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マツダファンフェスタ 2024@富士スピードウェイ
2024年10月19~20日に行われたマツダファンフェスタ 2024 at FUJI SPEEDWAY。2003年に始まったマツダスピードカップ サーキットトライアルが2010年より名称をマツダファン サーキットトライアルへ変更し、その岡山ラウンドの規模を拡大する形で2012年に始まったマツダのイベントです。毎年 (一部コロナ期間を除いて) 岡山国際サーキットで開催されており、富士スピードウェイでは2016年と2018年にBe a driver. Experience at FUJI SPEEDWAYとして類似イベントを開催した後、昨年よりマツダファンフェスタ名義で開催されています。さらに今年は岡山、富士に加えてマツダファンフェスタ 2024 IN TOHOKUとして4月6,7日にスポーツランドSUGOでも開催され、過去最大規模となっています。
今年は20日の日曜日に参加してきましたが、19日と20日でイベント内容が微妙に異なってました。
両日共にYouTube上でライブ配信され、アーカイブも残されてます↑。
会場入り
日曜日は8:00にパドックオープン、ゲートは7:00からオープンしていたので7:30頃に到着しP7に駐車してしばらく待機。当たり前ですが駐車場には新旧のマツダ車が多数、特にロードスターが多かった印象です。
8:00になりパドックオープンと同時にコース上ではLegend's Roadster Raceの予選が始まってました。
Legend's Roadster Race、マツダファンエンデュランス 予選 (8:00~8:15,8:25~8:45)
今回Legend Racing Driver's Clubより数名のドライバーが参加し、Legend's Roadster Raceという形でNDロードスターによるレースが行われました。
現在のLegend Racing Driver's Club会員ドライバー 一覧↑。
8:00~8:15までの15分間の予選が終わり、8:25~8:45からはマツダファンエンデュランスの予選が開始。
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マツダファンエンデュランス、いわゆるマツ耐は2012年より行われている耐久レースで、上記したマツダファンフェスタの前身のマツダファン サーキットトライアルの兄弟イベントでもあります。ガソリン満タンの状態でスタートし途中の給油は禁止、150分の規定時間内に走った周回数で順位が決まります。クラス分けも細かく設定されておりますが、今回見る感じでは大半はロードスターとデミオ系でした。
オープニングセレモニー (9:00~9:20)
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9:00のオープニングセレモニーでは寺田陽次郎選手より開会宣言が行われ、昨年同様マツダ 787Bとそれに続いて歴代ロードスターが出てきました。この辺から空模様が怪しくなってきます。
Legend's Roadster Race 決勝 (9:25~10:05)
9:25からはLegend's Roadster Raceの決勝でした。ルールが少し変則的で、まずレジェンドドライバーがファーストスティントを担当し7周でチェッカーが振られて一端ピットイン。オーナードライバーへチェンジした後ピットロード出口前で全車整列。このルールにより前半で稼いだマージンはゼロになります。ピットロード出口のシグナルがグリーンに変わるとそこからレースを再開し、残り6周をオーナードライバーが戦います。最終的にはレジェンドドライバー上位3名、総合上位3名が表彰されました。
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今回この後に控える歴代レーシングカーのデモランも含めピットロードの走行写真を撮りたくてピットビルBからずっと見ていたのですが、途中から雨が降ってきました。土曜日は雨、日曜日は晴れ予報だったので2日間あるうちの日曜日を選んだのですが、ドライバー交代が終わったころにはすっかり本降りになってしまいました。万が一のことも考えて持ってきたレインコートに助けられながらゴールまでこの場所で観戦。サーキットにレインコートは必需品ですね。
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リザルトはこちらから↑。今回レジェンドドライバーの優勝は中谷明彦選手、2位 . 柳田春人選手、3位 . 長谷見昌弘選手。総合優勝は11号車の上伸物流ロードスターが制しました。長谷見さん御年78歳ながらガンガンバトルしてて凄かったです(笑)。
787B・歴代レーシングカーデモラン (10:15~10:30)
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今回のイベントで一番楽しみにしていた歴代レーシングカーのデモラン。ですが路面が雨で完全に濡れてしまい、見た感じほぼ全車スリックタイヤだったのでかなりスピードを抑えめでの走行でした。せっかく歴代レーシングカーの走行枠が午前にも設けられていたので日曜日を選んだのですが、よりにもよってここで雨降る?……..
