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ロウドウジンVol.4 特集「メディア」

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2012年5月6日 第1版発行(第14回文学フリマ@東京流通センター)
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#Nerd_Arthur

社畜プロモーション最先端事例

2012年5月6日発行 ロウドウジンVol.4 所収 ここまで、栄養ドリンクを中心としたテレビCMの変遷とそこに浮かび上がる社畜像の変容を紹介してきた。一方、広告の舞台もテレビからウェブへとその裾野を広げている。その中でも注目に値する最先端の社畜プロモーションを紹介したい。人材派遣業、もとい社畜産業最大手のスタッフサービスである。 1981年創業の人材派遣会社。会社の電話番号である「0120-022-022」をもじった「オー人事、オー人事」と「○○に恵まれなかったら」のキ

反社会人サークル的ソーシャルおべっか ソリューション

2012年5月6日発行 ロウドウジンVol.4 所収 メディアによる社畜プロモーションの歴史と最先端のそれを目の当たりにした今、われわれは絶望の淵に立たされているといえる。もうメディアによる社畜化への支配から逃れられないのだろうか? ここからは明るい「未来」に向けて、反社会人サークルからの提案を行う。  メディアによる労働者への洗脳は、マスメディアだけに留まらない。民衆を繋ぐメディアとして注目を集め、一見体制側から遠いところにあるように思われているソーシャルメディアにおい

社畜人生相談(ロウドウジンVol.4)

2012年5月6日発行 ロウドウジンVol.4 所収 社畜から寄せられた人生相談に反社会人業界の巨匠なーど川淳一郎先生がイラストで一刀両断ばっさりカット!  集うが良い、悩み多き哀れな社畜どもよ。集いてその深奥の苦渋を、いまここでつまびらかにするが良い。悩みは悪しき存在ではない。悩みは現実を変革する力。いかに意識が低かろうとも、現状に満足しない者のみが悩みを抱く。そしてそれを乗り越えた者のみが、真なる人生を全うすることが出来るのだ。我は汝らの成長の助けとして、不本意な現実

自主制作映画 “ロウドウムービー” への道(ロウドウジンVol.4)

2012年5月6日発行 ロウドウジンVol.4 所収 @noir_k(以下「の」):というわけで、反社会人サークルによるロウドウムービーをつくろうのコーナーDEATH。 @2tar(以下「に」):前回とまるっきり同じ出だし……。 @Nerd_Arthur(以下「な」):まあ、誰も気づかないでしょうけど。そんなことより、いかがですかね、映画製作に向けては。 に:それどころじゃないよ……。家にさぁ……(ぐちぐちぐち)。 の:……はい。今回の特集「メディア」は、