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富士モータースポーツミュージアム

 11月9日に富士スピードウェイの西ゲート脇にある富士モータースポーツミュージアムへ行ってきました。2022年10月7日にオープンした富士スピードウェイホテルの1,2階部分を展示スペースにする形で同日にオープンした競技車両を中心に展示している自動車博物館です。展示車両は40台程ですが常設展示のマシンの他に各メーカーやチーム、個人が所有しているものを借りて展示している車両もあるので一定期間で展示車両が入れ替わります。見学料金は平日1,800円、土日祝日は2,000円ですがオンライン予約で各200円引きになるので、個人的には事前にオンラインで予約して行くことをお勧めします。


入場まで

青いルートから入ります。
赤いルートはミュージアムではなくサーキット内に入ってしまうのでNG。

 上記した通り富士スピードウェイの西ゲート脇に富士スピードウェイホテルの入り口があるのでそこから入ります。間違って富士スピードウェイに入場してしまうとサーキット内からこちらのホテル側には行けないので注意が必要です。

上の入場した道を道なりに進むと一番奥に駐車場があります。
オレンジの矢印部分がエントランスです。

入って道なりに進むと駐車場があるので車を止めて、エントランスより建物へ入ります。

2024年3月28日撮影
エントランス

建物に入るとこんな感じ。ミュージアム入り口は左手にあります。

ガイドツアーも1日に2回実施されており、ご希望の方は公式サイトにて開始時間確認できます。

1F

1F 地図
(2024年3月28日撮影)
2024年3月28日撮影

 あくまでも参考程度ですが展示車は大まかに1Fは~70s、2Fは80s~となっていました。今回は2024年11月9日時点での展示車両をご紹介したいと思います (以前訪れた際に見た車両の写真は使い回しになってしまいますが..)。

パナール エ ルヴァッソール タイプB2
(2024年3月28日撮影)

ミュージアム最古の展示車両は1899年のパナール エ ルヴァッソール タイプB2。なんでもFR方式を最初に採用した車両だとスペックプレートに記載がありましたが、古すぎて知識が全く無いので正直よくわかっていません….。博物館の最初の方の展示物あるある。

トーマス フライヤー モデルL
(2024年3月28日撮影)
フォード 999 (レプリカ)
(2024年3月28日撮影)

1909年のトーマス フライヤー モデルLと1902年のフォード 999 (レプリカ)。下の999はフォード博物館よりレンタルしている車両です。

スタッツ ベアキャット シリーズF
(2024年3月28日撮影)
1922 サンビーム グランプリ #16 ケネルムリーギネス
(2024年3月28日撮影)
ブガッティ タイプ 35B
(2024年3月28日撮影)

詳しいマニアの方には刺さるであろうこの辺の戦前のマシン。なんせ知識が無いものでどこに注目すればよいのやら…。

トヨペットレーサー (レプリカ)
(2024年3月28日撮影)

トヨペットSD型乗用車のシャシーとエンジンをベースに独自に開発したボディを纏ったレーシングカー、トヨペット レーサー。本物は現存していないため展示車はレプリカになります。この間のインタープロトシリーズ 第3戦のパドックにて後述する2000GTのスピードトライアル仕様と共にエンジン始動デモが行われたとか。

'58 ダットサン 1000 セダン 富士号 #19
(2024年3月28日撮影)

1958年のモービルガストライアル Aクラス優勝車のダットサン 1000 セダン、通称富士号。同じく同クラス4位に入賞した桜号も日産ヘリテージコレクションに保管されており、こちらの車両も同施設よりレンタルされています。ヘリテージコレクションに保管されているラリーカーは基本ゴール時の状態で残されているので、この車両も特にフェンダー部分に大きくダメージが残っています。

'70 トヨタ 7 ターボ (レプリカ)
'70 トヨタ 7 ターボ (レプリカ)
(2024年6月9日撮影)

1970年型のトヨタ 7 ターボ。こちらは展示用のレプリカですが本物の個体もトヨタ博物館のバックヤードに保管されています。この年はテスト中の事故や日本グランプリの中止などで実戦を走ることはありませんでしたが、1970年の富士1000kmレースの前座としてデモランを行っています。

