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ヘロヘロデス
2024年7月8日 11:10
-競技会場- ナウエル「おっ!まだやってるねぇ。」既に人だかりが出来ていた。「免除者と大人しそうな奴が良い勝負してるぞ!」 「アイツ、ルンクトゥンでほぼ最後に着いた奴だよな?」 「アイツがこのまま優勝でもしたら、俺はアイツの下につきたいな。」 「あんな弱そうな奴の下についてどうすんだよ?」 「だからいいんだよ。普段アイツが身の回りの世話してくれそうだろ?」
2024年7月16日 00:11
ナウエル(ふぅーうまくいったか。さてすぐにこの場を離れよう) ガッ! ナウエルは背後から首へ打撃を加えられ倒れ込んだ。 そこには、黒い甲冑に赤いマントを羽織り、立派な髭を蓄えた、唯ならぬ雰囲気の男が立っていた。バルディビア「この小僧には足枷もつけよ。」兵士「ハッ」 カセレスやニナが意識を取り戻した。 カセレス「バルディビア様・・すみません。」 バルディ
2024年7月21日 21:00
ラウタロが生まれた約100年程前にヨーロッパで生を受け世を震撼させた人物がいた。 名をヴラド3世といい、現代ではドラキュラ、串刺し公、ヴラド・ツェペシュという名で知られている。強国オスマン帝国との抗争に敗れ、彼の父ヴラド2世は従属する事になった。 その際、ヴラド2世は13歳の若さでオスマン帝国の人質となった。 そして一説にはオスマン帝国が将来ワラキア公国(ルーマニア)を操
2024年7月26日 12:13
-コパカバナ- 「チャンカノただいま戻りました。」 オトナ「戻ったか。 して、タワティンスーユの様子はどうであった?」 チャンカノ「マンコ様は宗教儀式に見せかけてクスコを脱出し、ビルカバンバを拠点としました。」 チカ「臆病なマンコにしては、よくやっておる。」 チャンカノ「一方で、 それを機にアルマグロが後ろ盾となり、 クスコではパウリュ様が帝位に就きました。」
2024年7月27日 12:14
-1543年 クスコ近郊/森林地帯-カスティニャダ「ロレンツォ用心しておけ。 この辺りは道はあるが視界が悪い。」 ロレンツォ「そうですね。 あのヤナコナの感じを見ても、ピサロ様が暗殺された余波がまだありそうですしね。」 エレロ「ああ、ここらで見慣れぬスペイン人はいきなり襲われかねないですね。」 カスティニャダ「ロレンツォ、お前には難しいかもしれぬが、なるべく襲って来