【考察用 エルデンリング史書】第三マリカ教会にて
祝福『霧の森のはずれ』より東へ進むと、廃墟となった『第三マリカ教会』が目の前に姿を現す。
教会の手前では巨大な剣を携えたトロルが待ち構えているが、腕に自信があるなら倒しておくと良いだろう。
余談だが、「第三」とあるように狭間の地には『第二マリカ教会』と『第一マリカ教会』があり、初期に建てられた第一マリカ教会は『巨人たちの山嶺』に存在すると言われている。
その名残なのか、トロルが教会前で行く手を遮るのは、過去の『巨人戦争』を思い出しての行動なのかもしれない。
また、教会の中央には『霊薬の聖杯瓶』と『緋色の結晶雫』が落ちており、手に入れると様々な効果を齎す『結晶雫』を配合することが可能となる。
教会の祝福で休むと、メリナが現れ「女王マリカの言霊」を教えてくれる。
「我が王よ、王の戦士たちよ。お前たちから、祝福を奪う。そして、その瞳が色褪せるとき、狭間の地を追放する。外に戦を求め、生き、そして死ぬがよい」
内容から我が王とは『最初の王、ゴッドフレイ』のことを指しており、褪せ人に至るまでの経緯が語られている。
マリカの語り口は如何にも高圧的であり、ゴッドフレイに対する信頼はすでに失っているようにも思える。
ここで資料に残る『第一マリカ教会』での言霊を以下に記す。
「戦士たちよ。我が王、ゴッドフレイよ。導きに従い、よくここまで戦ってくれた。あの頂に、巨人たちを打ち滅ぼし、火を封じよう。そして、はじめようじゃないか。輝ける生命の時代を。エルデンリングを掲げ、我ら黄金樹の時代を!」
第一から第三の教会建設に至るまで何が起こったのかは分からないが、初期の頃と比べ、マリカの王に対する心情は明らかに変化している。
……女王マリカは謎多き神だ。
愛する『黄金のゴッドウィン』が死んで後に狂人になったと噂され、『英雄ラダゴン』と同一神であると噂され……一方でゴッドウィン暗殺の黒幕はマリカであり、ラダゴンと一心同体では無いとまで言われている。
ここまで内情が錯綜する神も珍しい。
祝福の前で語るメリナでさえマリカの子供ではないかと……いや、この話はいずれ触れるとしようか。
<参考資料>
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