【合格者インタビュー】齋藤祐介さん(SmartHRプロダクトマネージャー)
人事労務マイスター検定に合格された方に、受験のきっかけ、学習方法、学習したことをどのように生かしていきたいかなど、教えていただきます!
今回ご登場いただくのは、SmartHRでプロダクトマネージャーとして働く、齋藤祐介さんです。
齋藤さんの現在の業務内容を教えてください。
2022年にSmartHRに入社をして、労務の基本機能のプロダクトマネージャーをしています。社会保険、雇用保険の行政手続きの機能や、従業員から情報収集ができる申請機能をメインに担当しています。
前職でもプロダクトマネージャーをやっていましたが、今まではコンシューマー向けのサービスばかりだったので、企業の担当者や従業員が利用するサービスは初めてだったり、もちろん人事的知識を必要とするサービスもSmartHRが初めての状態でした。
人事労務マイスター検定を受験してみようと思われたきっかけを教えてください。
新しい機能開発とともに、いただいている改善のご要望の優先順位を決めて、複数のチームに機能改善の開発のアサイン(依頼)をしていくこともしています。その際に、期限のあるものは優先順位を判断しやすいんですが、例えば「社保のこの書類のこの項目の入力を必須から任意の扱いにしてほしい」といった要望があった場合、そのお困り度合いが実感値としてわからないまま、社内のドメインエキスパートのチームや労務のチームに聞いていました。なので、自分もある程度知識を備えた上で有識者と話しをすれば、もっと状況の解像度を上げて優先順位がつけられるようになるんじゃないかと思って勉強してみようと思いました。
学習の進め方を教えてください。
まず2日間ぐらいで試験範囲となっている教科書をざっと流し読みをしました。その後、notionに写経しました。書き写すことで理解が進んだので初学者にはオススメです。
あと、Youtubeの「聞く教科書」を聞きながら、写経したものを細かく見たり、過去問題を解くだけでなく、自分の中で想定問題を作ったりもしました。
学習によって得られたことは何でしょうか?
入社や扶養はプロダクト開発の中でもよく出てくるので、自分の知識との答え合わせになりましたし、知ってる知識と知らなかった知識とを紐づけていくことによって業務の一連の流れを知ることができました。
入社や扶養以外のカリキュラムはあまり業務で携わっていないので知識として新鮮に吸収できました。
従業員の立場として知れて良かったことは「退職」ですね。退職日が1日違うだけで社保の加入期間が違うということを知れたので、今後はもっと考えて退職日を選択しないとなと思いました(笑)
学習前後で変わったなと思うことはありますか?
細かい要望の優先順位を肌感を持って判断できるようになりました。あと、自分でも驚いたんですが、検定が終わって数日後の会議で、社保関連の話しをしていた時にドメインエキスパートの方も「あれ、どうだったっけかな?」となった場面があったんですが、「あ、これってこういうことじゃなかったでしたっけ?」と僕の方から言えるようになったのは自分でも驚きました。
人事労務マイスター検定はどんな人にオススメでしょうか?
人事関連サービスのプロダクト開発はドメイン知識が必須となります。ただ知識だけでなく「自分が労務担当者になってみないとわからない」と思う場面も結構あるのですが、人事労務マイスター検定で勉強すると、一連の流れを疑似体験できるので、プロダクトマネージャーはもちろん、エンジニアやデザイナーの方も受けてもらえると、今まで見えてなかった世界が見えるようになってプロダクト開発に生かせるんじゃないかなあと思います。
この記事は2024年6月時点の内容です。
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