【灰】6.歴代の好きジャンル 人格形成セルフノスタルジー
嵐の中も踊ってく、計画性が無さすぎる方の灰です。
土日祝日休みの民なのですが、平日に書けるかな〜と期待しても難しいですね……月曜から金曜までずっと息継ぎなしで泳ぎ続けているようで、やりたいことをやれない自分にがっかりして更に落ち込んだ一週間でした。交換日記を初めて今回で6本目の記事ですが、今までで1番ギリギリの滑り込みとなってしまいました。
冒頭から懺悔タイムになってしまいましたが、前回私からの執筆に関する質問についてのMiraiさんの回答、額に入れて部屋に飾りたい……「そのとき気が向いた作業をする」という言葉に励まされます。
さて今回のテーマ。Miraiさんの豊かな経歴素晴らしかったな〜!私の番は何を書こうかワクワクしていたのですが、作品もアーティストも俳優さんも、この世に好きな存在が沢山いすぎて…厳選するのが難しい!あと、Miraiさんと私の「歴代好きジャンル」が結構違うなとも思います。それも面白い!
初回記事で我々の「今あついもの」を書いた時、今の私はとにかくミュージカルが好きで仕方ないと語り、半年弱が経過しても変わらずそのまま。そして、宝塚を含めて観劇自体が社会人になってからの趣味となります。
ですので、今回は「ミュージカルオタクになるまで、特に社会人になるまでの人格形成に影響を及ぼすほど好きだったジャンル(人、作品など)」で絞って書いてみます。
それにしても、自分の歴史を赤裸々にかかるの、少し照れますね!笑
①美少女戦士セーラームーン
人生のテーマソングは『乙女のポリシー』(Rシリーズのエンディングテーマ)です。リアタイしてたシリーズはもう少し後のSとかSupers以降かな…
好きになった理由は、物心ついた時からもうそばに居たから。今でも好きな理由は、懐かしいから。今だから刺さるキャラクター像があるから。守りたいもののために頑張ってる子達を見ると励まされるから。シスターフッドを始めとした色んな関係性に胸が熱くなるから。
あの頃アニメをリアタイしたり原作漫画を読んでた世代が今大人になって、自由に好きなものを買える状況。その状況こそターゲットにされてるのだと思うけど、企業とのタイアップや、スマホ関連の商品の発売など、令和にセーラームーンの供給が沢山あるのが嬉しくて!
今気になるのはこちら。平成に生まれたセーラームーンが令和に生まれた新しいハートポーズを次々と決めてくれてるのエモすぎる。この作品が長く愛されてる証拠だね!
セーラームーンミュージアムにも行きました。2016年と2022年の開催回に行けたのだけど、今回の記事のサムネに使用した写真も、2022年の会場となった六本木ミュージアムの外観。武内直子先生の作画ビジュアルにはやっぱり何も叶わないよ…って改めて思う。
みんな大好きウラヌスとネプチューンにも衝撃を受けた世代で、前にNHKで放送されてたセーラームーンのキャラクター投票の番組でウラヌスが1位だったのも、時代が彼女に追いついたんだなと感じたな。
でも推しセーラー戦士はジュピターです。
カードキャプターさくらや少女革命ウテナも大好きだし、漫画繋がりでのだめカンタービレについても書きたかったけど……今回は割愛!
②メリー・ポピンズ
ミュージカルを好きになった原点。
子供の頃、自宅で見ていたディズニーのビデオの中でも(比喩とかでなく本当に擦り切れるタイプのビデオ。懐かし!)、他の作品とは違って実写とアニメーションの融合によって世界が広がるこのメリーポピンズが衝撃だった。そして、とにかく楽曲が好きだった!他のディズニー作品もこの時期に親しんでいたおかげで、今は劇団四季のディズニーミュージカルを楽しんでる。
社会人になって宝塚ファンになって、好きなタカラジェンヌが退団後にメリーポピンズ演じてくれないかな〜なんて思ってたら日本でもミュージカルが上演されることが決まり、結局メリーポピンズは違う俳優さん達が演じたたけど、ミュージカル版にもしっかりハマりました。
楽曲の力やメリーの魔法に久しぶりに触れて涙腺を刺激されるだけでなく、友達以上恋人未満であるメリーとバートの関係性もたまらないんだ、という作品自体の魅力も再確認できた。
③怪盗クイーンシリーズ
小学生時代の後半は青い鳥文庫と共に生きて、当時愛読していたはやみねかおる先生の夢水清志郎シリーズと松原秀行先生のパスワードシリーズがコラボした一冊によって、怪盗クイーンが初登場。そこからシリーズ化され、青い鳥文庫なのに小学生が登場しないの?年齢不詳、かつ法に守られない怪盗が主役?って当時は衝撃で、K2商会さんの耽美なイラストも相まって、そしてはやみね先生による濃厚なキャラクター設定がどれも胸踊るものばかりで、漫画を読むようなわくわくする気持ちで“赤い夢”の中に潜り込んでいた。人生に必要なのはC調と遊び心!
