堀宮菜々子さん@朗読むすめ名古屋枠
こんにちは。
スタッフのYukaです。
今日は、最近芸名を改名なさった
朗読むすめ名古屋枠の
堀宮菜々子さんについてお話しいたします。
堀宮さん、ごめんなさい。
私は最初にオーディションの応募用紙を見た時に、
「いたずら」だと思ってしまいました。
自己 PR の所には
「切り絵」のことしか書かれておらず、
写真も、おそらくご自宅で家族の方が撮影したようなスナップ写真だったからです。
でも、それはご自身の粘り強さを表現したかったのだと後でわかりました。
私は一次審査の「不合格」のところに堀宮さんを分類していたのですが、
金谷俊一郎先生が
「朗読むすめに地方枠を設ける」
とおっしゃったことから、名古屋にお住まいの堀宮さんが二次審査に進むことになりました。
二次審査もたいへんでした。
wi-fi の調子が悪かったせいか、全く審査が出来なかったのです。
こういう時に先生は普通、
「こういうのも縁だから」
とおっしゃるタイプの方なのですが、
その時に限ってなぜか、
「電話してみますよ」
とおっしゃって事務局の電話を使って堀宮さんにお電話しました。
すると数日後、二次審査の音声が届いたのです。
確かにうまかったのですが、他にも地方枠の候補はたくさんいました。
現役アナウンサーの田辺桃菜さんが北海道枠、山城絢奈さんが京都枠で内定していたので、
「沖縄とか九州とかの方だと、全国カバーしてますって感じが出ていいよね」
という話になっていました。
そのとき、先生がご友人のベテラン声優さん(お名前を出さない約束なのですが、もし名前を出したら皆さんがご存知のレベルの方です)に、オーディションの方の音声を何人か聞かせたのです。
すると、堀宮菜々子さんの音声を聞いた時だけ
「この子は、まだ粗いけど、もしかしたら凄いものを持っているかもしれない」
とおっしゃったので、名古屋枠での採用が決まりました。
東京と名古屋で離れていることもあり、また、途中から宅録がなくなってしまったこともあったので、なかなか堀宮さんとお仕事をする機会に恵まれなかったのですが、
要所要所で、とても良い収録をなさってくださいます。
一問一答オンラインのキャラクターボイスでは、クライアントさんから
「ぜひとも2役お願いしたい」
とのご意向で、
なんと2役の抜擢!
そして、今回の朗読むすめ一周年の目玉である『赤い鳥』の朗読復刻。
『赤い鳥』創刊号の目玉といえる、芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を自ら名乗り出てくださって、見事に演じ切ってくださいました。
11月8日19時より公開です。
多くの偶然と、堀宮さんご自身の実力により、朗読むすめの屋台骨の一人として活躍なさっています。
今は、高速バスで6時間以上かけて東京で収録にいらしていただいております。
今後の朗読にも大きく期待しております。
※先ほど述べたエピソードを、金谷俊一郎先生が語っています。
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