【考察用 エルデンリング史書】竜餐教会にて
『海岸の洞窟』の主である『亜人の親分』を倒して奥へと進むと、リムグレイブの西にある離れ小島に辿り着く。
孤島の中央には廃墟となった『竜餐教会』が現れ、石化した巨大な竜の前では赤々と燃えた篝火が置かれている。
この寂れた祭壇を調べると『竜餐の儀式』が行えるため、手に入れた『竜の心臓』を喰らい、竜の力を秘めた祈祷を我が身に宿すことが出来る。
竜の心臓を手に入れたくば、リムグレイブの中央に位置する『アギール湖』に向かい『飛竜アギール』を倒すと良いだろう。
だが序盤の相手としては難敵であり、トレントの扱いに慣れていない者は消し炭にされる恐れがあるため、おいそれと近付いてはならないと忠告しておく。
竜の心臓を手に入れた暁には、先にも述べた竜餐教会へと戻り、儀式を通して『アギールの炎』をその身に宿すことが出来る。
アギールの炎の伝え聞きにもあるように、飛竜の到来によって焼かれた亡者たちは二度と復活することなく絶命する。
褪せ人は、そうした歪んだ祈りに偶々巻き込まれてしまったというのが正しい見解であるかもしれない。
竜の力は古来より神聖なものとして扱われており、名だたる戦士たちは力の渇望により「竜の心臓を喰らう」という暴挙に出たため、その名残が竜餐の儀式となった。
しかしながら、竜の心臓を喰らい続ければやがてその強大な力に支配され、その成れ果てが地を這う土竜たちであり、未練がましく剣を振る様を見たならば哀れにも似た感情を得るだろう。
また、『ケイリッド』の南には『大竜餐教会』があり、ここでも竜の心臓を捧げることで祈祷を得ることが出来るが、手前には竜餐の儀式を行う者を狩る巨大な竜が待ち構えているため、未熟な褪せ人は決して近寄ってはならない。
その竜の恨みたるや尋常ではなく、例え全身が腐敗で穢されようと死力を尽くして襲い掛かって来るため、戦って勝とうなどとは努々思わないことだ。
<参考資料>