OWV 1st Anniversary Talk & Live AWAKE 1部
2021年4月11日、豊洲pitで行われたOWVの初ワンマンライブ 【 OWV 1st Anniversary Talk & Live AWAKE 】の1部に行きました。こういった文章を書くのが初めてで、でもこの昂る感情をどうしても残しておきたくて、まとまらないままの当日メモをほぼそのまま載せています。内容は大まかに触れる程度でほとんどが主観的な感想です。当方本田くん推しなので若干言及が多いです。
青が目に染みるような澄み渡る晴天の日。少し遅めに到着した会場周りには既にたくさんのお客さんがいて、ここにいる人全員同じグループを応援してるんだなと思ったらすごく不思議な気持ちになりました。メンカラの服や公式パーカーが多い印象。20代くらいの若い人がメイン層っぽいけれどもちろんそれより上の年齢層の方も、親子連れや男性の方もいらっしゃいました。
開場後早めに入ったけど15分くらいは押してたかな?
影ナレが話し始めたとき会場がざわついたのを覚えています。それは紛れもなくリーダーの本田くんの声で、その後勝就くんが噛んだり内容を間違えてみんな声を殺して笑ってました。私はというと、初めて推しの肉声を聞いた衝撃で硬直してました。まだ彼らがそこに存在するという感覚が希薄だったのです。
その後また結構経ってから暗転、OP映像が流れてからパステルカラーのジャケット姿のメンバーが出て来ました。そこで初めてああ本当に4人は存在してるんだ目の前で喋ってるんだ…って実感して、ペンラを持つ手がちょっとだけ震えてて。
でもいざ4人が話し始めたら配信や番組で見てる4人のテンポ感、温かい雰囲気で徐々に緊張がほどけていきました。初めてなのにホッとするというか…。
本田くんの誕生日の話題のときに赤のペンラの海を見せて上げられたのは本当に嬉しかった…これから先彼の記憶にずっと残ってくれると嬉しいなんて、おこがましいかもしれないけど本気でそう思ってしまいました。
ペンラを使ってアンケートをとるコーナーはまさにライブでしかできないことだから同じ空間にいるんだなって実感が更に沸きました。今までにこういう現場の経験がなくて、ダイレクトに反応を伝えられるのってこんなに嬉しいんだって初めて知りました。
でもごめんなさい、浦野くん佐野くんのクイズはちょっとわからなくて周りをみてペンラあげてました(懺悔)。
ことあるごとにバースデーボーイだから仕方ない、ってみんなに甘やかされる本田くんに笑ってしまったし、そんな世界線にああ幸せだなって何度も思いました。番組の時と比べて…っていうのはあまり好きではないんだけど、あの時からは考えられなくて。
ボケまくって3人にツッこまれてご満悦な本田くんは本当に本当にかわいかったし、楽しくて仕方ないんだな~っていうのがひしひしと伝わってきてとにかく優しい空間でした。
金髪に黄色のぶかぶかジャケットでずっと幸せそうな笑顔の浦野くんは誇張抜きに天使に見えたし、
勝就くんはいつでもキャラの通りというか、ナレーションで噛んだり罰ゲーム食らったりで結成の日に思ってた姿と全く違う一面をこの1年で知れたことがすごく感慨深かったです。
佐野くんは自分の座ってる側と逆で遠かったのと色味や身長もあって幻の存在みたいな、儚く美しい妖精みたいな感じでした。でも冷静にツッこんだり話を軌道修正したりしててこの人がいないと成り立たないなって。
あとで配信アーカイブを見返したんですけど当然画面に映ってない部分がたくさんあって、あの時誰々はこうしてたんだよな~って思ってそれがまた生現場の醍醐味なんだなって知ることができました。
幕間でほなうさラジオのジャーン!が鳴った時の一体感も現場ならではというか、みんなラジオのことを知ってるしそれに反応する人達ばっかりっていうのが嬉しかった。
次のコーナー紹介で佐野くんがアナザーストーリーのことを“笑いあり涙あり”って言った時、.5や演劇にあまり触れてこなかったので楽しめるかな…って正直不安だったんですけど結果的にこれが一番胸を締め付けらました。
アナザーストーリーは写真集にのった“もしもOWVになっていなかったら”を4人が演じるコーナー…という認識でいた私は、チラシを拾ったサラリーマン役の浦野くんのセリフに大きく動揺することになります。
“プロデュース101JAPAN?”
