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キーマカレー
キーマカレーですが、二夜連続のカレーにマグロも製作快調な渡哲也です。
それでこの前、日本語の話を書いたじゃないですか。
音韻が少ないんで世界で最も単純な言語の一つとされてるって書いたじゃないですか。
少ないもんだから同音異義語がやたらと多いと書いたじゃないですか。
これですね、話し言葉は確かに単純なんですが、書き言葉に関しては世界で最も複雑な言語ともいわれているんです。
単純明快な話し言葉と複雑怪奇な書き言葉が日本語の特徴な訳ですよ。
なもんで、話すだけであればマスターするのは難易度が低いんです、音が少ないしアクセントも重要じゃないんで。
しかしですよ、書き言葉になると途端にハードルが上がる訳ですよ。
まずは文字種がやたらと多い。
漢字に平仮名と片仮名、時にはアルファベットも普通に使われている訳ですよ。
しかもです、日本語表記に欠かせない漢字ですが、一つの漢字だけでも複数の読み方がある訳です。
この複数の読み方がですね、日本人の大発明である漢字の使い方ですよ。
本場中国だって漢字の読み方は例外や漢音呉音などもありますが基本、一つにつき一つなんです。
漢字は飛鳥時代の頃に中国大陸から入ってきたのですが、それまで日本には文字というものがありませんでした。
つまり、それまで自分達の事を文字で残す事が出来なかったんです。
それが漢字によって書き残す事が出来るようになった訳ですよ、そこから日本の歴史が始まったと言ってもいい訳ですよ。
しかしですね、漢字って中国の文字じゃないですか。
これって漢字の読み方も文法も用法も用量も中国語になる訳ですよ、これでは自分達の言葉が残せない訳ですよ。
そして奈良時代、平安時代になると日本語の表記に革命が起きるんです。
それが仮名や漢字の訓読みになるのですが、500文字を軽く超えてしまったので今宵はここまでに致しとうござりまする。
朝ですが。
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