恒例行事を増やしたい

解説、句読点、ト書、記号を抜かして約430文字です。

【解説】12月も半ば過ぎ、就寝前の布団の中

【台本スタート】
(彼女に冷たい足をつけられて)

冷たっ!やめろって!
すげー冷えてるな
いてっ!おい、つねるなって!
足の指でどうやってんだよ?
もー…
寒いの?もっとこっちおいで?
いっくら冷えててもここは暖かいだろ
(相手の隙を狙い脇腹から胸にかけて触る)
あはは!ごめんて!叩かなくてもいいだろ!
ほら、真面目に!もう寝よ!
明日も早いんだろ?

(沈黙の後)
…もう寝た?
はは、やっぱ起きてた?
そう言えばお正月なんだけどさぁ…今年どうすんの?
え?今年は実家帰らないの?
俺、仕事30日までなんだ
実家は年明けてから帰ろうと思ってて…おまえも?
え、そしたらさ、年越し一緒にできるじゃん!
ねえねえ、北海道ってさ、おせちは大晦日から食べるんだぜ!
…て知ってた?
お雑煮は、家の場合は味噌ベースなの
丸いお餅に「塩あん」入れてさ
え?初めて聞いた?
あ、俺の婆ちゃん、四国出身だからかな?
作ってやるよ、婆ちゃん直伝だぞ!

そんでさ、ゆく年くる年、一緒に見ちゃう?
108回…シちゃう?…あ?何をって…そりゃ…
キモイとか言うなよ!笑

ほんと、真面目に
年越し一緒に出来るのクソ楽しみ
だって付き合って結構経つのに初めてだよ

毎年恒例に出来たらいいのにな…

…なぁ!今の地味にプロポーズなんですけど!!
………なぁ…いいだろ?


…寝ちゃったのかよー!


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