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「不適切にもほどがある!」の元ネタは?

SNSでも盛り上がった宮藤官九郎脚本のドラマ作品「不適切にもほどがある!」(2024)

あらすじ



元ネタは石立鉄男ドラマ「気まぐれ本格派」(1977)でしょう。


概要
主人公・清水一寛は船の乗組員であったが、兄が亡くなったことにより、神楽坂にある実家の貸衣装店の経営に転身する。『ウィキペディア(Wikipedia)』

【気まぐれ本格派】主人公・清水一寛の設定
・1977年当時の時代遅れの古い江戸っ子という設定(当時はやり始めてたダサいが分からないなど)
・妹霧子が男と付き合っている疑惑が出た時に走って殴り込みに行く。
・ケンカっぱやくドジでオッチョコチョイだが人情に厚い。
・あるきっかけでテレビ出演するが暴走しまくり騒動に。
・貸衣装店を経営する兄が事故で死んだため、一貫が船員を辞め兄の嫁が継いだする貸衣装店を手伝うことになる。
・義理の姉袖子の長男新太とは最初不仲だがある一件をきっかけに和解。父親替わりになる。
・袖子の妹楓と一貫は最初は不仲だが、徐々に楓が一貫に惹かれていく。


【不適切にも程がある】小川市郎の設定

・2024年に1986年から高校教師
熱血教師小川市郎がタイムスリップしてくる
当然、現代の価値観と合わず騒動を巻き起こす。
・娘純子の男性関係でヤキモキしている。相手の男に殴りこみもかける。
・妻は死亡して娘を一人で育てている。
・娘純子とは不仲でいつも喧嘩ばかりしてるが後で和解する。
・喧嘩っぱやくおっちょこちょいだが義理に熱い人情家。
・あるきっかけでテレビに出ることになり大騒動になる。




「気まぐれ本格派」の
清水 一貫

「不適切にも程がある」の
小川 市郎

清水と小川、苗字が水に関係ありますねw
一貫と市郎、ホントは小川一郎にしたかったがバレるので同じ読みの市にしたと。

「3年B組金八先生第一シリーズ」の不良役の三原じゅん子(小川 市郎の娘があこがれてる設定)、近藤”マッチ”真彦(ムッチ先輩)、などをネタにするわりにはメインの中学生の出産エピソード(十五歳の母・雪乃を杉田かおる、その相手・保(たもつ)を鶴見慎吾が演じた)が全くない。80年代のアイドル小泉今日子ネタを入れ本人が出てくるのに1980年代の代表作「少女に何が起こったか」のネタが全くない。ちなみにクドカン作品のNHK朝ドラマ「あまちゃん」ではちゃんと出てきます。母親(小泉今日子)の娘アキ(のん)を「この薄汚ねぇシンデレラの娘」とアイドルプロデューサー荒巻(古田新太)が「この薄汚ねぇシンデレラの娘」とののしるシーンがあります。

「少女に何が起こったか」には鬼刑事役で石立鉄男が
石立ドラマの「パパと呼ばないで」ではチー坊こと千春役を演じた杉田かおるが出演してるので「石立ドラマ」が元ネタと分からないようにクドカンが工作したんでしょうw出したら確実に気づかれますので。ちなみに「不適切」のヒロインの犬島渚は映画監督の大島渚と小泉今日子の「渚のハイカラ人魚」かららしいです。

「3年B組金八先生の第一シリーズ」の山田麗子役の三原じゅん子
不良役でブレイクした。

「金八先生」ダイジェスト

小泉今日子の80年代の代表作「少女に何が起こったか」

石立鉄男の代表作「パパと呼ばないで」チー坊のモノマネで有名。

小泉今日子の若い頃。

「本格派」「不適切」両方ともテレビ出演して大騒動になるんですが
「本格派」は逆に視聴者から江戸っ子っぷりが評価されて賛美の電話(黒電話)がテレビ局にジャンジャンかかってきますが「不適切」だとネットの掲示板でネチネチ叩かれますwそれに腹を立てた市郎がコメントを返しまくるという今風の設定に変わってて面白いですねw


「不適切」だと市郎が元教え子のタイムマシン研究家の井上をツッコミで
殴るシーンがあるんですが「本格派」の一貫が弟や知人に突っ込み入れるシーンと類似していて面白いです。


Amazonプライムで「気まぐれ本格派」が現在見れるので、見ながらクドカンが執筆した可能性があります。特に主人公が走るシーンがよく似てて笑えますね。
クドカン作品はマニアックすぎて、一般ウケしにくいんですが、石立ドラマのエッセンスを入れることにより、見やすくなっている。

令和の石立ドラマと言えるでしょう。

「不適切にも程がある」はネットフリックスで

「気まぐれ本格派」はAmazonプライムで見れます。

石立鉄男ドラマってなんだ?って方は
こちらへどうぞ。


ちなみに作中で「Let’sダチ公」ネタが出てきたが
誰も分からないよ~クドカンw
「ビーバップハイスクール」は有名ですがね。
当時黄金期のジャンプの裏側で「武闘派ヤンキー路線」で
頑張ってたチャンピオンの看板ヤンキー学園マンガですね。
「タイマンはったらダチ」・・・のセリフが有名で
「ビーバップ」が人間関係が冷めてるのに対し「ダチ公」は友情に厚いマンガですw
ヤクザマンガ「本気!(マジ)」の作者と同じ立原あゆみさんが
変名(積木爆)で原作書いてたってあとで知りましたw

80年代チャンピオンの看板マンガ
濃い画風だw

山田玲司のヤングサンデーでも取り上げられてます。こちらはマンガとの関わり合いについて評論されてますね。

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