'70 トヨタ 7 ターボ (レプリカ)
(2024年3月28日撮影)

展示スペースの足元は遠目から見ると砂利かと思いきや、実は黒いボルトでした。

'69 トヨタ 7 #8 川合稔
(2024年6月9日撮影)

前回見に行った時は前年のNAモデルも展示されていましたが、今回は展示車の入れ替えでいませんでした。ちなみに69年式のトヨタ 7は12台製作されていますが、現存しているのはこの1台のみです。

'93 ウェッズスポーツ カローラレビン #18

1993年の全日本ツーリングカー選手権 (JTC) クラス3に参戦したウェッズスポーツ カローラレビン。この年のクラス3には既に後継モデルのAE101を投入しているチームもある中で、浅野レーシングは最後までAE92型で戦っています。

Hot-version N2 LEVIN (1号機) #86 土屋圭市

そしてこちら、Hot-version N2 LEVIN。80年代に行われていたカローラ/スプリンターグランドカップというハチロクのワンメイクレース仕様のマシンです。こちらの個体は当時のレースで走っていたマシンではなく、ホットバージョンの企画として後に復活したN2バトルに出場するためにTRDが土屋圭市選手に向けて製作した1号機です。

Hot-version N2 LEVIN (1号機) #86 土屋圭市

N2レースは今年のFUJI 86/BRZ STYLE 2024にて6年ぶりに復活し、スーパーN2カテゴリーの出走も認められたことで以前までは禁止されていたシーケンシャルミッションなどの装着も認められるようになりました。

86スタイルも毎年行こうか悩むんですが、優先するレースやイベントを挙げて行くと毎年候補から外れてしまうんですよね。近くにAEかZN系に乗っている人がいれば勢いで行けそうですがハチロクどころかBRZ乗りの知り合いも一人もいないもので…。

手前から'82 浅野自動車スターレット #18 浅野武夫
'89 トレド246トリイサニー #16 影山正彦

上のAE86、AE92もそうですが今回はツーリングカーの展示が多く、こちらの2台も当時走っていた本物の個体。手前が1982年のスターレットグランカップ シリーズチャンピオンを獲得した浅野自動車スターレット。奥が1989年の富士マイナーツーリング最終戦にて優勝を飾ったトレド246トリイサニーです。

'82 浅野自動車スターレット #18 浅野武夫
 '89 トレド246トリイサニー #16 影山正彦

本戦を走った個体には大体このようなレースの車検証がボディや室内のロールバーなどに貼られているので、探してみるとマシンの参戦経歴が分かって面白いですよ (さすがにスターレットは文字が消えてしまってますが..)。

'36 インヴィクタ 4 1/2リッター #24 川崎次郎
'36 インヴィクタ 4 1/2リッター #24 川崎次郎

こちらも新しく展示された車両。1936年の第1回 全日本自動車競争大会 優勝カップ 総合優勝車のインヴィクタ 4 1/2リッター。フロントからの写真だとわかりづらいですがなんとナンバー付き…。当時の開催サーキットの多摩川スピードウェイも2021年までは観客席の跡地が残されていましたが、堤防の建設の関係で取り壊されてしまいましたね。

左から'61 ホンダ RC162 #10 マイクヘイルウッド
'67 ホンダ RA273 #7 ジョンサーティース
(2024年3月28日撮影)

1961年のホンダ RC162と1967年のホンダ RA273。両車共にホンダコレクションホールからのレンタル車両です。ホンダ系の施設は1度も行ったことがないのでコレクションホールにも今度行ってみようかな.。

現状2輪の展示車はこの1台のみであとはすべて4輪です。なので2輪好きの方には少し物足りないかもしれません。

'63 日野 コンテッサ 900 #6 立原義次 (レプリカ)
(2024年3月28日撮影)

1階の奥には日本グランプリ参戦マシンが3台。まず1台目が1963年の日本グランプリ C-Ⅲクラス優勝車の日野 コンテッサ 900のレプリカ仕様。

左から'68 ニッサン R381 #20 北野元
'68 ダイハツ P-5 #15 吉田隆郎

そして1968年の日本グランプリ GP-Ⅳクラス優勝車のニッサン R381とGP-Ⅰクラス優勝車のダイハツ P-5。R381は動態保存されており年末のニスモフェスティバルなどでも実際に走行しています。

