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【1月読書記録】食べものの記憶はいつだってせつない

まずタイトルが素晴らしすぎる。
記憶と食のエッセイ集。
林真理子さんのエッセイに「食べるたびに、哀しくって..」という本があるんだけど、なぜ食べ物の記憶には、いつだってせつなさがついてまわるんだろう。

「話したことも話さなかったことも全部本当で、全部確かなことだった」

「誰かと生きていくことは、文章を書いて誰かに読んでもらうことは、乗り越えたものや背負っている荷物を見せ合うことなのかもしれません」

「引き出しをたくさん蓄えて、自分も周りも大丈夫にしていけたら良い」 

僕のマリさんが選ぶ言葉がいい。
それはきっと、ひとつひとつ確認しながら、立ち止まりながら、思考しながら、配偶者の方との生活を食事を大切に積み重ね、結果紡ぎ出される言葉で、わたしもわたしの大切なものを見失わないように抱き寄せよう。

いいエッセイを読んだなあとしみじみと思った。
僕のマリさんの他の著作も読む!!


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