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【考察用 エルデンリング史書】リムグレイブの正統領主と自称するケネス・ハイト

リムグレイブの東にある『霧の森のはずれ』の祝福より更に東へ進むと、そこには瓦礫の上で何やら助けを求めている『領主の嫡男、ケネス・ハイト』と出会う。

…誰か!誰かいないのか!
我、ケネス・ハイトを助ける者は!
理不尽を廃し、正しい秩序に仕えん者は!
ああ、黄金樹よ!我にもたらしたまえ!

話し掛けてみる

…おお、お主、きてくれたのか
だが…
…いや、褪せ人とて、歓迎するぞ
貴い者ばかりが、正しい秩序に仕えるのではないのだから
我はケネス・ハイト。リムグレイブの正統、領主の嫡男だ
褪せ人よ、お主に頼みがある
ここより南、霧の森の先にある、我が砦を取り戻してほしい
ストームヴィルから派遣された騎士長が、愚劣にも、血に狂ってしまったのだよ

…何をもたもたしているのだ?
ここより南、霧の森の先にある、我が砦を取り戻すのだ
…ああ、そうか、報酬が気になるのだな
見くびるでないぞ。このケネス・ハイトは吝嗇ではない
見事、我が砦を取り戻した暁には、もちろん、大いに振舞おうとも

『領主の嫡男、ケネス・ハイト』との会話

如何にも貴族らしい横柄な振る舞いだが、「吝嗇(意味はケチ)ではない」と本人が語るに、報酬は其れなりに期待して良いだろう。

そして霧の森を抜け南へ向かうと、ゴドリック兵や亜人の残党で守りを固めた『ハイト砦』が姿を現す。

……
…猛っている。母を攫われた亜人どもが
どこにいらっしゃいますか、ケネス様
あの騎士は、血に狂っています…

『ハイト砦』を見上げて呟く霊体の語り

砦の入り口には『亜人の女王』の遺体が転がっており、恐らく「母を攫われた亜人」の母とは、この倒れている巨大な骸のことを指しているのだろう。

いずれにせよ、混乱の元凶となったのは上階にいる『血に狂ったゴドリック騎士長』なので、さっさと倒してしまうのが賢明である。

また、ハイト砦は重要な物品が幾つか落ちているため、慎重に回収することをお勧めしておく。

【ハイト砦で回収できる恵みの品】
デクタスの割符(左)
血の薔薇
放浪戦士の製法書【6】
戦灰『血の斬撃』
黄金の種子

黄金樹の描かれた割符のメダル
その左側の半分
2つの割符を合わせ、掲げることで
アルター高原とリエーニエを繋ぐ
デクタスの大昇降機を起動できる
右側の半分は、遥か東の地
竜塚のファロス砦に納められているという

『デクタスの割符(左)』の伝え聞き

砦を支配する騎士長についてだが、前回でも触れたように血の君主に仕える信者に影響を受けたのだろう。

血の君主の分け与える力、血盟戦技のひとつ
体を沈め、刀身に自らの血を纏わせ
血の刃で広範囲を切り裂く

戦灰『血の斬撃』の伝え聞き

血の混じった土壌に咲く、鮮血の薔薇
アイテム製作に用いる素材のひとつ
血の君主に仕える者たちが、特にこれを愛でる
来るべき王朝に、美あれ

『血の薔薇』の伝え聞き

騎士長が得意とする戦技『血の斬撃』の伝え聞きによると「血の君主の分け与える力」とあるため、亜人の女王を倒せるほどの力を得たのだと考えられるが、褪せ人の敵では無かったようである。

ああ、そうだ、ひとつ忠告しておこう
ゴドリックの褪せ人狩りに、気を付けたまえ
奴らは、お主たち褪せ人を、おぞましい、接ぎの贄としか考えておらぬ
…そもそもゴドリックなど、君主の名に値せぬ余所者よ
王都から、女どもに紛れて敗走し、ラダーンに怯えきって城に引き籠り
マレニアを侮り、敗れ、その足指を舐めて服従を誓う
まったくもって惰弱な、恥ずべき男よ
いかに名家とて、黄金の一族、ゴッドフレイの血は、いかにも薄いと見える
思えば憐れな男よ

『領主の嫡男、ケネス・ハイト』との会話

砦内ではゴドリック兵が中心となって褪せ人を襲うことから、ストームヴィル城の主である『接ぎ木のゴドリック』が放った刺客たちなのであろう。

ケネス・ハイトの話が事実であればゴドリックの評判は頗る悪く、騎士長が血に狂った原因も、己の主に愛想を尽かしたからだと邪推してしまう。

ハイト砦奪還後に話し掛ける

おお、お主、待っていたぞ!
我が砦は取り戻せたのか?
おお、そうか!騎士長は死んだか!
よくやった、よくやってくれた
お主を見込んで正解であった
…さあ、これは報酬だ
遠慮なく受け取るがよい

『黄銅の短刀』を受け取る

さて、我は砦に帰るとしよう
やることは沢山ある。まずは亜人たちと、交わりを再開せねばな
…お主、信じられぬといった顔だな
だが、黄金樹の元では、あのような亜人とて、交わる隣人となり得るのだ
正しい秩序は、卑しき者たちを見捨てぬのだからな
そしてそれが、リムグレイブの正統、ケネス・ハイトの使命なのだよ
お主も、とくと見ているがよい

ああ、お主、時にな…
我に仕えるつもりはないか?
お主には、見どころがある
我に仕え、黄金樹の正しい秩序を学ぶのなら
いつかその褪せた瞳に、祝福が戻ることもあるやもしれぬぞ
どうだ?決して悪い話ではないと思うが?

「仕える」と答える

おう、そうか
やはりお主には見どころがある
では、我が砦で待っているぞ
そこでお主を、我が騎士として叙するとしよう
…素晴らしい未来だ。黄金樹は我らを祝福せり、だな

『領主の嫡男、ケネス・ハイト』との会話

最初は褪せ人すら差別するかのような素振りを見せていたが、亜人たちとの交流を再開すると聞き、貴族には珍しく差別意識が他の者より薄いようである。

因みに彼を倒すと『黄金の種子』が手に入るため、根っから黄金律の信奉者であるのは間違いないだろう。

黄銅の刃に草紋の彫刻された短刀
黄金樹の王族が、平時に帯びる護身具
上質だが扱いの難しい武器であり
信仰によっても攻撃力が高まる

『黄銅の短刀』の伝え聞き

その後、ケネス・ハイトはハイト砦へと向かうが、その惨状を目の当たりにして自信を失ったかのような態度に変わる。

…ああ、お主か
見てきたのだろう?我が砦のあり様を
…王なき地とは、かくも酷いものなのか
探さねばならん。ゴドリックなどではない
リムグレイブの正統を託せる、正しく、強き王を

…期待してくれたお主には、申し訳ないが
このあり様では、騎士を叙する資格などない
このケネス‣ハイト、心から詫びよう
…私は、探さねばならん
リムグレイブの正統を託せる、正しく、強き王を

『領主の嫡男、ケネス・ハイト』との会話

……こうしてケネス・ハイトとの主従は一時断たれたが、後に彼とはストームヴィル城で出会うことになる。

<参考資料>


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