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【考察用 エルデンリング史書】竜に焼かれた廃墟を徘徊する亡者たち

飛竜アギールの討伐へ向かう際、リムグレイブ中央に位置する湖の探索を続けていると『竜に焼かれた廃墟』が目の前に現れる。

廃墟のあちこちに貴人や野良犬がうろついているが、時々「アギール、アギール」という声が聞こえるため、どうやら飛竜アギールを信奉し、その身を竜炎で焼かれたがる狂人たちの呻き声なのかもしれない。

竜餐の祈祷、その高位のもの
飛竜アギールの力を振るう技
己が姿を竜となし、上空から炎のブレスを吐く
タメ使用で、ブレスを吐く時間が延び
ジャンプ中にも使うこともできる
リムグレイブの湖では、亡者たちが空を見上げ
その竜炎に焼かれ死ぬことを祈っていた

『アギールの炎』の伝え聞き

実際に、廃墟から湖北西の島付近に向かうとアギールが飛来し、櫓を囲んで虚空を見つめていた貴人たちが轢き殺されてしまう。

轢き殺された者は二度と復活しないため、祈りの力は斯くも恐ろしいものだと背筋に寒気を覚えることだろう。

金刺繍で彩られた上質の服
王都の貴人たちの旅装束
ひどく色褪せ傷んでいる
破砕戦争の後、故郷を捨てた彼らは
やがて、さまよえる亡者となった
死なぬだけの長生の果てに

『貴人の服(軽装)』の伝え聞き

亡者は死ぬことなく永遠に狭間の地を彷徨っているが、ここでふと疑問の文字が頭に浮かぶ。

褪せ人によって討伐された者は、祝福を通して復活するか二度と復活しないかの二択になるが、これはどう考えても奇妙であり不自然ではないのか?

私は狭間の地における「生命の循環」を研究している者だが、循環する者としない者の判別が未だに分からない。

この地を訪れる褪せ人よ、おまえたちは祝福の恩恵により永遠の復活を繰り返しているが、どうしてそこまで生命の手綱を握ることが出来るのだ?

黄金樹に導かれた褪せ人たちの本当の目的とは何だ……もしかしたら彼らは『死のルーン』をその身に宿し、復活する者としない者を己の都合で選り分けているのか?

――あくまで推測の域ではあるが、想像しただけでも冷や汗が出る。

彼らが王となった暁には生殺与奪の権利をすべて握られ、恐怖による王権支配の時代が始まることを意味するからだ。

いずれにせよ研究は続けなければならない……褪せ人よりも先回りして知識を養い、恐怖支配から逃れる術を見出す必要がありそうだ。

――話を『竜に焼かれた廃墟』に戻すとしよう。

廃墟には地下室が二つあり、一方には宝箱が置かれ中身を見ると『ツインブレード』が入っている。

刀身を柄の両端に配した両刃の剣
高い技量を要求される、扱いの難しい武器
片手で振るうこともできるが
両手で持ち、回転を駆使した攻撃で真価を発揮する

『ツインブレード』の伝え聞き

ツインブレードは扱いの難しい武器であるため、技量を鍛えねば相手に掠り傷すら与えることも出来ないだろう。

またもう一方の地下室だが、宝箱を守るかのように鼠が大量発生しており、しかも宝箱には罠が仕掛けられ『サリアの結晶坑道』へと飛ばされてしまう。

サリアの結晶坑道は、まだ見ぬ『ケイリッド』の地にあるため、坑道を徘徊する『腐敗の眷属』や『結晶鉱夫』は強敵であり、戦うのを避けるのが無難であると思われる。

霊魂の宿った遺灰
腐敗の眷属の霊体を召喚する
カサカサと蠢く生白い蟲の霊体
粘つく糸を分泌し、敵を攻撃する
腐敗の女神の眷属であり、見捨てられた眷属でもある

『腐敗の眷属の遺灰』の伝え聞き

間違っても坑道の主である『降る星の獣』には挑まぬことだ、叩き潰されるのが目に見えている。

何故ケイリッドの果てにある坑道に飛ばされたのかは分からないが、宝箱に罠を仕掛けた人物はかなり底意地が悪いのだろう……こんな面倒に付き合わされるのも旅の醍醐味といったところか。

<参考資料>


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