ラーメン定食
ラーメン定食ですが、夜勤ではありません。
夜勤のお供は日高屋です。
〜 カッピー家の本棚 4冊目 〜
このコーナーは万人にはあまりオススメ出来ませんが、私の大好きな本を紹介していきます。
最近の本はありません、今では年に1冊くらいしか本を買わないのでせいぜい20年前までです。
本なので小説だけとは限りません、画集や漫画などもあるでしょう。
さて第4回目の本はこちら。
目黒誠一「エゾモモンガ 〜 アッカムイの森に生きる 〜」です。
空飛ぶリスとして知られるモモンガの写真集なんです。
今でこそエゾモモンガの画像などはネットで大量に見る事も出来ますが、1990年代ではこの写真集くらいでした。
そんでほら、私って昔モモンガを飼ってたという話を以前にしたじゃないですか、ペット屋で一目惚れして思わずケージ込みで連れて帰ったじゃないですか。
でも当時はモモンガの飼い方なんて、ほとんど情報が無かったんです、せいぜい齧歯類の飼育本に数ページ書かれているだけだったんです、飼育している人も少なかったのでBBSにだって情報があまりなかったんです。
こちらとしてみれば数ページでも貴重な情報なので、似たようなペット本を何冊も買いましたよ。
で、本屋を巡回する日々が続き見付けたのが、この写真集でした。
タイトルにあるアッカムイというのはアイヌ語で「子供の守り神」という意味だそうで、エゾモモンガの事を指します。
私が飼っていたのはアメリカモモンガという種なのですが、こちらはタイリクモモンガの亜種であり北海道に生息するエゾモモンガです。
特徴としてアメリカモモンガは鼻が高くアメリカンな事に対し、やはりエゾモモンガなどのタイリクモモンガは鼻が低く全体的に頭が丸いアジアンな風貌をしています。
そんでモモンガって弱い野生生物ですから警戒心が強く、夜行性という事もあって殆ど人前に姿を現さないんですよ、そんな感じなんで写真なんか粘ったって中々撮れないんです。
それを著者は数ヶ月間もモモンガの巣穴近くに毎日陣取り、少しずつ信頼関係を築いたそうなんです。
リスのように慣れやしませんが、それでも数メートルの近さまで近寄ってくる事もあったそうです。
で、載っている写真なんですけどね、アイヌでは神様扱いとされていますか、ほんとに神々しいまでの可愛さなんです。
まさにリアルポケモンですよ、ピカチュウですよ、ピカさまですよ。
その上ですね、大空を滑空して空中でターンする瞬間の勇姿なども収められています。
巣穴から何匹も顔だけ出しているエゾモモンガなんかを見たら萌え死ぬかもしれませんね。
角度によっては目がハートマークにもなります。
ちなみにエゾモモンガ含むタイリクモモンガは法律により飼う事は出来ませんが、国内でブリーディングされたアメリカモモンガや有袋類のフクロモモンガなら飼育が可能なようです。
しかしペットとして飼う事はあまりオススメしません。
日中は寝ている夜行性ですし、オシッコ死ぬほど臭せえから。