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生理が辛いなら、医者へ行こう

わたしはシスジェンダーXですが、体は女性よりなので、この記事は出来れば女性の方(特に若い方)に読んでいただきたいです。

婦人科は敷居が高いですよね。女医さんも増えたし、大分工夫されてはいますが、やっぱり足を開いて内診は、特に若い頃は抵抗感があると思います。
でも、生理痛で悩んでいる方は、一度病院に行かれることをお勧めします。

わたしが婦人科を訪れた理由は、生理痛ではありませんでしたが。
大学時代、過保護・過干渉な実父の支配から逃れたかったのと、「もうこの人に嫁ぐしかないんだ」という思い込みとで、ある人の人形と化していたわけですが。
痛いんです。
痛くて堪らなくて、おかしいと思って、婦人科を受診しました。
勿論、ずっと生理不順だったし、過多月経でしたし、生理が辛くて堪らなかったのは事実です。
レバーみたいな肉片も出ますし。

で、恐る恐る婦人科を受診して、初めての内診にうわあって思いつつ、先生登場です。
「真性びらんですね。手ひどく扱われたんでしょう。ついでに子宮と卵巣も診ておきますね」
初めての先生は初老の男性で、さくさくっとものを言う人でした。
「あー、あなた、卵子が詰まったり出なかったり、一度に沢山出たりする卵巣してますね。見てこれ(とわたしの卵巣の超音波画像を出して)、まー、親からもらった体だからしょうがないかね」

気にしていた子宮内膜症などは一切なかったんですが、要は卵巣の構造が少し変わっているとのことでした。わたしはまた、カラダまで、女性としては欠陥品なんだなあと思ったのでした。

さて、で、生理痛はどうなったかというと。

結婚後から、ホルモン剤治療を始めました。今度は女医さんで、一定期間毎日同じ時間に薬を飲み、一定期間休薬して人工的に生理を起こす、という、低用量ピル(かな?)を処方されました。これが体に合って、凄く楽になりました。ただ、飲み続けて数年してから、ふとした弾みで血圧があがってしまい、その薬だと副作用で血栓ができかねないとのことで、今は人工的に閉経状態を起こす別のホルモン剤を飲んでいます。定期的に薬を貰いに行き、半年に1回子宮頸がんとエコー検査、時々採血でホルモンバランスを診てもらっています。

ちなみに、わたしの場合はですが、避妊用の治療では無いので、子供を望まないなら避妊も併せて必要です。

生理痛は、本当に人それぞれなので、辛いと感じている人は痛み止めで我慢しなくていいんだよと言いたいです。今は薬も種類が増えていますし、きっと体質に合った薬が見つかると思います。是非、恥じらわず、怖がらずに、婦人科に足を運んでください。

尚、わたしの真性びらんはというと、結婚後、数年かかりましたが、何の治療も受けずに、自然に治りました。

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