三色丼
やはりセイント聖夜クリスマス・イヴといえば、ホーリナイでサイレンナイのパーリナイな三色丼が世の中では欠かせませんよね。
なんだか紅生姜が割り込んできて四色丼な気がしますが、そんなの気にしてたらクリスマスは負けです。
ちなみにクリスマスは24日の夜から25日の朝までなので、クリスマス・イヴの意味はクリスマスの前夜ではなくクリスマス当日の夜なのでした。
さて、そのクリスマスといえば白髭キャラ筆頭であるサンタさんですが、クリスマス・イヴの午後10時から翌朝5時にかけて全世界で18億人といわれる子供達へプレゼントを届けるとされています。
普通に考えれば7時間で18億人へプレゼントを配り終えなくてはなりませんので、それは老体のサンタさんにとって非常に厳しいミッションです。
しかし、地球の自転と共に西へ向かってプレゼントを配送していけば、時差により行動時間はルール上32時間となるのでサンタさんも安心なマインドにハートもニッコリでしょう。
そして仮に1世帯につき子供が2人とすると9億世帯、世帯から次の世帯までの平均距離を80mとするとサンタさんが走破すべき距離は32時間で7200万kmになります。
ちなみに地球の一周が4万kmなので、サンタさんも他人事ながら大変ですよね。
これを速度換算した場合、実に毎秒680kmのスピードでサンタさんはラッシュをかける事になるのです。
速度の上限といわれる光速度は毎秒30万kmといわれますがサンタさんの速度はその0.2%に達し、音速に換算するとマッハ2000にもなります。
例えば、近年退役したスペースシャトルの大気圏再突入速度でさえマッハ20なので、サンタさんはスペースシャトルの100倍に相当する速度でトナカイと共に空を爆走している事になる訳ですね。
スペースシャトルのマッハ20という速度では大気との断熱圧縮効果による超高熱及びソニック・ブームが発生するので、機体や耐熱タイルなどに不備があれば大気圏突入を断念せざるを得ません。
その100倍に相当する速度であるマッハ文朱2000では、発生するエネルギーも100倍どころの騒ぎではありません。
そしてプレゼント配送の結果、サンタさんのベクトルから周囲数km圏内にある家々は超高熱でイオン化し蒸発、または発生する強力なソニックブームによりコンクリート製のビルでさえ次々と粉砕、人類の居住地域は精密かつ的確に壊滅し大地は干上がるでしょう。
しかし夜が明けた現在でも人類絶滅という異常事態になっていない事から、サンタさんは存在しないという事実がこれで証明された訳です。
以上、毎年クリスマス恒例の柳田理科雄先生をインスパイアしたネタでした。
ぜひ来年は、サンタさんが18億人分のプレゼント合計数百万トンを白いズタ袋へ圧縮したエネルギーで核融合反応が起き、超新星爆発の後にブラックホール化するところまで書いて何処かに投稿したいですね。
あ、この記事に書いてある数値や現象は本気にしちゃダメです。