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【考察用 エルデンリング史書】フーテンのパッチ参上!

『アギール湖』及び『曇り川』周辺には1つの坑道、1つの洞窟、そして1つの地下墓が存在する。

1つ目はアギール湖の北西に位置する『リムグレイブ坑道』である。

【リムグレイブ坑道で手に入る物品 ※順不同】
鍛石【1】
屑輝石
大きな屑輝石
喪色の鍛石【1】
咆哮のメダリオン

狭間の地で、あらゆる武器を鍛える石
そのもっともありふれたものの欠片
武器を+3まで強化できる
鍛石は狭間の地に広く分布し
それを採掘するための坑道が
各地に作られている

『鍛石【1】』の伝え聞き

色を喪った鍛石の欠片
特殊な武器を+1に強化できる
様々な固有の力を宿す、特殊な武器は
有色の鍛石では強化できず
強化段階と強度も、通常とは異なっている

『喪色の鍛石【1】』の伝え聞き

坑道なので主に手に入るのは武器を強化する素材ばかりだが、追尾する魔力の球体を撃てる『屑輝石』もあるため、魔法が使えない者は拾っておくと良いだろう。

坑道の主は『石堀りトロル』だが、嘗ては巨人族と共にゴッドフレイと対峙するなど蛮勇を振るったトロル一族が、今では「石堀り」という地位にまで落とされたのを見ると哀れにすら思えてくる。

ただ誇りは捨てていないのだろう、坑道のトロルが所有するのは『咆哮のメダリオン』なのだ……しかしそんな気概も空しく、褪せ人に狩られるのが彼らの宿命である。

叫ぶ巨人を象った、青銅のメダリオン
咆哮とブレスを強化する
古い時代、巨人は黄金樹の宿敵であった
その轟く咆哮は大自然を荒ぶらせ
雪崩をおこし、炎を嵐としたという

『咆哮のメダリオン』の伝え聞き

2つ目は曇り川の中間に位置する『曇り川の洞窟』である。

【曇り川の洞窟で手に入る物品 ※順不同】
洞窟苔
キノコ
布の服
布のズボン

洞窟を道なりに進むと、生活感のある広い空間にポツンと宝箱が置かれている。

その宝箱を開ければ奥から『フーテンのパッチ』が現れ、戦闘状態へと突入する。

おやおやおや?
人様のものを、黙って持っていこうってか?
卑しい盗人なら、天罰が必要だなあ!
有り金全部置いていきな!

<彼を叩きのめす>

ま、待ってくれ!
降参!降参だ!

<更に殴る>

やめてくれっ!降参だと言ってるじゃないか!
話の分からない奴は嫌われるぜ!
無抵抗の者を傷つけるのかよっ!

<攻撃を止める>(『黄金のルーン【1】』を2個入手)

…ふぅ、分かってくれたのか、ありがてえ
最初から思ってたんだ、このお人は、話が分かるってな
ヘヘへへッ…
あー…
よく見りゃ、あんたも褪せ人じゃないか
いやあ、すっかり勘違いしちまったぜ
てっきり、亜人かなんかだと…な
とにかく、よくある不幸な誤解だな
そうと分かれば、お互いすっきりと水に流して、これから仲良くやろうぜ?な?

<許さないと答える>

おいおいおい…
どうしたんだ?あんたらしくもないじゃないか
不幸な誤解だったと、分かっているくせによ
まあ、いいさ

<水に流すと答える>

いやあ、あんた、本当に話が分かるな。いいことだぜ
俺はパッチ。フーテンのパッチだ
あんたと同じ褪せ人、旅から旅の流れ者だが
今はあいつら、落ちぶれた兵士崩れの追い剥ぎ団の、客人というか…
まあ、面倒をみてやっていたというわけさ
だがなぁ…、やっぱり、追い剥ぎ稼業は、危なっかしくてな
すっぱりとやめにして、商いでも始めようかと思っていたところなのさ
というわけで、また訪ねてきてくれよ
しっかりと準備しておくからさ
へへへへッ…

<パッチ商店の開店>

よう、あんた、待ってたよ
急ごしらえだが、見ていってくれよ
パッチ商店にようこそだ
決して損はさせないぜ

<追い剝ぎ団について聞く>

ああ、追い剝ぎ団は、すっぱりやめてもらったぜ
今のあいつらは、品物仕入れの専門さ
…まあ、言葉も何も通じないんだが
何だか俺とは、波長が合うみたいでな
見たところ敗残の雑兵みたいだからな
偉いさんに散々こき使われ、ゴミみたいに見捨てられた、大方そんなところだろう
…まったく、どこに行っても同じだなあ。クソッたれだ