OWVはあの番組で出会った4人だし、私もそこから彼らを知った1人です。でも番組の話イコール彼らの辛い過去に触れることなので、エンタメとして消化できるとは思えなくて、不安の方が大きかった。
(ちなみに全然関係ないんですが個人的にはガソスタ店員のセリフを言う佐野くんが刺さりすぎました。笑)
オーディション面接シーン、浦野くんが音声だけで
“前の会社を辞めてこのオーディションに賭けてます”
と言うセリフがあったんですけど、これは実際番組で流れたコメント(実際は“前所属してた事務所を辞めて~”)にかかってるんですよね。何度も見ていたからすぐに気づいて呼吸が苦しくなってしまいました。
死ぬほど聞いた“イッツ、ショウタイム”のナレーションが聞こえた時には手汗が止まらなくなって、心臓がバクバクうるさくて。さすがにあちこちから悲鳴が上がってました。
そこからツカメのイントロ流れ出したところ、制服姿の4人が現れたところは本当に一瞬記憶がありません。
アーカイブで見返しながらこの文章を書いていますが、それでもぶっ通しで見ることができないくらい苦しくて美しかった。
エモい!とか見れて嬉しい!って感情ではなくて、うまく言えないけど本当に胸が締め付けられました。でも、ここまで真っ正面からOWVがプデュのことに向き合ったのは多分始めてで、だから何かの転換点に立ち会ったかのように思えて、強く拳を握りしめて食い入るように舞台を見つめ続けました。
でも、これは変な言い方になるんですが4人の制服姿に少しだけ違和感を覚えました。
年齢や髪型が当時と違うからとかではなく、多分それはもう4人が“脱落した練習生”ではないからなのかなと…今は番組を見ていないファンもいるし、その時から応援し続けてる人達は今の彼らも好きだから応援しているんですよね。過去の延長線上にはいるけれど、もちろんその経歴や頑張りは消えないけれど、今はOWVという自分達の居場所があって、4人のためだけに集まった人達の前でパフォーマンスを披露できる。
周りはみんなすすり泣いていて、いかにこの曲がたくさんの人の心の奥底に染み付いているのかを再認識させられました。
少数派かもしれないけど私はメンバーから番組のエピソードを聞いたり曲踊ったりしてほしいとは積極的に思わないタイプ(本人達発信のものや楽しい思い出話は除く)で、それは前に進んでる彼らを一々辛い過去に引き戻さなくていいのに…という気持ちからでした。けれどもう彼らはとっくにその先を歩いていて、むしろ私の方が過保護な親みたいに過剰に過去に囚われてたんだって気づかされました。このツカメは彼らの決意表明であると同時に、私の中にある暗く重い澱のような気持ちを掬い上げてくれたような気がしました。
それでも順位が呼ばれて電気が消えてく演出はまだ消化できないし、辛すぎて目を背けたくなりましたが…。63位、ってナレーションされた時に会場に漏れた微かな悲鳴は忘れられません。
その後の本田くんの美顔ローラーの下りも練習生のここだけの話が瞬時に頭に浮かんだり。でも同時に、OWV道でも美顔ローラーを使っていたのを思い出したりして。確実に思い出は積み重なってるんですよね。
その後グループでやりたいことを話していくシーンで叶えたい夢が羅列されてくんですけど、私も偶然ライブ前日に4人が1年間で叶えた夢を箇条書きにしていました。
シングル3枚、オリコン最高3位にビルボード最高2位、雑誌の表紙に冠番組、ブランドとのタイアップや各種コラボ企画、ラジオやテレビやイベントへの出演、ファンミ、そして今日のライブ…。
本当に遠くまできたんだ、4人は過去から明るい未来に進んだんだってそこでまた泣きそうになりました。
集合写真を撮る芝居の後に私達の見たことがない結成時の写真がスクリーンに映し出されて、そこからたくさんの写真で作られたムービーが続いて。スタッフさん達の愛がこれでもかと溢れかえっているようでした。
その中には結成前に個人アカウントのストーリーに上げられてた写真とかもあって、それがすぐにわかってしまうくらいいわゆる“一般人ストーカー”だったことを思い出して苦笑すると同時に、今こうやって表舞台に立つ人達になってるのがあの時からは信じられないなって思いました。
インスタに投稿されていたほなうさラジオ初回が流れたときも、思えばこれも緊急事態宣言下で動けないからってスタッフさんに掛け合って始めてくれたんだよなと思い出したら彼らのファンを思う気持ちは最初からずっと一貫してるんだなって気がついたり…。
私は現場評価に行ったことないので、生まれて始めて生で見た推しのパフォーマンスが今回のツカメになりました。そこから4人のためだけのデビュー曲であるUBAUBAが披露され、それを直接見ることでさっき掬い上げられた澱が昇華されていくような、ハッキリと自分の中で形が変わったような感じがしました。
