2024年版 多分noteで一番早い十和田湖ヒメマス秋解禁リポート+ポイント選定方法解説
題名:今年もやったわ
今年はホームがヒメマス禁漁で悶々としていたところにXでスケベな釣果を見てしまい、居ても立ってもいられず昨日の10/3にいつものヒメマスのおっさんと十和田湖のほとりで盛りあってきましたわ。
今回はリポートと何故最近の十和田湖は釣れないと言われるかか考察してきますわよ。
2024年秋解禁報告
1.いつものポイント
毎年のごとく前日には自宅を出て日付が変わるころには湖畔へ到着。
偵察もかねて湖岸を巡ってみるも、場所取りの車が全くいなかったので今回は大川岱の駐車場で車中泊。
平日ということもありここも車はまばらでした。
4:30頃になると他の車から準備する音が聞こえてきたので起床。
準備をして5:00にはいつもの超鉄板ポイントに向かいましたがこの時間でも他の人は皆無。
時間的にも余裕があったので、完全に明るくなるまで車で待機してからポイントに入りましたわ。
昨年一昨年の実績ポイントですが、今年は解禁日ではないこともあり若干不安を覚えながら開始。
いつもの張り出た岩盤からセオリー通りフルキャストし、遠距離から足元までのボトムを一通り探るも無反応。
このポイントの傾向的に朝一はあんまり調子でないので、ルアー変えたりしながら続行。
キャストしてるうちにハネやモジリが出てきて、確実にヒメマスと思われるハネも確認できました。
そろそろ来そうという頃に近めの場所のボトムでファーストヒット。
今季初ヒメマスということもあり慎重に寄せてくると20中盤くらいのメス。
この後からは一気に群れが入ってきたようで足元から15m半径くらいのところでほぼ入れ食い状態。
25くらいの小型がメインでたまに35前後の大型が混じってきます。
しばらく入れ食いを堪能してたらだんだん飽きてきたので、例のごとく実験を開始。
今年は40年前のタックルでボトムのジギングをやってみたら釣れるのか?がテーマ
べナベナのグラスロッドにアンバサダー4500+ナイロンライン6lbでスタート。
結論から言うとアタリは取れるけどアワセが決まらない&決まっても浅くてすぐフックアウト。
1時間くらい四苦八苦して何回もバラしてる内に自身の限界が来て終了。
これで近距離から遠距離まで釣ってた昔のプロはやっぱりすごい、というのがよくわかりましたわ…
実験の後は通常タックルに戻し群れがまだいるかチェック。
漁協の券売を待ちながら3匹くらい釣って9時くらいには終了しました。
入食い時は適当に数えてたんで怪しいけど、全体で約15匹くらいでしたわね。
2.大川岱インレット&桟橋
とりあえず大川岱まで戻って恒例のインレット&桟橋調査。
インレットの方は有名ポイントなのに全く人が居ませんでした。
川には遡上したサクラマスが沢山居ますが、ヒメマスが混じってないかしばらく観察。
1匹だけ小型サクラに交じっているオスを発見できました。
魚を見つけたのでインレット沖もキャストしてチェックします。
しかし沖でサクラマスが跳ねるのみで、アタリもなかったので桟橋に移動。
桟橋に移動すると4人くらい先客が。
空いてるところに入れてもらい開始。
風表でキャストしづらいのでジグを遠投していくと何回かショートバイトが。
アタリのあった場所をしつこく狙ってみますがその後はアタリもなくなり10時くらいには撤収しました。
この間も周囲の人たちに当たった様子やヒットは確認できませんでした。
帰りながら他の人に聞き込みなどもしてみましたが、唯一投げサビキの人が3匹くらい釣ったようで他の釣果は確認できませんでした。
帰りに和井内の流れ込みを見に行ってみましたが、流れ込みにサクラやヒメマスが結構確認できました。
また途中の水路はヒメマス渋滞が起きてましたし、最上流の畜養池は結構な魚が入っていたので去年よりは状況は良さそうでした。
3.今年の傾向
今年の状況を箇条書きで
去年よりはシャローに指してる個体が居る。
ボトム狙いは今年も鉄板。
居る居ないの差はここ数年の傾向どおり。
解禁日が平日だったからかまだプレッシャーが少ない。
小型~大型まで混じるので全体の個体数自体は多そう。
去年と同じように昔の十和田湖のパターンで、シャロー専門で狙ってる人は余り良くないようです。
ただ今年はシャローに指してる個体もいるので、このまま水温が下がればシャロー専門で狙っても成立しそうでしたわ。
ただやはりボトムは鉄板なので今後行く予定がある人は、両方の装備をしてから行った方がよいでしょう。
明日からの土日でどれだけ人が入るかはわかりませんが、今年は昨年よりは良い状況で迎えれそうですわね。
なぜ最近の十和田湖は釣れないと言われるか?
とりあえずリポートはこれくらいにしてここ最近の十和田は釣れないと言われるか?
ここ数年(と言ってもわたくしも3年目ですが)現地で見たり聞いたりしたことを交えて考察していきますわよ。
1.魚のいないところに投げている
昔の十和田湖は足元に魚も沢山接岸してきていて、極々浅い水深で成立していました。
ただここ数年は水温が高い傾向で、シャローに差す個体が減ったり遅れたりしてます。
シャローに差さない&差して来れない個体は湖底産卵をしてる説もあるので、接岸が少ないまま秋シーズンが終了してる傾向です。
そんな状況ではポイント選びで釣果がガラッと変わります。
以下によくあるパターンを2点図説します。
1つ目がシャローエリアが絡んでいるポイント。
⑥のシャロー狙いの範囲だとヒメマスにまで届きません。
そもそも魚が居ない場所に投げてるので釣れないのは当然だと思われます。
ここでシャロー狙いだけでなく、遠投ができれば適水温層に回遊するヒメマスを狙うことができますわよ。
ただし遠投タックルでも使い方がわかっておらずボトムを狙っていない場合もあります。
その場合も同じように釣れないという結果になります。
またシャローエリアが広い場所は、ヒメマスが回遊する範囲も限られるので遠投でも魚にコンタクトできる機会が少なくなります。
なのでおのずと遠投のボトム狙いでも釣果は少なくなります。
また足元からの急深のポイントの場合はこうなります。
足元から急深のポイントは深いところが近い分、ヒメマスが岸際まで接近できる範囲が増えます。
シャロー狙いは同じように釣れません。
しかしここでは、ボトムを狙えば魚とのコンタクトできる機会が多く釣果も増えていきますわよ。
2.ポイント選びを間違っている
秋の婚姻色ヒメマスを狙う上でポイント選定の条件は以下の2点。
流入河川(沢)が少しでもある
急進部(ブレイク)が岸近くまで接近している
この条件を満たす条件は、例としては以下のような場所になります。
流入河川とブレイクが絡んでいる場所はヒメマスが接岸するのには最適な場所です。
しかもそのような場所は湖底湧水が湧いてることも多く、これもヒメマスの接岸には好条件となりますわよ。
逆に何もないシャローの浜などでは、ヒメマスが接岸しづらく魚も少ないですわね。
3.まとめ
現在の十和田湖ではこのような点から、はポイント選定と釣り方が間違っていて釣れないというパターンがほとんどだと思いますわ。
魚が居ないという人も居ますが、確実に魚は居ますわよ。
なので釣れない時はポイントや狙い方が間違ってるんじゃないか…?とまずは疑ってみましょう。
状況の変化に合わせるのも釣りの楽しさなのでまずは色々試しては如何でしょうか?