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本来なら787Bも走る予定でしたが、やはり雨ということで午前の走行枠には出てきませんでした。あと距離的に目一杯グランドスタンド側にマシンが寄っていても手前のフェンスが被ってしまいますね。
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'78 マツダサバンナRX-3 #22 (レプリカ)
'92 REスギヤマ岡部自動車RX-7 #30
'96 KATAYAMA RX-7 #17
ロータリー好きにはたまりません。
マツダファンエンデュランス 決勝 (11:05~14:15)
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先述した通り通常は150分で行われるマツ耐決勝ですが、今回は特別戦ということで走行時間は180分。マツ耐の特別戦は昨年に引き続き2回目の開催です。最初の数周を見てから昼食を取ってAパドックへ行ったのでほぼ見ていません…。
Aパドック
今回出展ブースは主にAパドックに設けられていました。
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20B NA 3ROTAR-7 aka 雨さん号
マツモトキヨシ ロータリーロードスターbyRE雨宮
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D'z 8 'Ver2023'
伊藤笑会 零号機 with RE雨宮
この辺は東京オートサロンでも展示されていたデモカー。RE雨宮ブースで買い物をしている最中にRE雨宮代表の雨さんが戻ってきたので、オートサロンでは貰えなかったサインをありがたく頂きました。
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D'zガレージのRX-8は2ローターのターボ仕様です。8のターボ仕様ってどんな感じなんでしょう?
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Hot-Versionの峠最強伝説でお馴染みの藤田エンジニアリング FD3S 魔王号。
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NA3ローター、ペリフェラルポート仕様のPAN SPEED RX-8。エキマニの配置などの関係で左ハンドル化されています。
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JSSのFC3Sは今回デモランをしていたREスギヤマの30号車の他にもう1台、1993年シーズンに参戦したアンフィニニシトウキョウRX-7が展示してありました。JSSはレギュレーションでエアロを装着することが義務付けられていたため、同時期のグループA規定で走っていた全日本ツーリングカー選手権のマシンと比べても幾分激しめです。
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(2023 マツダファンフェスタにて撮影)
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(2023 マツダファンフェスタにて撮影)
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(2023 マツダファンフェスタにて撮影)
REスギヤマ号との比較。55号車はERCのボディキットですかね。
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京滋マツダがレストアしたマツダ ユーノス コスモ。ユーノス コスモと言えば市販車初の20B 3ローターエンジンを搭載していたことで有名ですが、こちらの車両は13Bの2ローターモデル。
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コントロールセンター前に停めてあったGR86とGRスープラの富士スピードウェイ オフィシャルカー。2台とも純正から社外ホイールへ変わっていました。
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その他展示車はこんな感じ。
イベント広場
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イベント広場にはオーナーズクラブのパレードラン参加車専用駐車場の他、試乗コーナーやグランツーリスモの体験ブースが設けられていました。
ピットビルA
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まずは3Fから。初代のNAロードスター発売から35周年を記念して前日の19日に発表されたNDロードスターの35周年記念車。ボディカラーはアーティザンレッドプレミアムメタリックだそうです。
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10月19日・20日の2日間、富士スピードウェイで開催された「MAZDA FAN FESTA 2024 at FUJI SPEEDWAY」にて、倶楽部 MAZDA SPIRIT RACINGでは、アプリ会員さま向けに裏話や開発秘話をお話しするトークショーを開催しました!… pic.twitter.com/a1zngi3bgf
— MAZDA SPIRIT RACING (@MAZDA_SPIRIT_R) October 25, 2024
今年の東京オートサロンに出展されたMAZDA SPIRIT RACING RS concept。現行ロードスターのソフトトップ仕様は1.5Lですが、このコンセプトモデルは2.0Lエンジンを搭載しています。6月にニュルブルクリンクでテスト走行している目撃情報があったので薄々わかっていましたが、上のツイート2枚目を見る限り市販化される方向なのかなと。
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(2023 マツダファンフェスタ 富士にて撮影)
マツダのレストアプログラムでリフレッシュされたNA6CとFD3S。このFD、よく見るとエンジンルームにあるはずの車台番号のプレートが無いのでおそらくプロトタイプ?聞いてくればよかった…。
他にも3Fではロータリーエンジンの分解実演やパーツの技術的な展示が多くてめちゃくちゃ面白かったです。見るのに夢中でここの写真1枚も撮ってません….。
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マツダ サバンナ RX-7 GT SA22C
マツダ ルーチェ ロイヤルクラシック
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1Fのピットには広島のマツダミュージアムから持ってきた展示車が十数台MAZDA MUSEUM in FUJIとして展示してありました。
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(2023 マツダファンフェスタ 富士にて撮影)
ただ今年は去年と比べて照明がかなり落とされて各車両にスポットライトを当てている展示方法に (多分マツダミュージアムの雰囲気に寄せて)。撮る角度によってはフラッシュを焚かないと映らなかったので去年みたいな明るい展示の方がいいカモ….。
本家のミュージアムもいつか休みを作って行ってみたいです。
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'24 Nissan Z NISMO Racing Concept #230
スバル BRZ ZD8 (SUBARU Driving Academy Instructor Car)
ホンダ シビック タイプR FL5
