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自主制作映画 “ロウドウムービー” への道(ロウドウジンVol.4)

2012年5月6日発行 ロウドウジンVol.4 所収

@noir_k(以下「の」):というわけで、反社会人サークルによるロウドウムービーをつくろうのコーナーDEATH。

@2tar(以下「に」):前回とまるっきり同じ出だし……。

@Nerd_Arthur(以下「な」):まあ、誰も気づかないでしょうけど。そんなことより、いかがですかね、映画製作に向けては。

に:それどころじゃないよ……。家にさぁ……(ぐちぐちぐち)。


の:……はい。今回の特集「メディア」は、方向性としては実作系なわけで。そういう意味では着実に映画製作に近づいたんじゃないかな。実際にソリューションを企画・立案して、このような形で公にリリースしたわけで。

な:Facebookだったら速攻で「いいね!」ですね!

の:それにしてもFacebookって海外のサービスなんだなぁって思うのが、「いいね!」しかないアッパー感。肉親が亡くなったみたいな投稿に対してメタメッセージを送りたくても、さすがに「いいね!」するわけには……ねえ。

な:やはり「いくないね!」が必要だと。

の:そうそう。「いくないね!」(笑)。

に:あああ……もうだめだ……。

の:……はい。ところで、唐突ですが、最近おすすめの映画とかありますか? 一応「ロウドウムービー」のコーナーだけあって、毎回、旬な映画について触れているのですが。

な:『くっつきぼし』っていう個人制作のガチ百合アニメ映画がレイトショーで期間限定公開されまして。観に行ったところ、女性二人組の観客がいましてね……高まりましたよ(笑)。

の:……そう。

な:しかも上映後に声優が電話してくれるみたいなスマホアプリのちょっとしたイベントもあって、なんか声優のたまごみたいなのが出てきたんですけど、ああいうのみると秋葉原のあきばおーの上の「ぽぽぷれ」の五月蠅い街宣を思い出しちゃってね……ギギギ(註:ぽぽぷれは声優のたまごとアフレコ体験なんかができちゃう、素晴らしいメイド喫茶なんだ! しかも看板のイラストは『くっつきぼし』の石川直哉監督が手がけているんだ!)。

の:……そう。

な:ぽぽぷれにいる声優のたまごなんて、全部、無精卵に決まってる! 俺があきばおーの店員だったら、くさや焼くね。マジで。

の:……あははは(超訳:今回やりづらいな……)。

な:そうそう、今度公開される『それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島』はなかなかアツいですよ!

の:どんなところがアツアツ♥ポイントですか?

な:まずヒロインの名前が「バンナちゃん」(CV木村佳乃)。なんだよ、このK1ファイターみたいな名前! あとバナナ島の話だけあって、キャストでバナナマンが出るんですけど、そのキャラクタの名前が「スッテン&コロリン」……なんなんだろ、このゆるいネーミング(笑)。しかも同時上映が「リズムで『て』あそび アンパンマンとふしぎなパラソル」というやつなんだけど、ストーリーがすごくて。引用すると「いつも一生懸命ダンスの練習をしている双子のカバの女の子、シドロ&モドロ」……ネーミングがネガティブすぎ(笑)。全体的にネーミングセンスがアツいんですよ!

に:はあああ……俺の家が……。

の:……はい。(チラシをみながら)あっ、これ新しいじゃないですか! 「映画に合わせて手拍子したり、リズムに合わせて踊ったり、みんなで一緒に楽しもう!」ですって!

な:望むところだっ!(叫)

の:最近、アニメ映画の絶叫上映会って流行ってるじゃないですか。『なのは』とか『ストライクウィッチーズ』とか。

な:(……どのギョーカイで流行ってるんだろ……)

の:あれってなかなか良いなとも思っていて。というのも、わたしが思うに、あのエッセンスって歌舞伎なんですよね。ザ伝統芸能。

な:贔屓の役者が出てきたときに屋号を叫ぶアレですね。

の:そうそう。スクリーンを隔ててはいるものの、オタク文化の中で歴史が息づいているみたいで、ね。行ったことはありませんが。

な:7月7日公開なので、みんなで行って踊り狂いましょう!

の:そうですね(超訳:それはいやだなあ)。

に:ううっ……ううっ……。

の:で? どうしたんですかい? 例の「家出少女」の件ですか?

に:そうだよ! 家出少女が3年ぶりに我が家にやってきたんだ!

な:良かったじゃないですか~。なにか問題でも?

の:まあまあ、プライバシーの問題もありますからね。そうそう、家出少女で思いついたのですが、「家出少女が住所不定無職になる瞬間」って、とても反社会人的かつ映画的じゃないですか?

に:少女が女になる……みたいな感じ?

な:夢見る家出少女じゃいられない(ぼそっ)。

の:(無視)『魔女の宅急便』じゃないけど、家出少女にとっても空を飛べなくなる瞬間とか、あるんじゃないかな、と。

に:純潔を失われたとき、ってやつ?

の:解釈はいろいろできそうですけどね。まあ、『ストライクウィッチーズ』の坂本少佐が空を飛べなくなったのは、千葉紗子が育児休暇でキャスト交代になったからだと思ってますけどね。

な:幼い微熱……下げられない……。

に:それはスピッツですね。もう18年も前の曲。

の:あ、だけど春アニメ『つり球』EDでさよならポニーテールによるカバーが使われてるらしいですね。すごい偶然。……というわけで『ロウドウジン』第4号いかがでしたでしょうか?

な:財布シェアリング=結婚! ばいちゃ!

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