男性なの?女性なの?どっちも?どっちでもない?って読者の立場でクイーンに翻弄されつつも、型にハマらずに生きる自由さを教えてくれ、そして性別を超えていく姿に引き込まれたことが、後に私をヅカオタに、そして結果的に男役のファンにさせてくれるまでの土壌を間接的に耕してくれてたんだろうな。
そんなキャラクター像に影響され、宝塚で上演してほしいな〜なんて願っていた頃になんとシリーズ第1作目がアニメ化されることに!2022年に映画館で上映!しかもクイーンの声優が元宝塚トップスターの大和悠河さんという公式とがっつり握手したくなる適役!そしてジョーカーが加藤和樹さん!大人になってからの趣味「観劇」でお馴染みの俳優さんがお名前を連ねるこの展開、非常に熱いです… 原作の中で好きな巻の『怪盗クイーンの優雅な休暇』のアニメ化も発表されたので続報が待ちきれないよ〜!
この記事を書いてて思うけど、いわゆる推しカプが多いなと。ウラヌスとネプチューン、メリーとバート、そして今作のクイーンとジョーカー… “関係性”のおたくなんですよね。
④天海祐希さん
人生初の「推し」だと思います。推し、というか崇拝レベルで憧れていて、今も大好き。テストやだな〜受験やだな〜でもこれが終わったら天海さんの新しいドラマが始まるから頑張ろうって思えてたし、日々しんど〜って思う時は天海さんのこれまで出演番組の録画を見返すことも多くて、究極の特効薬と化している。
もう約20年前になるのかな?衝撃作『女王の教室』で、本編の厳しい阿久津真矢先生と、エンディングで笑顔で踊る、役を解いた天海さんとのギャップに心掴まれたのがきっかけ。当時は宝塚のことを知らなくて、むしろ当時リアタイ中に家族が「さすが元宝塚」って言ってたことで、歌劇団のことを知った。敬愛する望海風斗さんも天海さんのファンであることは有名で、宝塚時代の天海さんに恋に堕ちたことで望海さんは宝塚を目指すことになったけど、私の天海さんとの出会いはお茶の間で、宝塚を退団されてしばらく経った後でした。天海さんと望海さんといえば、何度でも貼りたい昨年の読売演劇大賞授賞式!
天海さんが先生を演じてたから先生になりたかったし、弁護士にも、刑事にもなりたかった(ガチ)。結果的に何にもなれてないけどね!
