【ジャパンC】ジャスティンパレスの距離延長は本当にプラスなのか?
ジャスティンパレスが人気しているな。
秋天で2着、4着
距離が延びるのはプラス
しかも鞍上はCデム、、、
確かに好走できそうな条件はそろってるな。
でもさ、本当にジャパンCが好走できるレースなら
去年も出てると思うんだよな
ローテーションは下記のように考えるのが原則だ。
「出なかったレース ≒ 適性の低いレース」
「去年のジャパンCに出なかった
≒ジャパンCは適性の低いレース」
ジャスティンパレスの評価はこの可能性を確認してからでも遅くないと思うよ。
ってことでこの記事ではジャスティンパレスが危険な人気馬である理由を解説していく。
じゃ、分析していくよー。
◆天皇賞秋とジャパンCの違い
ジャスティンパレスに距離延長は本当にプラスなのか?
自分はプラスではないと思っている。
少なくとも今回のジャパンCではね。
理由は天皇賞秋とジャパンCでは求められる能力が違うからだ。
東京なんだから「瞬発力」があればいけるだろ!
そう思う人もいるかもしれないが、実は東京コースと一口に言っても、距離によって求められる能力は違う。
結論から言うと
天皇賞秋は 「持続力」が、
ジャパンCは「瞬発力」が求められる傾向にある。
それはラップを見ればわかる。
天皇賞秋の過去5年(2019~2024)の平均ラップを見てみよう。
ただしパンサラッサが2着した2022年は省いている。
さすがに特殊すぎるからね。
12.7-11.4-11.7-11.8-11.8-11.8-11.6-11.2-11.2-11.6
11秒台のラップが並んでいることがわかる。
特に後半4Fの平均は11.4。
このペースを「持続」できる脚が必要なのが天皇賞秋だね。
次にジャパンCの過去5年(2017~2023)を見てみる。
こちらも大逃げの2023年と2020年は省いている。
12.8-11.2-12.3-12.3-12.0-12.1-12.0-11.9-11.7-11.5-11.6-12.1
天皇賞秋とは違って、12秒台のラップが並んでいることがわかる。
ラストだけ11秒台の脚にギアチェンジするレースだ。
そして1000m通過の平均は60.7秒。
スローからの「瞬発力」勝負になりやすいと言えるだろう。
まとめると、
天皇賞秋 = 持続力
ジャパンC = 瞬発力
上記の能力が求められやすいということになる。
つまり天皇賞秋からの距離延長がプラスになるのは「瞬発力に優れた馬」ということになる。
ではパレスは「瞬発力に優れた馬」なのか?
それを次の項目で見ていこう。
◆ルメールの発言「瞬発力がない」
タイトルで結論を言ってしまってる気はするが、
宝塚記念(2024)のルメールの戦前コメントがこれ。
「瞬発力がないのでラスト500メートルでポジションを上げたほうがいい。(昨年の)天皇賞・春のような競馬をしたい」
へー、パレスって瞬発力ないんだ。。。
ん?待てよ。
天皇賞春とか阪神大賞典はスローからの瞬発力勝負だったよな?
瞬発力勝負で勝ってる馬に対して、瞬発力がない発言、、、
これは恐らく「(トップレベルで戦えるほどの)瞬発力がない」
こういう意味だろう。
勝つには勝ったが、瞬発力ではなくスタミナなどほかの要因で勝利したというのがルメールの見立てなんじゃないか。
今回は天皇賞春ではなくジャパンC。
トップレベルの瞬発力が求められる舞台。
パレスにとっては厳しい戦いになるだろう。
まとめ
・昨年ジャパンCに出ていない
・出てないレース≒適性の低いレース
・天皇賞秋とジャパンCは異質のレース
・ジャパンCは瞬発力が求められる
・ルメール「パレスは瞬発力がない」
以上の内容からジャスティンパレスはぶっ飛び侍の可能性が高いというのが自分の見立てだ。
あとCデムも秋天から乗ってないのも引っかかる。
本気でJCを取りにくるなら秋天からCデムだと思うんだよね。
その他有力馬の短評を書いておく。
●ドウデュース
種牡馬価値を考えるとやる気ある順番は
秋天 >ジャパンC >有馬 だと思う
飛ぶ可能性が最も高いのは有馬かな
●チェルヴィニア
新馬戦でボンドガールに
瞬発力勝負で負けてるのは気になる
切るまではできないが頭は厳しい
●オーギュストロダン
昨年1着のBCターフではなく
ジャパンCを選んでいるのはプラス
凱旋門賞もパスしているし
やる気ありそう
●スターズオンアース
昨年乗ったビュイックじゃなくて
川田なのはやる気ありそう
普通に買える評価
●ゴリアット
馬主がおもしろい
今年はメンバーが揃って面白いレースになった。
馬券関係なくシンプルに楽しみだ。