【考察用 エルデンリング史書】ファルム・アズラの謎
『エレの教会』より北の林の中を進むと、そこには『林脇の洞窟』が現れ、洞窟の中では狼たちが暗闇に潜んでいる。
【林脇の洞窟で手に入る物品 ※順不同】
ヒビ壺
洞窟苔
灯り石
黄金のルーン【1】
銀色ホタル
炎竜印のタリスマン
ここで得る装備品『炎竜印のタリスマン』だが、最奥にいる洞窟の主を倒さねば手に入れることができない。
その主の名は『ファルム・アズラの獣人』である。
初めて聞く「ファルム・アズラ」という名前だが、現時点では地名なのか建造物なのか、もしくは信仰の対象なのか褪せ人は知る由もない。
炎竜印のタリスマンに関わる歴史書を紐解くと『王』、『古竜』という言葉が散見され、また「黄金樹なき先史時代」とあるように、この装備品は黄金律を掲げる以前から存在していた可能性がありそうだ。
そんな貴重品を何故この獣人が所有しているのだろうか?
数少ない資料から「獣人には、人の及ばぬ知があるのだろう」と記されてはいるが、彼らがまともな文明を築いていたかは疑わしく、野蛮な印象を取り払うのは極めて難しい。
獣人は全身が毛で覆われており、口を開ければ無数の牙が生えているため、まさに獣のように凶悪な存在であることが一目で分かる。
また大刀を使いこなし素早く動き回るので、序盤の対戦相手として苦戦は必至であり、振り下ろした大刀を盾で受ければ大幅に耐久力が失われ、そのまま体ごと吹き飛ばされてしまう。
一方で「獣の性」なのか火や毒が苦手なので、属性攻撃を中心に立ち回れば勝てる確率も上がるだろう。
勝利後に周囲を見渡すと無数の死体や骨がそこかしこに散らばり、獣人の口元にも大量の血が付着しているため、この洞窟で何が行われていたか容易に想像できる。
――もし「ファルム・アズラ」が獣人たちの住まう文明や地名の名であれば、そこには世にも恐ろしい光景が広がっているのかもしれない。
そして不思議なことに、狭間の地の東にある『ケイリッド』には『ファルム大橋』という橋が架けられており、その上では大型の翼竜が褪せ人たちの行く手を遮っている。
ケイリッドは狭間の地において最も地獄に近い場所であり、『竜塚』と呼ばれる翼竜たちの群棲地があるため、古竜と何かしらの繋がりを感じさせるが、今の時点で獣人と関係しているかは分からない。
いずれにせよ、何故この獣人がリムグレイブの洞窟にいたのかは謎であり、「ファルム・アズラ」という言葉を聞くのも先の話になるので、しばらくは謎のまま保留にしておこうと思う。
<参考資料>