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スーパー耐久参戦マシンも。ただ今年は1週間後に岡山戦が控えていたので、レースに向けての準備などから少し台数は寂しめでした。
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'79 マツダ サバンナ RX-7 #77 (レプリカ)
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'70 マツダ ファミリア ロータリークーペ #33 (レプリカ)
そして個人的にメインの歴代レーシングカー。暖気や走行前後以外は間近でマシンを見ることができます。
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昨年同様サバンナのスーパーツーリング仕様も数台来てました。直管ロータリーのサウンド最高でした。
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富士GCのプロトタイプカー勢。下のマーチ842には後の13Gの試作型である2ローター12A+1ローター10Aを組み合わせた3ローター11Gエンジンが搭載されています。今回初めて11Gの存在を知ったのですが、聞くところによると2機しか作られてないみたいです..。
10A、12A、13A、13B、20B、R26Bに加え試作の11Gと歴代のロータリーエンジンがこれだけ揃うのも中々ありません。
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今回1番見れて嬉しかった車両がこちらの片山レーシングから1996年のスーパーN1耐久に参戦したFD3S。FD3Sの全日本格式の競技車両って最近全く見る機会が無く、マシンも他チームへ売却されて別の競技用にカラーリングを剥がされて…なんてことも珍しくないので、当時の姿で残っていたとは思いませんでした。
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エンジンは13Bで隣にあったスペックボードによると予選時で380馬力。オイルクーラー追加などの多少の改造が認められているものの基本はグループN規定に沿っているので外装は市販車の純正とほぼ一緒です。
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内装も純正のダッシュボードや助手席が残っており、チューニングカーの延長線上にある雰囲気がいい感じ。
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昨年も展示していたマツダ RX-7 254。同じ82年仕様ですが実車の経歴だと83号車としてルマンを走った後、下の14号車のピンク色になって同年のWEC 富士を走っています。上がまさしく本物の個体で下はレプリカ車両になります。
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(2019 モーターファンフェスタにて撮影)
元々現役を終えた後行方不明になっていた83号車ですが、数年前に発見されてレストアされる前の状態がこちら。ここから上のルマン仕様まで綺麗な状態に復元されたのは驚きです。
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今イベントで主役中の主役、マツダ 787B。マツダファンフェスタではデモランがお約束になっていますが、以前聞いた話だとR26Bのスペアパーツがほぼ無い (一応スペアエンジンはもう1機ある) ので、大きなトラブルが起きると即座に不動コースになる中走っている姿が見られるのは非常にありがたい限りです。ルマンでのデモランに向けて2011年に数年不動だったこの個体をレストアして以降は度々イベントでのデモ走行が披露されています。
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(富士モータースポーツミュージアムにて
2024年3月28日撮影)
また787Bはレプリカも複数存在しているのですが、現状本物に遭遇できている回数の方が多いのもかなりラッキーかもしれません。今回みたく走行予定の場合は本物が広島のマツダミュージアムからやってきますが、展示のみの場合だとレプリカも結構出てくるので。本物はCN:787B-002ですがレプリカは787B-002 EX0(?) というシャシーナンバーが与えられています (知っている情報だとEX05まで存在しています)。
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(2023 マツダファンフェスタ 富士にて撮影)
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(2023 マツダファンフェスタ 富士にて撮影)
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(2023 マツダファンフェスタ 富士にて撮影)
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(2023 マツダファンフェスタ 富士にて撮影)
外見で一番わかりやすい見分け方として、本物は2011年にレストアされた際に東日本大震災の復興を込めて追加された「がんばろう日本」のステッカーや、グッドウッドを走った際の車検証などが挙げられます。
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昨年はタイミングを逃して聞けなかった走行前の暖気もピット内で聞くことができて良かったです。
787B・歴代レーシングカーデモラン (14:55~15:10)
再びピットビルBに戻り2回目のレーシングカーデモラン。午後に入ったあたりで雨も止んでコースもある程度乾いていたので、午前よりも速度高めで走っている姿が見れました。
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午前中は雨で走れなかった787Bも無事コースイン。フロントについてるGoProの映像どこで使うのか少々気になります。
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RX-8のレーシングカーもどこかに残っていたら来年のデモラン枠で見てみたいところです。可能性としては去年展示してあったナイトスポーツのマカオグランプリ号が一番高いかな。
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走行後のチェックでカウルが外された787B。
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デモランの後は一般のパレードラン、オーナーズクラブのパレードランのみだったのでピットを軽くうろついて離脱しました。今回パレードランのチケットを買い逃したのですが、パレードラン参加者はスケジュール的にレーシングカーが走っている間は車で待機していないといけなかったので、買えなくて良かったカモ….。
まとめ
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今年は昨年から1日増えて2日開催となり、コンテンツも盛り沢山だったので正直2日とも行けばよかったなというのが率直な感想です。自分もRE車に乗っておりマツダ、特にRE系の車は大好きなのでレーシングカーの走行や技術的な展示は大いに楽しめました。今回のイベントを見ているとメーカー側もかなり力を入れているようだったので、また来年も開催されれば必ず行きたいと思います。個人的にいつか787Bの18号車とJSPC仕様の202号車、767Bの202号車、MX-R01の5号車もこのイベントで見てみたいです。
冒頭にも書いた通り菅生、富士に続いて11月9,10日に岡山国際サーキットでも開催されるので興味のある方は是非↓。