『アギール湖』及び『曇り川』周辺には1つの坑道、1つの洞窟、そして1つの地下墓が存在する。
1つ目はアギール湖の北西に位置する『リムグレイブ坑道』である。
【リムグレイブ坑道で手に入る物品 ※順不同】
鍛石【1】
屑輝石
大きな屑輝石
喪色の鍛石【1】
咆哮のメダリオン
坑道なので主に手に入るのは武器を強化する素材ばかりだが、追尾する魔力の球体を撃てる『屑輝石』もあるため、魔法が使えない者は拾っておくと良いだろう。
坑道の主は『石堀りトロル』だが、嘗ては巨人族と共にゴッドフレイと対峙するなど蛮勇を振るったトロル一族が、今では「石堀り」という地位にまで落とされたのを見ると哀れにすら思えてくる。
ただ誇りは捨てていないのだろう、坑道のトロルが所有するのは『咆哮のメダリオン』なのだ……しかしそんな気概も空しく、褪せ人に狩られるのが彼らの宿命である。
2つ目は曇り川の中間に位置する『曇り川の洞窟』である。
【曇り川の洞窟で手に入る物品 ※順不同】
洞窟苔
キノコ
布の服
布のズボン
洞窟を道なりに進むと、生活感のある広い空間にポツンと宝箱が置かれている。
その宝箱を開ければ奥から『フーテンのパッチ』が現れ、戦闘状態へと突入する。
口の減らない身勝手な男だが、穴底や崖下に突き落とされることも無いため、今回(?)は大目に見てやろうかと思う。
また、彼とは後に『湖のリエーニエ』や『火山館』で出会うため、その時も長話を聞かされる羽目になるだろう。
それと『竜に焼かれた廃墟』の転送罠だが、商店の品揃えを見ると盗品と思わしきものが相当数並んでおり、もしかするとあの宝箱に仕掛けたのはこいつではないのか?
しかも……貴重品である『マルギットの拘束具』を何故彼が持っているのだ?
【パッチ商店の品揃え】
鳥脚の黄金漬け(600)
扇投暗器(160)
マルギットの拘束具(5000)
祝福擬き(100)
ガラス片(100)
鉤呼びの指薬(1000)
爛れた血指(1000)
石剣の鍵(5000)
宣教師の製法書【2】(800)
パリングダガー(1600)
馬紋のウッドシールド(1000)
大矢(300)
バリスタボルト(300)
犠牲の細枝(5000)
3つ目は曇り川の最北に位置する『曇り川の地下墓』である。
【曇り川の地下墓で手に入る物品 ※順不同】
墓すずらん【1】
霊姿の墓すずらん【1】
根脂
失地騎士、イングヴァル(遺灰)
地下墓の最奥を守る主は『墓守闘士』であり、還樹の番人として訪れる褪せ人を狩る刺客の一人である。
墓守闘士は「蛇」と繋がりがあるため、黄金律に抗う者として狭間の地では忌み嫌われているらしい。
他の地下墓と同様、ここでも黄金樹の根が伸びており、その根には無数の死体が張り付いている。
『大樹根』とは黄金樹の根を指しており、『根脂』は大樹根が伸びている地下墓で拾うことが出来るため、墓守闘士の後ろにある巨大な根は黄金樹の根で間違い無いだろう。
また、墓守闘士が落とす『失地騎士、イングヴァル(遺灰)』も、おそらく生前に還樹の栄誉を受けた者の一人であると考えられる。
イングヴァルは「嵐の王の双翼」と知られているため、かなりの実力者であった可能性があり、またその手腕を『祝福王』にも認められている。
……いずれにせよ、こんな寂れた地下墓で有象無象の衆と一緒に埋葬されるような騎士では無く、還樹という儀式の歪さを際立たせている。
<参考資料>