小坂田公園から20160211

子供の人生、誰のもの?

とあるゲーム関係のSNSアカウントを持っているため、若いかたの書き込みをよく目にします。先日、学生さんと思しきフォロワーさんの書き込みが目に留まりました。

そのかたは、第一志望の学校に合格したそうです。しかし、親御さんが「偏差値が低い」とお許しにならず、合格通知を捨ててしまったようです。そして受けさせられた学校は不合格。行き場を失ったそのかたの親御さんは、折角合格できた第一志望校よりも、偏差値の低い学校を受けるよう指示した模様です。
具体的に経緯が書いてあったわけではありませんが、書き込みの断片を繋ぎ合わせると、そういうことのようです。フォロワーさんはとても苦しまれていて、助けを求める言葉も幾つか呟かれていました。

わたしには子供はいないので、親御さんサイドのお話は書けませんが、でも子供側として、親の体面のために受験させられた過去ならあります。本心はそこに行きたくなかったので、試験に落ちるために白紙提出した記憶があります。そして、行きたいと思った学校に全力を出しました。
わたしが決めたところは、偏差値の高い学校では無かったので、親は不満そうでした。入学のお祝いもされませんでした。でも、わたしは学びたいものが学べて、学校生活が楽しかったです。そこに行っていなければ、今の相方とも出会わなかったはずなので、人生どう転ぶか分かりません。色々ありましたが、少なくとも自分で選んだ学校に後悔はなかったです。

どうも、SNSを見ていると、第一志望には受かったけれどまだ受験が続く、というかたは少なくないようにお見受けします。そういうかたは、もしかするとですが、親御さんのために受験されているのではないかなあと思います。どうして子供が自分の行きたい学校を選んではいけないのか、分からないです。勿論、親御さんサイドとしては、学費の問題などあるのかもしれません。金銭的な問題なら理解は出来ます。だけど、そうでない場合は、出来れば子供さんの選択を尊重してあげて欲しいなあ、と思ったりします。だって子供の人生は、親のものではなく、子供のものなのですから。
納得して通う学校と、渋々行かされる学校では、学習への身の入り方も違うでしょうし、後々まで腑に落ちない気持ちが残ると思うのです。

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