鶏の照り焼き
鶏の照り焼きですが、昨日も日本語の話をしたじゃないですか。
江戸時代の識字率が高かったと書いたじゃないですか。
これ江戸時代からじゃないんです、戦国時代でも日本に来た宣教師が書き残しているんですよ。
識字率だけじゃなく知識レベルの高さにも驚いてるんです、庶民のレベルも高かったりするので度肝を抜かれてるんです、ビックリしてるんです。
当時の宣教師って密偵みたいなもんじゃないですか、植民地にする為の尖兵みたいなもんじゃないですか、コロニーを作るためのスパイみたいなもんじゃないですか。
そのスパイが本国に報告してる訳です。
「日本人に西洋の科学技術とか教えたらヤベーよ」って。
現にですよ、この頃は火縄銃が伝来してるじゃないですか、1543年頃に伝わったとされてるじゃないですか。
それを当時の日本人が火縄銃の構造を調べ上げ、すぐに量産を開始しちゃってるんです。
およそ60年後の1600年に起きた関ヶ原の戦い頃には、日本全体で50万丁の火縄銃を保有していたと考えられています。
50万丁ですよ?
これってヨーロッパ全体の火縄銃保有数を軽く超えちゃってるんです、うちの嫁様はジム通いしているのに肥えちゃってるんです。
更にですよ、元の構造をコピーするだけじゃなく日本独自の改良も加えてるんです、魔改造してるんです、既にNHK魔改造の夜なんです。
今の銃もそうですが火縄銃って引き金を引いて発射するじゃないですか、日本に入ってきた火縄銃は引き金と火縄の部分が一体になってたんです。
一体になってるという事は火薬に火縄を押し付けるのに握力を使う訳ですよ、力を入れて引き金を引くと銃身がブレて命中率が下がるんですよ。
これを日本では引き金部分と火縄部分を分け、間にバネを噛ませる事で握力が必要のない改良を加えて命中率を高めたんです。
他にも銃身を改良しちゃってるんです。
元々は芯の鉄パイプに補強の鉄板を貼り合わせるという単純な構造だったんですが、日本では鉄板を螺旋状に巻き付けたんです。
こうする事で強度が上がるんです、強度が上がると火薬の量を増やせるんですよ、火薬が増えると威力も射程も上がるという事なんですよ。
そんな訳で命中率も威力も射程も向上させた日本の火縄銃は海外恐れられ、輸出品としても多数出荷されたのです。
そして今回も1000文字近くなってしまったので今宵はここまでに致しとうござりまする。