こんなに○○してあげているのに

表題に挙げた言葉、よく聞きます。

「わたしがこんなに○○してあげているのに、あなたはちっとも~」

わたし、実は、昔は上記のような考えも、もっていました。

もとがお節介焼きなので、勝手に誰かの世話を焼いて、勝手に見返りを求めていたんです。

でも、自分がこころを病んで、大切な人もこころを病んで、介護したりされたりしているうちに、知りました。

見返りを求める必要なんて、なかったんです。

自分が世話を焼くのは、単純に、自分がそうしたいから。

その結果は、世話をした相手が自分で選ぶことだったり、相手が自分で決めることだったり、環境や状況に左右されることだったり。

それがわたしの望んでいた結果でなくても、別にいいんです。

因果関係はないんです。

それに気づいた時、今まで自分の思い描いていた結果を、相手に押し付けようとしていた自分が恥ずかしくなりました。

馬を川に連れていくことは出来ても、喉が渇いていない馬に水を飲ませることは出来ないんです。馬が自分で、水を飲むかどうかを決めるんです。

先人の知恵は深いですね。目から鱗でした。

だから、世話を焼くこと、手を貸すことに、見返りを期待しなくなりました。

以降は少しだけ、こころの荷物が軽くなったと思います。

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