捧げるparis match【#スキな3曲】
paris match への偏愛は止まりません。おそらく一生。
もう、大好きで大好きで、大好きを通り越して、一体この気持ちはなんなんでしょう!?わかりません、助けてーーー!っていうぐらい好きなんです。ほかにも好きなアーティストはたくさんいますが、paris matchは殿堂入りなので、比べることができません。
メディアにはほとんど登場していないので(おそらく地上波のTVには一度も出たことがないのでは?ラジオはたまに出演されてます)、ご存じない方も多いのではないかなー?と思います。CM曲で使用されたことはありますが、それも結構前になります。
すでにデビューから20年を超える男女ユニットで、いわゆるAOR、city popのジャンルに入るかと思います。デビュー当初はもう1名男性メンバーがいらっしゃいまして、ドリカム編成でした。途中でその方は脱退したのですが、今でも歌詞を担当されています。そして、この「歌詞」が、paris matchをparis matchたらしめる最大の魅力なんです!
・・・と、特に音楽知識のないワタクシなんぞがあれこれ書くよりも!さっそく3曲ご紹介へと参ります!
1.タイムシェイド
「踊り場ですぐ抱いて 明日には忘れてね」なんて、ドキッとするような過激な歌詞も、ボーカル:ミズノマリさんが歌うと、しっとりとした大人の女性の物語へと変貌を遂げます。なんとなく、過ぎ去ったバブル期の恋愛を彷彿とさせます。
2.Mr.Deckard
昨年発売された、実に5年ぶり12枚目のアルバム「Round12」より。これもまた歌詞がイミフ!と思っていたら、映画「ブレードランナー」がモチーフだそうで、すぐ見まして、解決★ まぁー映画も最高。珍しくMVがあったので、そちらを貼ってみました。曲は1:20頃から始まります。
3.AFTER THE RAIN
ボーカル:ミズノマリさんのソロプロジェクトから。曲自体は1stアルバムの収録曲なのですが、ジャズアレンジされて、より一層素敵に生まれ変わりました。ラグジュアリーなホテルの最上階のラウンジで聞いているような気分になります。行ったことないですけども・・・
以上、偏愛のほんの一部をご紹介させていただきました。
paris matchの曲は、どれも上質な一編の物語のようなのです。時にハーレクインのように官能的であったり、何気ない一瞬を切り取った写真のようであったり、不思議なパラレルワールドへ紛れ込んだようであったり。
歌詞の世界がいつも予想外で、本当に小説みたいなんです。アルバムが出るたび、ブックレットを読み込むのも、ファンとして楽しみのひとつです。
また、生で聞くと、曲の素晴らしさ、演奏の素晴らしさにも圧倒されます。圧倒されて、泣くような曲じゃないのに泣いたりしています。
なぜブレイクしないのか・・・本当に不思議なのですが、この距離感というか、どこか浮世離れした存在でいてくれるのも、また、paris matchらしいんですよね。
よろしければ、いろいろ漁ってみてください。援助交際を思わせる曲、二重スパイの曲、コールガールになってしまった女性の曲、等々ありますが、マリさんの歌声に騙され、歌詞を読むまではそんなトンデモ設定に気づかないという(笑)
大人の遊び心と、洗練された都会の夜が入り混じったparis match沼へ、ようこそ。