1F奥の柱にはミュージアムを訪れたレース関係者のサインも。

一通り見たらエレベーターで2階へ上がります。

2F

2F 地図
(2024年3月28日撮影)
2024年3月28日撮影

 2階は皆さんに馴染みのある比較的最近のマシンが並んでいます。

手前から'94 ローラ T93/00 ホンダ #10 マイクグロフ
'02 ローラ B2/00 トヨタ #1 クリスチアーノダマッタ
'08 トヨタ カムリ #18 カイルブッシュ (レプリカ)
(2024年3月28日撮影)

エレベーターから出て左手にはアメリカンなレーシングカーが3台。手前が1994年のインディカーワールドシリーズに参戦したローラ T93/00 ホンダ、黒いマシンが2002年のCARTワールドシリーズ シリーズチャンピオンを獲得したローラ B2/00 トヨタ、さらに奥には2008年のNASCARスプリントカップシリーズに参戦したトヨタ カムリのレプリカ車両。

'02 ローラ B2/00 トヨタ #1 クリスチアーノダマッタ
(2024年3月28日撮影)

黒いローラは2004年にグッドウッドにも参加していたんですね。

'93 イーグル MkⅢ トヨタ #98
'93 イーグル MkⅢ トヨタ #98

今回こちらの1993年 IMSA GTPクラス参戦車のイーグル MkⅢ トヨタと後述するトヨタ GT-One TS020の2台がカウルレス展示されていました。

'93 イーグル MkⅢ トヨタ #98
'93 イーグル MkⅢ トヨタ #98

普段見れないカウルの裏はこんな感じ。エンジンは直列4気筒ターボです。

アルファロメオ 6C 1750 グランスポルト
(2024年3月28日撮影)
1908 イソッタ フラスキーニ ティーポⅠ
(2024年3月28日撮影)
'48 チシタリア 202C
(2024年3月28日撮影) 

この辺も一部の刺さる人向けに…。

'86 ランチア デルタ S4 #4 ヘンリトイヴォネン (レプリカ)
(2024年3月28日撮影)

1986年の世界ラリー選手権 (WRC) に参戦したランチア デルタ S4。こちらは四国自動車博物館よりレンタルされている車両です。カラーリングが第5戦のツール・ド・コルス-ラリー・ド・フランス仕様になっていますが、実車は大クラッシュで廃車になってしまったので別個体のレプリカ車両かな。このクラッシュの影響もあって翌年からWRCはグループA規定が主流になってます。

'96 スバル インプレッサ 555 #1 コリンマクレー
(2024年3月28日撮影)

1996年のWRC 第4戦 アクロポリス・ラリー・オブ・グリース 優勝車 スバル インプレッサ 555。よくイベントに出てくる同年のサンレモ-ラリー優勝車の他にも残っていたんですね。

スバル インプレッサ WRX GC8 FIA ホモロゲーション 取得書
(2024年3月28日撮影)

FIAのホモロゲーション取得書もありました。これぞ"モータースポーツミュージアム"って感じ (語彙力)。

'86 三菱 スタリオン 4WD ラリー

1986年の香港・北京ラリーに参戦した三菱 スタリオン 4WD ラリー。グループB規定に沿って開発されたものの翌1987年よりWRCの主流がグループA規定に変わってしまったため、結局WRC参戦が叶わなかった車両です。

'95 トヨタ セリカ GT-FOUR #3 藤本吉郎
(2024年3月28日撮影)

1995年のサファリラリーにおいて日本人初優勝を成し遂げた藤本吉郎選手のトヨタ セリカ GT-FOUR。この車両は実際に藤本選手がトヨタから譲り受けた後にフランスへ送られフルレストアされています。

'95 トヨタ セリカ GT-FOUR #3 藤本吉郎
(メガウェブにて2019年4月7日撮影)

レストア前はゴール時の状態でメガウェブなどに展示されていました。

'95 三菱 ランサーエボリューションⅢ #10 ケネスエリクソン
(2024年3月28日撮影)

そしてもちろんランエボも。1995年のWRC 第6戦 テルストラ・ラリー・オーストラリア 優勝車の三菱 ランサーエボリューションⅢ。レストアされて2022年のモータースポーツジャパンにてお披露目された1996年のエボⅢはデモランなどもしていましたが、こっちも動態保存なんですかね?

