花

書いていいとこ、良くないとこ

SNSには、二種類あると思います。
ざっくり分けると、「嫌でも目に留まるもの」と、「見に行かなければ見ないで済むもの」とです。

わたしは、この2種の違いによって、書きたいことを書き分けるのも、必要ではないかと思うのです。ある意味、新しいTPOと言いますか。

「見に行かなければ見ないで済むもの」では、割と思うことを素直に表現しても良いと思います。勿論、筆者と意見が合う合わないは生じますが、その後、嫌なら見なければ済む話です。

でも、「嫌でも目に留まるもの」では、相応の配慮が必要だと思います。

例えば、わたしはAロマンスAセクシャルな所為か、恋愛ゲーム語りとかBL漫画の一部とかが流れてくると、不快になります。好きな人は好きでいいと思いますが、わたしに無理やり見せないでくれと言いたくなります。ミュート出来るものはミュートしていますが、色々と事情があって出来ないものもあります。そうなると、「見ないようにしてスクロールする」しか自衛手段がありません。

思想とか価値観に関わるものは尚更、気をつけるべきだと思います。
以前、「働いていない人は嫌い」という発言が公開アカウントで流れてきましたが、嫌いなら嫌いで良いのですが、それを皆の目に触れるところで書くの? と思いました。その人は、働きたくても働けない人、幼児を含む未就労年代の人、引退後のご老人など、全ての「働いていない人」がお嫌いなのでしょう。それならそれで、ご自身のブログなど「見に行かなければ見えないところ」で書けば良いだけの話であって、わざわざ「嫌でも目に留まる」場で書くべきことなのか? と思います。「嫌でも目に留まる場での発言は、大衆を前に、拡声器で喋っているようなもの」と喩えたかたがいらっしゃいましたが、その通りだと思います。該当する方が多く、気分を害する可能性が高いお話は、そういう場では慎むべきではないでしょうか?

あくまでもわたしはこう思う、というだけですが、何だかモヤモヤと違和感を感じましたので、取り上げてみました。異論、反論は勿論あると思います。「自分のアカウントで好きなことを書いて何が悪い」という考え方もあると思います。でも先の記事に書かせて頂いた通り、わたしは発言には責任が伴うと思っていますので、不用意な発言と感じてしまったのです。

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