ここでも“関係性”のおたくアピールだけど、『BOSS』で天海さんが演じた大澤絵里子と竹野内豊さんが演じた野立信次郎の元バディの関係も好きだったな…色んな役で“強い女“イメージを世に印象付け、理想の上司ランキングもいつも上位にいた天海さんだけど、強いだけじゃない、弱い人物像だって曝け出してくれた『GOLD』も個人的に大切なドラマ。
長年テレビで追いかけていた俳優さんに、画面を通さずに会いにいく。初めて観劇できた天海さんの舞台は劇団☆新感線の『蒼の乱』。映像作品と並行して、今でも舞台に立ってくださることが本当に嬉しい。
そして!来月開幕の『桜の園』では、今追ってる井上芳雄さんとの共演!まだ夢見てるみたいだけど、こんなことってあるんだなぁと。
⑤DREAMS COME TRUE
とある年の紅白歌合戦を見てて、改めてドリカムって曲がいいし吉田美和さんって圧倒的に歌上手いな〜ってなり、近所のTSUTAYAでアルバムを借りて、また次のを借りて…ってやってたらいつのまにかイントロクイズの早押しで全問正解できるくらいには楽曲が自分の中に取り込まれていった。世代ど真ん中というわけではないけど、通学時の満員電車の中でずーっと聴いてた。初めてライブに行けたのは、『何度でも』を何度も聴いていた東日本大震災から約半年後に開催された『史上最強の移動遊園地 DREAMS COME TRUE WONDERLAND2011』!北海道旅行の際には、吉田美和さんの出身地である北海道池田町に作られたミュージアムに念願叶って足を運ぶこともできた。
ヅカオタだった頃、星組元トップ娘役の妃海風ちゃんのミュージックサロンで『うれしい!たのしい!大好き!』を歌ってくれて、その会場に相手役のトップスター北翔海莉さんがいる…という状況が爆誕したことを当時のTwitterでレポを読んだ時非常に胸熱で、この時に初めて「好き(ドリカム)と好き(宝塚)の融合って起こり得るんだ」と知った。
Xには書かなかったけど、今年9月のライブにも参加しまして…
久しぶりに「吉田美和ー!」って叫べたのが嬉しすぎた。ところでこのライブはムーランルージュ大阪公演期間だったので、ライブには梅田芸術劇場での観劇翌日に直接行って、翌日はまた梅芸へ日帰り遠征するという大充実の行程でした。そろそろどこでもドアを授けてくれても良いんだよ、ドラえもん?
歴代の好きジャンル=自分の味方
他のアーティストやシルバニアの赤ちゃん達のことも書けばよかったかなと思いつつ、絞りきれないのでそろそろまとめに。
ここまで書いてきた「歴代の好きジャンル」の共通点ですが…
・バディやチームものであること
・今も好きなこと
かな!
そして、奇跡のような“好き”と“好き”の融合ってあるんだということも知った。好きな作品にミュージカル俳優さんが声を当てたり、好きなアーティストの曲をタカラジェンヌが歌ったり、ずっと好きだった俳優さんが今好きなミュージカル俳優さんと共演することになったり。
これは自論だけど、柱が多ければ多いほど人生は楽しい。太い柱を追うことで他の柱が追いきれなかったり、太い柱自体も全てを把握できないこともあるけど、気持ちを熱くさせてくれる存在のおかげで人生も潤う。そして「昔好きだったもの」に触れることで得られるノスタルジーも、今の自分を奮い立たせてくれるような気もしています。沢山好きなものがあると、自分の味方が沢山いるようでかなり心強いんだ。
交換日記を始めてもうすぐ半年…質問コーナー!
ご質問の「『劇場での観劇』以外で、最も触れる機会の多いエンタメ媒体」ですが、私の場合は映像サブスクです!座ってゆっくりする余裕がない時でも、何かしながら心をほぐしたい時に、ご飯作りながら、食器洗いながら、お風呂入りながら、ドライヤーしながら、iPhoneをそばに置いて、WOWOWオンデマンドで芳雄さんの番組を再生したり、TVerでドラマを見たりしています。
ただ、隙間時間に楽しめる便利な反面、本当はテレビで見たいけどやむを得ずiPhoneで片手間で楽しんでる状況も否めなかったり、デジタル依存症とも言えるかもしれないな、という複雑な気持ちもあります。
Miraiさんは観劇以外で触れるエンタメとして最も多いのが書籍とのことで、シンプルに憧れます…!昔はもっと本を読んでいたのに…日常的に片手に持ってしまっているiPhoneはどこかに置いて、紙媒体に触れる癖をつけたい。
そんな話題に続いてMiraiさんへの質問ですが、読書の時はブックカバーなどは使われていますか?私はいくつか持っていて外出時は使っていたのですが、日常的に読書されている&持ち物がおしゃれなMiraiさんの読書スタイル、とても気になります…!
今回は以上です。ありがとうございました!
来月は…もう12月!今年が終わってしまう!ということでテーマは「2024年エンタメまとめ」、Miraiさんの記事を12/1に更新予定です。お楽しみに!