麻婆茄子ライス

麻婆茄子ライスですが、質量の大半を占めるていのは糸コンニャクでした。

だったらですよ、これって麻婆糸コンニャクになる訳じゃないですか。

そもそもです、糸コンニャクってメチャメチャ悲惨な扱いを受けてません？

受けてなくもなくありません？

だって糸コンニャクの冠を付けられた食べ物って何かあります？

無いでしょう。

すき焼きにだって入っているのに主役は肉ですよ。

糸コンニャクは単なる脇役な訳ですよ、主役を引き立てる彩りですよ。

翻って考えてもみて下さい、糸コンニャクの元となっているのはコンニャクじゃないですか。

コンニャクにはですよ、おでんがあるじゃないですか、あれってコンニャクは主役級な訳ですよ。

更には田楽なんてのもあるじゃないですか、田楽なんて主役も主役じゃないですか。

それがですよ、細くして手間暇かけたのに脇へと追いやられちゃうんですよ、普通のコンニャクより工数かかってんのに邪険に扱われちゃうんですよ。

スーパーでもコンニャク売り場の一角を占めているのに主役にはなれないんです。

これでは糸コンニャクが可哀想だとは思いませんか、不憫だとは思いませんか、糸コンニャクもハートブレイクしてるとシンキングしませんか。

私は思いません。