企業が「税金逃れ」で使うタックスヘイブン、世界で最も人気な土地はアメリカ合衆国
ロスチャイルド」は、ネバダ州のリノに信託銀行を開き、バミューダなどのタックスヘブンに資金を隠し持っていた海外顧客の資金を、同銀行に移動させています。これは、OECDによる新しい情報交換基準に対抗するための施策なわけですが、なぜリノの信託銀行に資金を移せば安全なのかというと、ネバダもといアメリカはOECDの新しい情報交換基準が適用外となる地域なためです。
ロスチャイルドのアンドリュー・ペニー代表は「顧客の資金をアメリカに移動させれば良いのさ。そうすれば無課税となり、政府からも隠すことができる」とアメリカが現在世界的に見てもとても有用なタックスヘブンになっていることを語っています。ロスチャイルドと同様に、世界最大級の国際投資信託であるTrident Trustなども、多くの口座をスイスやケイマン諸島からアメリカに移動させているとのこと。
https://gigazine.net/news/20160129-world-favorite-tax-haven/