「ゲーミングPCでええじゃないか」論争を起こすSONYの『PS5 Pro』の高過ぎる価格ついて😩
SONYさん大丈夫?高過ぎるよ『PS5 Pro』
先日発表されたSONYの『PS5 Pro』ですが、さっそく価格についてSNSで論争が続いております。
何せ11万9,980円(税込み)ですからね~、さすがにユーザーからすると「高過ぎる!」といった印象が強いと思います。
つい最近では『PS5』も値上げが行われましたので、SONYって価格設定がバグってないか?と、心配になる状況ですわ。
『コンコード』爆死の埋め合わせに本体の価格を釣り上げてるとか不穏な噂も聞きますが、定かではないにせよ8万円以上のコンソールにポンポン手を出せる人は一握りかもしれません。
私のような古いゲーマーからすると、ゲーム専用コンソールの適正価格(デッドライン)は3万9,980円ではないかと。
はあ?と思われるかもしれませんが、それ以上の価格になるとお子さんのいる家庭は買うのに躊躇しますし、学生さんでもアルバイトを1ヵ月頑張ってギリギリ購入できるかできないかの値段です。
つまり、PS5製品は「低年齢層、若年層」を確実に切り捨ててる価格設定なんですよね。
ゲーミングPCが売れている現状において性能面で負けたくない気持ちも分からんでもないですが、あっちはWindowsがベースなので、そもそも「ゲーム専用」ではないのですよ……その時点で色々と不利になっていることをSONYは気付いて欲しい。
……これについては後述します。
またしても「ゲーミングPCでええじゃないか」論争が
PS5 Proが12万円するコンソールと判明したため、SNSでは「ゲーミングPCでええじゃないか」というコメントが溢れています。
PS5 Proと同等の性能でPCを組むと30~40万円以上になるぞ!だから12万円は安い!という意見もあるかと思いますが、問題はそこじゃないような気がします(↓以下は参考までに)
皆さんはゲーミングPCについてどのような印象をお持ちでしょうか?
私のゲーミングPCの定義は「ゲームを快適に遊べるようチューニングされたWindows PC」です。
自動車で例えるなら【PS5 ProはF1】、【ゲーミングPCは日産のGT-R】としましょう。
A地点からB地点へ向かう場合、F1とGT-Rが競ったら早く着くのは当然F1です。
……しかしながら、F1は公道を走ることができないデメリットがあります。
レース場という枠組みの中では最大限の力を発揮するF1ですが、東京から大阪へ行きたい場合は公道を走れるGT-Rという選択になります……また、GT-Rはレース場も走ることが許可されています。
つまり、PS5はあくまで「ゲームに特化したコンソール」であるため、ゲーミングPC(Windows PC)のようにプログラムを組んだり、動画や画像を編集したり、絵を描いたり、作曲したり、ブログやSNSを投稿するなどといった作業が快適に行えません……PCにはそれだけの付加価値があります。
そこで「うるせえ!ゲームに特化してるならそれでいいだろ!」となりますが、8~12万円という価格がここで大きな壁となるはず。
はっきり言っておきたいのは、主役はコンソールではなくソフトなのです。
本体がなければそもそもゲームが遊べない、でも8万円以上もする商品を買うことができない、じゃあ諦めるしかないなという流れになりませんか?
ゲーミングPCに対抗するため「Pro」と付け加えて新商品を開発するのも良いですが、ソフトの話題が追い付いていない状況で発売されてもユーザーが戸惑うのは目に見えています。
またSONYの社運を懸けた『コンコード』の爆死についてですが、ポリコレだ何だと騒がれている前に、そもそも「そんなゲームが発売していたんだ、知らなかった」というのが正直なところです。
発売初日に同接が1,000人を切っているなんて話題にも上らなかった証拠だと思います……それだけ【プレイステーション・ブランド】のユーザー離れが深刻なのではないかと。
ファミコンより息の長い驚異のコンソール『Nintendo Switch』
他社を持ち上げて一方を叩くような言い方は好きじゃないですが、事実ベースで話すと、どうしても比較せざるを得ないのがNintendoの市場戦略です。
先日、ファミコンより息の長いコンソールとなった『Nintendo Switch』ですが、7年前の商品ということもあり、当然ながらグラフィック性能はPS5と比べてかなり落ちます。
ですが、今週のソフトの売り上げを見てみましょう。
※集計期間:2024年8月26日~2024年9月1日
けっこうPS5のソフトが入っとるやんけ……と、思われるかもしれませんが、上位の『ガンダムブレーカー4』はPS5専売ではありませんし、この中で最もPS5のグラフィック性能を活かしている作品は『スター・ウォーズ 無法者たち』の一本だけだと思います。
驚異なのは12位以下で、なんと30位まですべてSwitchのソフトで埋め尽くされています。
SONYとは対局に位置するNintendoの市場戦略ですが、あくまでソフトが主役だという姿勢は、見ていて清々しさすら感じさせます。
また、『Nintendo Switch 有機ELモデル』の価格は37,980円と、4万円を超えることなくお財布にも優しい。
Nintendoのすべてが正しいとは言えませんが、こう差を開けられているとSONYはもう少し危機感を持った方が良いような気がします……低価格のコンソールをリリースするとかね。
国内ではすっかり影を潜めている『Xbox』にしても、Windows OSを搭載したゲームコンソールを開発しているなんて噂もあり、もし本当ならゲーム市場の勢力図が一気に塗り替わる可能性があります。
現実的に「Proはさすがに買えない」という方がSNSでも増えているため、SONYにはマーケティングに力を入れ、ユーザーの声をもっと聞いて欲しいと思います。