手前から'96 スバル インプレッサ 555 #1 コリンマクレー
'95 三菱 ランサーエボリューションⅢ #10 ケネスエリクソン
(2024年3月28日撮影)

出来ればこの2メーカーもトヨタみたいに復帰してくれたら…..。

ベントレー 4 1/2リットル
(2024年3月28日撮影)

1928年のルマン24時間耐久レースにおいて総合優勝に輝いたベントレー 4 1/2リットルのルマン仕様。です..。スミマセンチシキがナクテ…。

左から'95 トヨタ スープラ LM-GT #27
'90 ミノルタ トヨタ 90C-V #36

奥には1995年のルマン24時間耐久レース LMGT1クラスに参戦したトヨタ スープラ LM-GTと1990年の全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権 (JSPC) 第1戦 全日本富士500km 優勝車仕様のミノルタ トヨタ 90C-Vがありました。

'95 トヨタ スープラ LM-GT #27

このスープラ、カラーリング自体はルマン仕様なんですが何故かフロントバンパーだけルマンではなく全日本GT選手権 (JGTC) で装着していた形状のものに変わっているんですよね。箱自体もJGTCで使ってたものをルマン仕様にして、終わった後も再びJGTCに持って帰ってきて使っていたみたいなのでカラーリングだけ復元した感じですかね..。

左から'91 マツダ 787B #55 (レプリカ)
'99 トヨタ GT-One TS020 #3

さらにルマンのプロタイプマシンが2台。1991年のルマン24時間耐久レースで日本車として初の総合優勝に輝いたマツダ 787Bのレプリカ車両と1999年のルマン24時間耐久レースで総合2位入賞のトヨタ GT-One TS020。この2台は今後も常設展示される感じかと。

'91 マツダ 787B #55 (レプリカ)

こちらの787BはCN:787B-002 EX05。787Bのレプリカでは一番新しく元々小樽市総合博物館に展示されていた個体。

'99 トヨタ GT-One TS020 #3
'99 トヨタ GT-One TS020 #3
'99 トヨタ GT-One TS020 #3

上のイーグル MkⅢ トヨタと同様こちらも11月末までエンジンが見えるカウルレス展示になっていました。エンジンのパーツナンバーが一部隠されてるのって何か理由があったりするんですかね。

'09 トヨタ TF109 #10 小林可夢偉
(2024年3月28日撮影)

トヨタ F1ラストイヤーのTF109。小林可夢偉選手がスポットで乗った第17戦 アブダビGPにて6位に入賞した実車です。当時終盤2戦のみのスポット参戦ながらその年のチャンピオンを獲得したジェンソンバトン選手などと互角にバトルしているのを見て「いよいよ日本人初の優勝もあり得るのでは」と思った矢先にトヨタがF1から撤退してしまいましたからね~。

'87 Foot Work MCS ヤマハ #55 鈴木亜久里
(2024年3月28日撮影)

1987年の富士グランチャンピオンレースに参戦したFoot Work MCS ヤマハ。今年の6月に行った際には企画展の展示車両と入れ替わってましたが、今回また表に出ていました。

'94 ADVANローラMF308 #7 高橋国光
(2024年3月28日撮影)

1994年の全日本F3000選手権に参戦したADVANローラMF308。こちらは11月11日までの展示となっています。

'90 カルソニック スカイライン #12
(2024年6月9日撮影)

1990年のJTC クラス1においてシリーズチャンピオンを獲得したカルソニック スカイライン。この車両は開幕戦のBBS仕様で現存する唯一の本物のカルソニック号らしいです。

'90 カルソニック スカイライン #12
(2024年6月9日撮影)
'90 カルソニック スカイライン #12 (レプリカ)
(日産グローバル本社ギャラリーにて2023年8月10日撮影)

この個体はJTCを走った後にJGTCへ投入され94年、95年と走っているのでバンパーなどに牽引フックやエアジャッキの移設跡があります。

'90 カルソニック スカイライン #12
(2024年6月9日撮影)
'90 カルソニック スカイライン #12 (レプリカ)
(日産グローバル本社ギャラリーにて2023年8月10日撮影)
'93 HKS SKYLINE #87
(2024年6月9日撮影)

