鍋焼きうどん

鍋焼きうどんですが、コンビニ飯でした。

そんな事はどうでもいいんですが、先日ラムネと日本海軍の話をしたじゃないですか、そしたらラムネをビー玉で栓するところで終わっちゃったじゃないですか。

という事で、ラムネと日本海軍の本編です。

その日本海軍では艦艇にラムネ製造機が積んであった訳ですよ。

それが超合理的なんです。

まず、ラムネって炭酸が入ってるじゃないですか。

これが艦艇には消火用に二酸化炭素発生装置が積んであった訳ですよ。

しかしですね、火災なんか滅多に起きないじゃないですか、起きちゃったら周りは火薬だらけなんで大変じゃないですか。

でも海上では二酸化炭素発生装置を動かさないでおくと潮風で錆びちゃうんですよ、肝心な時に錆びてて動かないとか洒落にならない訳ですよ。

なもんで定期的に動かす必要があったんです。

しかし発生させてるだけじゃ二酸化炭素が勿体無いじゃないですか。

そこで炭酸水を作ろうと考える訳ですよ。

炭酸水には利点があって生水よりも腐りにくいんです、海の上って生水が貴重品なんで飲み水を炭酸水にしておくと保存が効くんです。

ただ炭酸水には欠点もあって、ストレートだとあんまり美味しくないんです。

そこで目を付けたのがラムネですよ、炭酸水に甘いシロップを入れて美味しくした訳ですよ、ラムネの瓶に入れる事で更に腐りにくくなった訳ですよ。

話は少しズレますが、軍隊という組織は将兵の健康に物凄く気を使ってるんです。

実は日本海軍も脚気という病気に悩んでいた時期があったんです、当時は脚気の原因がビタミン不足だとは世界でも分かっていなかったんです、そもそもビタミンなんか全世界が知らなくて細菌が原因だとか思われてたんです。

日本海軍は世界でいち早く脚気の原因が食事にあるとして実証実験を実施し、それを証明してビタミン発見のきっかけを作った事があったんですよ。

この脚気と日本陸海軍には面白い話があるんですけど、長くなるので飛ばしますね。

なもんで、ラムネのシロップにビタミンとか栄養になるもんを混ぜ込んだんです。

ほら、アメリカのアイスクリームと栄養面で負けてないじゃないですか、超合理的じゃないですか。

更にですよ、ラムネ瓶は洗えば再利用が出来るんでゴミが出ないんです。

普通、瓶の炭酸飲料は王冠とかコルクで栓をするじゃないですか、でも艦艇はゴミ出す事を嫌うんです。

何故かというと海にゴミを捨てて王冠とかコルクを回収されたら、刻印なんかで何処の国の艦隊が近くにいるとか分かっちゃう訳ですよ。

実際どこかの海軍で捨てたコルクを回収されて位置がバレた事例もあるらしいんです。

という事で、まだ書きたい事も残っているのですが、今回も500文字を軽く超えてしまったので今宵はここまでに致しとうござりまする。