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2023年一般NISA投資戦略 【初心者の方へ】 投資をサッカーに例えてみた⚽️


 2024年から新NISAが始まりますが、投資は早く始めたもの勝ちです。また、現行の一般NISAと2024年からの新NISAは併用可能なため、来年から始めれば、600万円(5年間)+1800万円(無期限)=2400万円分の非課税運用が可能となるようです⁉️来年からNISAを始めようとしている投資初心者の太郎君(仮名)に、一般NISAへの投資の仕方を解説します。ワールドカップの後なので、ポートフォリオをサッカーチームに例えてみました

①円/ドル資産を半々で保有

為替の影響を考え、日本株/米国株を60万円ずつ投資するように計画します。投資は分散が大切です。【投資格言】『卵は一つのカゴに盛るな』という様に、為替、株式、債券、コモディティ、時間と色々分散し、リスクに備えます。
2022年1月には1ドル115円だったのが、10月に150円を超える円安ドル高になりました。こういうときに、円資産だけを保有していると相対的に資産が減りますが、ドル資産の価値が上がりますので、緩衝されます。
ドル資産に関してですが、ドルを予め$4444(135円/$換算で60万円分)持っていたら話しは別ですが、円→ドルの両替は一気に行わず、時期を分けて行います。

②ポートフォリオ

保有する(保有を予定している)資産の組み合わせやその比率のことをポートフォリオと言います。株式投資は自分の資産の一部を会社に投資して働いて貰う事です。一つの会社に一括投資してしまうと、その会社が倒産すれば、資産は0となりますので、色々な国の色々なセクター(職種)に分散してリスクを減らします。ポートフォリオはサッカーチームの選手構成みたいなものです。そして、太郎君はそのチームの監督です。年令や世界情勢、リスク許容度により、より攻撃的で行くか、守備的に行くかは監督の判断になります。ちなみに、日本人の大事な年金を預かり、運用している年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、当然守備的なポートフォリオを組んでいます。外国株式:日本株式:外国債券:日本債券=1:1:1:1で運用しており、年間3.47%利益を上げています。

年金積立金管理運用独立行政法人・公式サイトより


 私の尊敬する元ウォール街のトレーダー・高橋ダン師匠は株式:債券:コモディティ=40-60%:10-30%:20-40%を推奨しております。サッカーで言うと株式=フォワード(FW),ミッドフィルダー(MF)、債券・コモディティ=ディフェンダー(DF)でしょうか。株式(FW)で点を取りにいき、債券・コモディティで攻撃に備え、失点を防ぐ。太郎君は若いので、攻撃的に株式:債券:コモディティ=70%:10%:20%くらいで良いのではないでしょうか?

高橋ダンHPより


③投資先(株式、商品)について

 まず、株式の投資方法ですが、企業、ETF、投資信託という選択肢があります(詳細は割愛します)。日本の株式は100株(単元株)から、米国は1株から購入できます。60万円の中で日本の単元株を買うと、分散できないので、マネックスにはワン株という一株から購入できるので活用しても良いですね。あまり企業の情報や株価を見る時間がない人は、投資信託で積み立てる『ほったらかし投資』も良いです。投資信託にはパッシブ運用とアクティブ運用があります。パッシブ運用はS&P500や日経平均などの指数に連動したもの、アクティブ運用はファンドマネージャーが戦略を立てて運用したものです。運用成績は概ねパッシブ>アクティブですし、長期で積み立てると手数料が安いパッシブ運用が有利です。投資信託は毎月コツコツ積み立てるので、右肩上がりの指数を選べば、派手ではありませんが、資産が増える可能性が高いです。ETFは少額で分散投資ができますし、好きな時に売買できますので、是非ポートフォリオに含めた方が良いです。※投資信託やETFに投資する際は、必ず投資目論見書を必ず一読して下さい。

④具体的な投資銘柄(企業、銘柄、ETF、投資信託)

 株式投資ですが、FWはやはり点が取れる強い選手を選びたいですね。ただ、成長性の高いグロース株は強気相場ではグングン上がりますが、弱気相場ではドンドン下がります。現状の弱気相場では、米国のGAFAMのようなハイテク株は比率を下げた方が良いです。

【投資信託】

S&P500指数に連動したものがお勧めです。S&P500は、米国の約500銘柄(約80%の時価総額比率)で、代表的な株価指数の1つです。米国はGDP世界1位ですので、こちらに乗っかるは間違いないです。
例:eMaxis Slim米国株式(S&P500): 三菱UFJ国際投信

【ETF:米国編】

2023年は引き続き弱気相場が継続し、景気後退となることが予想されます。こういった時期にはディフェンシブなセクターやバリュー株、高配当株の成績が良いとされています。
バンガード・米国高配当株式ETF(VYM):米国の高配当株式に投資するパッシブ運用。経費率:0.06%、配当:2.86%。

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG):米国の国債・社債に投資するパッシブ運用。経費率:0.04%、配当:5.52%、毎月少額の配当が入ってきます。

【単株・企業:米国編】


アップル(AAPL):時価総額世界No.1、株式投資の神様・ウォーレン・バフェット氏(バークシャー・ハーサウェイ:BRK)が40%保有。現在、株価が下がっているため、購入チャンスです!

【単株・企業:日本編】

弱気相場では、日本のバリュー株が有望です。
三井物産(8031):バフェット氏も2022年追加投資をした総合商社。エネルギー関連に強み。配当;3.35%。2021年に購入して、+34%、私のポートフォリオのエースストライカー!!
三井住友FG(8316):3大金融グループ。傘下の三井住友銀行はメガバンクの中で、一番経営が上手くいっている銀行です。2022年秋に購入しましたが、+28.5%で、私のポートフォリオのツートップです!配当;4.30%
東京海上HD(8766):メガ損保でNo.1!! 海外旅行の際には空港で、東京海上を探して入ります。配当3.49%
三越伊勢丹ホールディングス(3099):円安で海外からの旅行者増加にて有望なインバウンド銘柄。私は伊勢丹を使うので、株主優待も利用。

【ETF:日本編】


NF・外国債ヘッジ無ETF(2511):日本以外の先進国の債券に投資するパッシブ運用。配当2.62%、売買単位10口から。為替ヘッジありのものもありますが不要です。AGGも同時に保有していれば、自分でヘッジをしていることになります。

純金上場信託(現物国内保管型)(1540):コモディティ・金のETF。経費率:0.44%、配当なし。1054口で現物と交換できる。

⑤時間分散

 2022年のNISA投資ははやる気持ちを抑えきれずに、1-3月に多くを投資してしまい、弱気相場だったため、年初に投資した大部分は下がってしまい、損切りが多く出てしまいました。時間分散が大事ですし、時期により相場は動きますので、単株やETFは例えば30万円ずつを4半期に振り分けて投資するのが良いと思います。投資する銘柄をある程度決めて、下がった局面で投資するのがベストです。時間分散の面では投資信託が手軽です。S&P500の投資信託に毎月3万円ずつ、年間36万円がお勧めです。色々本を読んでみるのも良いですが、実際に少しずつ投資をしてみることが一番勉強になります。
Good Luck!
 
本日のドル円確認
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