ピザ
ピザですが、私って宇宙戦艦ヤマトファンを公言してるじゃないですか。
でもヤマトファンて、一筋縄じゃいかないんですよ。
例えば広く支持者を持つガンダムと言っても、その作品群で好意を持つ範囲は人によって様々です。
そんなガンダムファンの我々世代で一般的なのは、ファーストから逆シャアまでをガンダムとする層でしょうか。
要するに、宇宙世紀0079に繋がる世界だけがガンダムとする若者達です。
私を含め、この層はそれ以外のガンダムはガンダムの形をした別の何かと認識しているでしょう。
別にガンダムを名乗らなくても良いんじゃないかとまで思っています。
そして我が宇宙戦艦ヤマトですが、ファン層が更に細分化されるのです。
ヤマトは初のメディアミックス作品といわれ、公開されたメディアによってストーリーの差異が相当にあります。
このため、どの作品までをヤマトと認めるのかも人により様々になってきます。
少々ヤマトファンの例を挙げますが、
① テレビシリーズ第一作目だけをヤマトと認める層
この層は劇場版以降に公開されたヤマトをヤマトとは認めません。
松本漫画版や石津嵐小説版も、当然認めません。
「我々がしなければならなかったのは戦うことじゃない、愛し合うことだった」という古代のセリフを至高としていて、2話後に襲ってきたデスラーを問答無用で返り討ちにした事を突っ込むと何故か怒り出します。
これはパート1原理主義と呼ばれ、他のヤマトファンから忌み嫌われています。
② さらば宇宙戦艦ヤマトまでは認める層
この層は、さらばをヤマト作品の最高傑作であると思っている事が特徴です。
確かに、さらばは敵が巨大なマトリョーシカという点で特筆すべき作品なのは確かでしょう。
私の大好きな真田さんが死んじゃうのもポイントが大です。
しかし、さらばを認めないパート1原理主義者や、ほぼほぼ全員生き残るパート2以降を敵だと思っていて、何かと突っ掛かります。
愛し合うのがヤマトのテーマなのに当然、リメイク作品であるキムタク版や2202もコキおろします。
これは、さらば至上主義と呼ばれ他のヤマトファンから忌み嫌われています。
③ ヤマトであれば何でも認めちゃってる、ある意味あぶない層
私もここに属しますが、ヤマトであれば何でも大好きという層です。
ヤマトには原作が存在しないので、公開メディアによって設定どころかストーリーにも相当な差異があると述べました。
石津嵐小説版などは島が人体改造されて私の大好きな真田さんを撲殺しちゃうんですよ。
更にはヤマト自体がイスカンダルで早くも自爆しちゃうんです。
続編が作れないじゃないですか。
それでも我々の層は、それもこれもヤマトだと認識しているので他のヤマトファンから忌み嫌われています。
ぜんぜんファン同士が愛し合ってないじゃないですか。