ロウドウジンVol.9 巻頭言
2014年11月24日発行 ロウドウジンVol.9 所収
巻頭言。冊子の巻頭にあるから、巻頭言。なぜこの冊子を作るのかであったり、ざっくりこの冊子で何を言いたいのか等を簡潔にお伝えする場。とはいいつつも、毎号毎号〆切自慢みたいな感じになっていてすみません。ちなみに最新のリアルタイム系のネタですと、衆議院が解散し、高倉健の逝去がわかり、新語・流行語大賞のノミネート語が発表されたりといった世間の様相です。そして、本日は「いい夫婦の日」こと11月22日でして、そんなおめでたい日にふさわしく、わたしは友人の結婚式の披露宴に出席してきたところです。そして、披露宴と二次会に挟まれた、本来であれば久しぶりに顔を合わせた友人たちと楽しく過ごす系の時間に、ひとり離脱してモリバコーヒーにてキーボードを叩いております。ちなみに新婦(友人)は、いま流行のカープ女子だそうです(興味なしじゃけん)。しかし、一体全体なんでこんなことに……。これまでも当サークルの計画性のなさは、この巻頭言でいやというほど紹介してきましたが、いやはやいやはや。ダメよ~、ダメダメ。ダメ人間。
己の所業をリアルタイムで悔いたり、疑問視してしまうようでは、そうとう危険です。危険ドラッグくらい、危険です。危険ドラッグ、マジ危険。そいえば、そんな思いを抱いたことが最近あったな、と振り返ってみると、それは9月。そうです、9月14日の第2回文学フリマ大阪で頒布した「別冊ロウドウジン 追悼・森川い子」の制作中、奇しくもわたしはそのような思いに駆られていたのでした。本誌が頒布される第19回文学フリマの場でも頒布しますが、この本は作れば作るほど「なんでこんなことやってるんだろう」と自問自答してしまう、そんな魅力に溢れている本になりました。読めばわかります。まだ読まれていない方はぜひお手に取ってください。後悔はさせません。耳元でずっと「後悔するな」とささやき続けます。最悪戦隊コーカイジャー。
後悔、英語でいうとリグレットです。そうです、あのセガサターンの名作『リアルサウンド~風のリグレット~』のリグレットです。後悔先に立たず。なんちゃらもかんちゃら立たず。人生悲喜こもごもですが、まずは目の前の原稿をひとつずつ仕上げていくしかありません。というわけで、反社会人サークルのお送りするロウドウジン第9号、特集:パンデミックと題して、華々しくお届けします。風邪に負けるな! パンデミックにも負けるな! そしてなによりも、世間の荒波に負けるな! おまけにもひとつ、〆切にも負けるな!(叫)
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