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サーモンのムニエル
サーモンのムニエルですが、昨晩は酔っ払ってしまい妙なコメントを連発してしまいました。
被害を被った関係各位には心から陳謝致します。
さて先日アップしようと思っていた私の身体的特徴ですが、きっかけはクリオネさんの記事でした。
その中で、以下のような素晴らしい表現があります。
脳は右と左に分かれてそれはまるで3Dメガネみたいに異なった色の世界を映す。それは重なり合い、立体となってわたしというバランスが保たれる。
とってもアメージングなナイス表現ですよね。
しかし私には想像の出来ない世界なのです。
私の片目は生まれつき、調節性内斜視という障害があります。
人間の両目というのは単に景色を見るだけでなくレンジファインダー、日本海軍でいうところの測距儀という役割を担っています。
つまり両目の2点と目標物に対し三角形を作り、その内側へと傾いた眼球の角度で距離を測るという三角測量を無意識に行っているのです。
更に、人間の目は焦点を合わせた物体に対し2点から見た映像ズレを脳が融合する事で物が立体的に見えるという、立体視もしくは両目視と呼ばれる機能も有しています。
これを利用したのが3D映画やVRなどですね。
立体視を獲得するのは6歳くらいまでが限度と言われているので、もう50を過ぎた私には立体感を得る事が出来ません。
この調節性内斜視というのは近くの何かを注視する時、片方の目が通常よりも内側へと寄ってしまう障害なのです。
つまり片目は目標を見ていますが、もう片方の目は別のところを見ているという寸法です。
目標との距離が近ければ近いほど、この片目は更に別のところを見に行こうとします。
実際問題、普通に生活する上で特に支障はありません。
本を読む時なども最初は文字どころか本自体や周囲の景色までもが多重化されますが、しばらくすると脳が勝手に片目の情報をシャットアウトするので問題なく読めます。
嫁様も私が斜視であるという事を、言うまで気付きませんでした。
困るのは体育の授業などで球技を行う場合です。
最悪なのが野球で、天からボールがこちらに向かって落ちてきた時点でボールは2つに別れます。
小さなボールが近付くにつれ更にボールの別れは大きくなっていくロンリネス分身魔球です。
更にはスピードが早いので脳が片目の情報をシャットアウトするまで間に合いません。
これじゃボールが2つで地球は1つのガッチャマンで、どちらのボールを取って良いのか頭がメダパニ起こします。
かくしてボールはミットを擦り抜け、顔面へのコリジョンコースを取る訳です。
マラソン大会では神速の帰宅部と呼ばれ、柔道の授業ではトリッキーな頭脳戦を行うので柔道部員からも嫌われたという運動性能の高い私でしたが、球技では途端にポンコツ化する理由がこれでした。
ガッテンして頂けましたでしょうか、
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