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夢を追う為に【小説】

俺は夢を追うために
安定を手放した。
その分見える世界があって
見える度に周りを見下していた。

それから時は経ち
思っているように上手くいかず
日に日に落ちぶれていった
見下していた人達は安定と幸せを手に入れていた。
家族からの電話でお前帰ってこい。話があると言われる
自分でも分かっている。こんなくだらないことせずに仕事で働いて幸せになれ。きっとそう言うに違いない

でも父のくれた言葉は思いもよらない言葉だった
『おー、なんでそんな暗い顔してんだ。』
「いや、中々上手くいかなくてやっぱ、夢追うのは現実見てない人がする事だったかも」

『はぁ...大人になっても夢追えるやつはひと握りしか居ねぇ。俺はお前の事を信じてるし応援してる奴らだっている。』
『だがな。お前が1番にその夢を信じてやらなくてどうする?そんな中途半端な夢なら捨てちまえ』
『でも、半端な夢じゃないってのはお前を見てたらわかる。』
『だから、ちゃんと向き合え。そして遊べ。で休む時は休め。義務になるな で、時々帰ってこい。
母さんの美味い飯を食って元気付けろ』

「ありがと」
『泣いてんじゃねぇ。ほら飯出来たってよ』
父の暖かい言葉に触れてその後母の手料理を食べて、また俺は実家を離れた
上手く行くか行かないか確証は無い。
ただ自分が出来ると信じて
俺は向かっていく。
全ての夢追い人に幸あれ

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