日産ヘリテージコレクション所有のレプリカと少し前まで同ミュージアムに展示されてた1993年のJTC参戦車のHKS号との比較。バンパーも下の2台と比べるとだいぶ加工されてタイヤハウスのラインがずれています。

'90 カルソニック スカイライン #12
(2024年6月9日撮影)
'90 カルソニック スカイライン #12 (レプリカ)
(日産グローバル本社ギャラリーにて2023年8月10日撮影)
'93 HKS SKYLINE #87
(2024年6月9日撮影)

キャンバー角はHKS号がやや控えめな感じ。

'90 カルソニック スカイライン #12
(2024年6月9日撮影)
'93 HKS SKYLINE #87
(2024年6月9日撮影)

給油口もJGTC時代に両端から中央に移設されています。

手前から'66 トヨタ 2000GT #17 田村三夫 (レプリカ)
トヨタ 2000GT スピードトライアル仕様 (レプリカ)
奥から'66 トヨタ 2000GT #17 田村三夫 (レプリカ)
トヨタ 2000GT スピードトライアル仕様 (レプリカ)

1966年の日本グランプリ GP-Ⅱクラスに参戦したトヨタ 2000GTとトヨタ 2000GT スピードトライアル仕様。両車共に実車は現存していないので市販の2000GTから製作されたレプリカ車両です。2000GTは1967年から市販されているため、前年の日本グランプリにはプロトタイプが投入されています。

ホンダ NSX タイプR NA1
(2024年3月28日撮影)

ホンダ NSX タイプR NA1。展示車は1996年式でした。NA型のNSXってどうしてもタイプRのイメージでヘッドライトがリトラクタブルなのはNA1、固定式はNA2と誤解されがちですが、実際は排気量やミッションで分けられているんですよね。Ⅰ型 (3.0L) とⅡ~Ⅳ型のAT車 (3.0L) がNA1でⅡ~Ⅳ型のMT車 (3.2L) がNA2型になります。ヘッドライトがⅠ~Ⅲ型までリトラクタブル、Ⅳ型のみ固定式なのでⅡ,Ⅲ型のMTはリトラクタブルですが型式はNA2となります (反対にⅣ型のAT車は固定式ですがNA1に) 。

Toyota GR Supra Drift by HKS

最後の展示車がこちらのToyota GR Supra Drift by HKS。マクドナルドのCMや2019年のグッドウッドで走っていたHKSのデモカーです。

マツダ R26B
(2024年6月9日撮影)
マツダ 13B-MSP
(2024年6月9日撮影)
トヨタ RV8F
(2024年6月9日撮影)
ミニカー
(2024年6月9日撮影)

車両以外にエンジンなどの展示も。

ミュージアムは2階までで最後は3階へ上がります。3階にはミュージアムショップやカフェがあり、富士スピードウェイの最終コーナーが一望できます。そして3階からエスカレーターで降りてきて出口といった感じです。

まとめ

左から'91 マツダ 787B #55 (レプリカ)
'99 トヨタ GT-One TS020 #3

 最初に書いた通り事前に行く日程が決まっているのであればチケットを予約購入することをお勧めします。ビッグレースのある週末に行ったことがないのでわかりませんが、少なくとも平日やレースの重なっていない休日はそこまでの混雑も無く、じっくり車両が見られると思います。加えて個人的に感じたのは、館内の警備員さんがこちらが車両を撮る際にさりげなく画角から避けてくれるのも流石高級ホテルに併設する博物館だなと。

1つわがままを言わせてもらうと、公式サイトに「現在の展示車一覧」みたいなリストを載せてもらえたらすごい助かるかな….。今回で訪れるのは3回目でしたが、毎回他の人のSNS等にアップされた画像から大体5~10台ほど展示車が入れ替わったなというタイミングで訪れています。公式サイトで展示車をまとめてくださると次の来館時期の目安になるのでぜひ…….。

同じく西ゲート付近にルーキーレーシングのファクトリーとウェルカムセンターもあるので、そちらも合わせてモータースポーツが好きな方は1度訪れてみてはいかがでしょうか?

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