パフォーマンス、ダンスは当然すごくてかっこいいんだけど個人的には歌に感動しました。結成配信で書かれた歌弱くない?なんて心ないコメントを力ずくでねじ伏せるような強さ。
特にメインボーカルである浦野くんの声は透明で綺麗だと思ってたけど、それだけじゃなくて強くて声量もあってもう誰にも文句のつけどころがなかった。そしてずっと好きだと思ってた本田くんの特徴的な甘い声をしっかり聞くことができて最高でした。
写真集の役の劇は主軸じゃなくて(そこは恐らくファンサの部分)、過去の経歴をなぞってく部分こそがメインでそこを見せることによってOWVの1年が完結したんだなと…。“脱落した練習生が組んだグループ”っていう物語の完結をここに見たように思いました。
ファンからの質問コーナーは平和そのもので、ずっと仲良くて楽しそうでそんな4人だからこそ今こうやって周りに愛されて活動できてるんだろうなって思わせてくれるものでした。
特に勝就くんが遠慮なく本田くんにツッこんでいるのは1年の時の流れを感じました。確実に心の距離が近くなっていて…。
絶好調にご機嫌でコント始めちゃう本田くんもなんだかんだ言ってノッてくれる3人の優しさもすべてが愛でした。
最後の質問、ステージから見る景色はどうですか?で浦野くんが幸せって呟いたとき、きっといま本当に夢が叶って幸せなんだろうなって胸が熱くなりました。
Ready Set Goは個人的に表題曲でいちばん好きなので見ることができて本当に嬉しかった…。激しく動くダンスが歌詞の強くて切ない想いを表現しているようで本当に大好きです。ダンスでこんなにも想いが伝わるんだって感動しました。前髪で目元が隠れた勝就くんの色気は凄まじいものがありました。
でも不思議なものでいちばん好きなのはRSGでも、いちばん彼ららしいと思うのはRoarだと思ってたりします。圧倒的な迫力、特に佐野くんの“他にない~”のパートが本当に大好きなので聞けて感動しました。“型になんてはまらないぜ”は彼そのものを表しているような気がして印象に残ります。
そしてあんなに重厚感たっぷりに踊るのに、ジャンプするところは重力なんてないように軽やかでこれが彼らのパフォーマンスの強さなんだって実感することができました。
映像で豊洲入りする本田くんの見覚えある柄スカジャンには思わず笑ってしまいました。
そしてメンバーからの本田くんへのメッセージ動画、こんなの絶対泣いちゃうだろうなって思って見てました。
ふたりでオールマイティーになろうと力強く言う佐野くん、
ありのままでいてくださいと優しく言う勝就くん、
そして本田くんの代わりはいない、側には僕がついてますと宣言した浦野くん。
愛を三者三様の表現の仕方で伝えていて、周囲に愛されている本田くんを見ることができて本当に幸せでした。本人じゃなくてもこんなの泣きます。
最後のコメントで“怖かったと思うけど来てくれてありがとう”“これから先も続けていくから応援してくれたらありがたいです”って泣きながら言う本田くんを見て本当に推してて良かった、この人に出会えて応援できているだけで私の人生には意味があったんだなと思ってしまいました。ちょっと重すぎますが、その時本気で心からそう思ってしまった。後でアーカイブを見直したら溢れた涙が本田くんの頬を一筋流れていて、本当に綺麗でした。
浦野くんの“側についてる”っていう言葉でうるっときたという本田くんの話、同じ事務所で時を過ごしてきたわけでも昔からの友人というわけでもなく、バラバラの世界でもがいていた4人が番組というきっかけで集まってできた特殊な出自を持つグループだし、特に本田くん浦野くんは芸歴の長さから“長く一緒に活動する”ことの難しさをわかってると思うから余計響いたのかなと思いました。
最後ところ狭しと全方位全カメラにむかってファンサしてくれるところまでこの4人が愛される理由をひしひしと感じました。
(このときカメラに指差しポーズをしてすぐ“あっ先端恐怖症…”って気遣ってくれてる勝就くんはどこまでも優しい人だなと…。)
こういったライブを開けたりたくさんのお仕事に恵まれたりっていうのは大手事務所所属、スタート時からそれなりに名が知れてるっていうのが理由のひとつとして大きいのだろうけど、本人達のパフォーマンス力の強さと仲の良さ・人柄の暖かさが今みたいにたくさんの人達が手を貸したくなる一因なのかなって思えました。周りからの愛と本人達からの愛が共鳴しあって、とにかく優しい空間でした。
終わってみるとあれは幻だったんじゃないかって思えるくらい、本当に夢のような時間をありがとうございました。
改めて本田くんとOWV、お誕生日おめでとうございます。