自主制作映画 “ロウドウムービー” への道(ロウドウジンVol.7)
2013年11月4日発行 ロウドウジンVol.7 所収
@noir_k(以下「の」):お疲れさまですっ♪
@Nerd_Arthur(以下「な」):別に疲れてはないですけど。
@2tar(以下「に」):俺は疲れてるよ……(徹夜続き)。
の:……というわけで、反社会人サークルによるロウドウムービーをつくろうのコーナーDEATH(死)。いきなりですが、ちょうど絶賛上映中の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』の話からはじめますか?
な:やめてくれっ! 俺はまだ観てないんだ! ネタバレこわい!
の:それは「まんじゅうこわい」的なアレですか?(笑)
な:いや、違くて、本当に観てないの。自分が普段いく映画館だと、平日夜の『まどマギ』は18時半の回と21時の回があって。定時即ダッシュだと、そこに着くのが19時前くらいなんですよ。最近は帰宅後に介護的な酒盛りがあるので、21時だと遅すぎるし……。
に:……詳細は聞かない方が良いですよね……。
な:まあ、仕事が端的に忙しかったのも大きいですが。
の:忙しい自慢は社畜のはじまり、ですよっ♪
な:まだネタバレは食らっていないのですが、そろそろ危ない気がしていて……。
に:ものすごい危機察知能力ですね(笑)。
な:Twitterを眺めていても、いきなり何か感じる瞬間があって。ぱっとみて、怖くなって、がっとスクロールする。
の:『まどマギ』ネタバレって、ネタの嵐じゃないですか。そのあたりの判別は可能なんですか?
な:溶鉱炉は識別可能(断言)。
に:……すごい機能を搭載してるんですね(棒)。
の:そいえば、今日『シン・エヴァンゲリオン:||』の公開日が今年2013年の大晦日だって話が降ってわいてきましたが。
な:……そんなに興味ないDEATH(死)。
の:あっ! わたしのパクリだ!
な:いまや『エヴァ』も一般向け映画になりましたよね。ちなみに旧作を観ていないので、あまり……なんですね。
に:今後の期待作とかありますか?
の:来週公開される『サカサマのパテマ』とか。重力反転している女の子の話で、空から落ちてくるはずの女の子が、逆に空に向かって飛んでいっちゃう、みたいな。話題にならなそうですが。
の:だけど、『イヴの時間』の吉浦康裕監督の実質的な商業長編第1作みたいなものだから、注目はされるんじゃない。ちょっとPS VITAの『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』ぽい感じもあるし。
に:スタジオジブリの『かぐや姫』はいかがですか?
な:当然、大注目ですね。ちょうど昨日か何かにもNHKの爆笑問題の番組でジブリが取材されていました。
に:ドワンゴの川上量生がプロデューサをつとめるジブリのドキュメンタリ映画『夢と狂気の王国』も楽しみですね。
の:このタイトル、舞浜あたりから怒られそうで、ちょっとドキドキ(プリキュア)。
な:今年観た映画を振り返ると『コードギアス 亡国のアキト』『小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』『薄桜鬼』。あとは『SHORT PEACE』とか(笑)。
に:話題にならなかったですねぇ。すごいメンツですけど。
な:あっ、チェコのおやすみアニメ『アマールカ』!
の:どうかしたんですか! いきなり叫んで。
な:あれはブチ切れましたね……。なんか、化粧品のCMみたいなロハスなBGMが爆音でかかってて。ゆるい音楽なのに爆音。さらに映像は1970年代だから汚いのに、音楽は妙にクリアで。なにがやりたいのか、まったくわからない。音がでかすぎて、耳栓かわりにイヤホンをはめながら観ましたよ。子どももの独特の脈絡のない話。そしてシャレオツ感。主人公が涙を流すと、それが川になる。おわり。オチがよくわからない! あーっ! あーっ!
に:どうどうどう(なにが彼をここまで駆り立てるのか……)。
な:日本のアニメってガチオタク向けとガチ子ども向けとジブリしかない気がする。子ども向けといってもキャラものだけだし。
の:そういえば、今年2013年は一般向けのアニメが少ないですね。2012年は結構あった印象です。『ももへの手紙』とか『おおかみこどもの雨と雪』とか。それもまあ、沖浦啓之、細田守ですが。
な:『伏 鉄砲娘の捕物帳』なんかもありましたね。あれは一体、誰が観るのか……。ターゲッティングが不明すぎ(笑)。
の:そういえば『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』があるじゃないですか! あれ、妙にひとが入ってますよね。
な:『あの花』は良いですね。TVアニメの映画版は、最近は総集編が多いのですが、ちょっと違くて。TV版から時代が1年進んでいて、時間軸がTV版の現在、過去、そして劇場版の現在と、3つになっているんです。初見のひとには少し複雑かも。
の:TV版は2011年ですね。奇しくも『まどマギ』のTV版も同年。
な:登場人物が過去を思い出すのと、自分がTV版を思い出すのがリンクするのが良い。3年前だとちょうど良い忘却具合(笑)。ちょうどTV版の時期に舞台である秩父にいったんだった……。もう時間の感覚がまったくない。ひとの記憶があてにならない。
な:確かに。いまだにみんな『ポケモン』に『モンハン』みたいな。
の:そう、『ポケモン』ってすごいんですよ。新作のXYやってるんですけど、最初の『赤緑』からストーリーがまったく一緒!
に:われわれも4年間くらい反社会人サークルをやってるけど、あまりにも変わらなすぎる。まだ映画も撮っていないし……。
な:──変わらないことも、また進化のひとつ。なんてね。
の:……なんか微妙な空気になっちゃいましたが、これにて閉幕! 次回、ロウドウジンVol.8でお会いしましょう! チャオ!