シチューとピラフ
シチューとピラフですが、私もシチュー引き回しの上磔獄門晒しケツでした。
いやもう昨日のアニサキスも話の途中で終わっちゃったじゃないですか。
今回はですね、久しぶりにお酒の話をしたんです。
しかしですよ、お酒の話って作り方とか知っていた方が面白いと思うんで前フリが異様に長くなっちゃうんです。
そこで、次回以降も同じ事を話さなくても良い様に前フリを書きます。
えーとですね、お酒というのは色々と種類がありますが、大きく二つに分かれるんです。
一つが醸造酒、もう一つが蒸留酒なんです。
蒸留酒なんてのは醸造酒を蒸留した物なんで話は簡単ですが、問題は醸造酒です。
醸造酒というのは元の液体にある糖分を酵母の働きでアルコールと二酸化炭素に変換させた飲み物な訳です。
そんでこの醸造酒も大きく二つに分かれるんですね。
それが単発酵と複醗酵なんです。
単発酵というのは一番簡単な醸造で、元々糖分が含まれる液体をアルコール発酵させた物です。
ワインとかシードルなどの果実酒が単発酵に当たりますね。
ブドウジュースとかリンゴジュースなんかは元々糖分が含まれるので、酵母を加えるだけでお酒になる訳です。
しかもね、ブドウなんて皮ごと搾って放っておいたら勝手にワイン化しますから、ブドウの皮に酵母が生息しているので発酵しちゃいますから。
あ、家庭でブドウを搾ったらすぐ飲まないと酒税法違反で税務署に呼ばれるので要注意です。
ほら、単発酵の説明だけで500文字を超えたじゃないですか、複雑な複醗酵まで行かなかったじゃないですか、こんなのは入院の記事以来じゃないですか。
この久々な展開、明日は金曜日なので土曜日を待て。
【 次回予告 】
呑む者と呑まれる物、そのおこぼれを狙う者。
糖分を持たぬ物は発酵できぬ醸造の容器。
あらゆる酵母が醸す般若湯の泡。
ここは母上様が産み落とした私のソドムの市。
中年の躰に染みついたアルコールの臭いに惹かれて、呑兵衛な奴らが集まってくる。
次回「アスペルギルス・オリゼー」
私が飲む風呂上がりのビールは苦い。