<そこの宝箱について聞く>

ん?そこの宝箱が気になるのか?
そいつは、まあ…、特別な品さ
いつかお得意様への感謝の印として、考えているのだが
どうにも勿体ない気もしてきてなあ…
まあ、お得意様になってもらわないことには、どうにもな
あんたなら、分かるだろう?ギブアンドテイクだ、ギブアンドテイク

<宝箱を開けると転送罠が仕掛けられていた>(飛ばされる先はリムグレイブ東部にある霧の森)

おやおやおや?
あんたやっぱり、卑しい盗人だったのか
だったらこれは天罰だな。天罰!

<再び戻って話し掛ける>

あ、ああ…、あんた、無事だったのか
びっくりしたんだぜ。急に消えちまうもんだからよ
人様のものを無断で触った、天罰があたったんじゃあないか
まあ、俺はあんたを許す。これからは気を付けてくれよ
ともかく、無事でよかった
パッチ商店、見ていってくれよ

『フーテンのパッチ』との会話

口の減らない身勝手な男だが、穴底や崖下に突き落とされることも無いため、今回(?)は大目に見てやろうかと思う。

また、彼とは後に『湖のリエーニエ』や『火山館』で出会うため、その時も長話を聞かされる羽目になるだろう。

それと『竜に焼かれた廃墟』の転送罠だが、商店の品揃えを見ると盗品と思わしきものが相当数並んでおり、もしかするとあの宝箱に仕掛けたのはこいつではないのか?

しかも……貴重品である『マルギットの拘束具』を何故彼が持っているのだ?

【パッチ商店の品揃え】
鳥脚の黄金漬け(600)
扇投暗器(160)
マルギットの拘束具(5000)
祝福擬き(100)
ガラス片(100)
鉤呼びの指薬(1000)
爛れた血指(1000)
石剣の鍵(5000)
宣教師の製法書【2】(800)
パリングダガー(1600)
馬紋のウッドシールド(1000)
大矢(300)
バリスタボルト(300)
犠牲の細枝(5000)

3つ目は曇り川の最北に位置する『曇り川の地下墓』である。

【曇り川の地下墓で手に入る物品 ※順不同】
墓すずらん【1】
霊姿の墓すずらん【1】
根脂
失地騎士、イングヴァル(遺灰)

地下墓の最奥を守る主は『墓守闘士』であり、還樹の番人として訪れる褪せ人を狩る刺客の一人である。

墓守闘士は「蛇」と繋がりがあるため、黄金律に抗う者として狭間の地では忌み嫌われているらしい。

大量の蛇で飾られた青胴の兜
闘技場を追われた、闘士たちの装備
少々、敵に狙われやすくなる
蛇は、黄金樹の反逆者であるとされ
人々は、その傷つく様を喜んだ

『闘士の兜』の伝え聞き

ゴワゴワとした厚手のマント
地下の墓守の証
かつて、闘いをひきいた者たちは
闘技場を追われ、還樹の番人となった

『墓守のマント』の伝え聞き

他の地下墓と同様、ここでも黄金樹の根が伸びており、その根には無数の死体が張り付いている。

主に、地下の大樹根から採取できる天然樹脂
地上の木の側などで見つかることもある
アイテム製作に用いる素材のひとつ
その根は、かつて黄金樹に連なっていたといい
故に地下墓地は、大樹根の地を選んで作られる

『根脂』の伝え聞き

『大樹根』とは黄金樹の根を指しており、『根脂』は大樹根が伸びている地下墓で拾うことが出来るため、墓守闘士の後ろにある巨大な根は黄金樹の根で間違い無いだろう。

また、墓守闘士が落とす『失地騎士、イングヴァル(遺灰)』も、おそらく生前に還樹の栄誉を受けた者の一人であると考えられる。

霊魂の宿った遺灰
失地騎士、イングヴァルの霊体を召喚する
かつて、嵐の王の双翼として知られた一方
失地騎士となったイングヴァルは、祝福王の誘いを断り
王なき城を、長きにわたり守り続けた
そして、辺境の英雄となったのだ

『失地騎士、イングヴァル(遺灰)』の伝え聞き

イングヴァルは「嵐の王の双翼」と知られているため、かなりの実力者であった可能性があり、またその手腕を『祝福王』にも認められている。

……いずれにせよ、こんな寂れた地下墓で有象無象の衆と一緒に埋葬されるような騎士では無く、還樹という儀式の歪さを際立たせている。

<参考資料>


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