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何故手芸店はネット中心になっていくのか?


もう、住んでいる所に近い手芸店は既に数える程まで減っていった。
二年以上前まではショッピングモール店にも手芸店はあったものの運営会社が西友直営から外部のリテール会社に変更された事により、最初は売り場の面積縮小。そして最後に閉店という形になってしまったのです。


まずは服を作るよりも買う方が安くなってしまった事。
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次に、手芸用品自体がネットで購入していてもそもそもの返品率が低い事です。

あとはリアル店舗を構えていても元々利益自体が薄い事も挙げられます。


タイトルの通り、手芸店自体がネット中心になってしまったのは何故なのか?


①手芸店自体の需要が無くなった訳ではない

これがごもっともな理由でしょう。無くなったらネット通販すらもないわけですから。
ただ、最近になると大手の手芸店グループはリアル店舗自体を統廃合しつつネット通販部門を強化しているとも取れます。やはりファッション系とは異なりそこまでリアル店舗自体が無くても問題がないのかもしれない。

もう一つに大量購入するお客様の存在です。資材の大量購入となりますと資材の搬入問題だけでは無く、大量購入のお客様のために店側が個別に発注せざるを得なくなります。ネット通販ならば、仮に資材を大量購入しようが大量購入専用のカテゴリがあるので比較的問題にはなりにくいです。

なので、リアル店舗自体が経営不振とネット通販中心になっていくことによって統廃合せざるを得ない状態になっていくのです。(問題はそこじゃない)


②ネット通販で購入しても返品率が低い


これがネット通販中心になっていく理由としては大きいと思います。
まず、ネット通販大手三社の返品率をジャンル別に調べてみました。

まずは比較的返品率が高いトップ3を見て見ましょう。

第一位 ファッションアイテム系(靴類なども含む)
第二位 家電製品(意外と返品率高かった)
第三位 食品(嗜好品も含む)

やはりファッションアイテム系がトップに躍り出ています。リアル店舗自体がないとフィッティング自体も困難を伴うので未だに店舗は残っていると言うことです。(靴の場合だと最悪外反母趾になりやすい)

それでは手芸用品の方はどうでしょうか?ファッションアイテムなどよりもネット通販における返品率はものすごく低いです。という事になればそこまでリアル店舗自体に行かなくてもスマホ一台で資材が買えてしまうことになります。


③リアル店舗自体の利益が高くない


閉店が増える理由としてはほぼ妥当だといえます。

手芸店というのは元々、沢山の品揃えという割に利益というのはものすごく薄いのです。利益が薄いということはショッピングモールとかデパートのテナント側からすれば良い物ではありません。
利益が出ない。すなわち、テナント料金が支払えないということに繋がるのでやむ追えずに閉店が増えていくのです。閉店するとなれば愛好家からはいい話ではありません。だけども利益が出ないのでテナントで続けると言うのは厳しいと思います。

ですから。ネット通販中心にでも移行させる必要性が増していきます。
ネット通販自体にもデメリットはあります。モニター越しでは布地の質感、糸の色合いなどが実際に見たりさわったりした時と大きく異なる問題も孕んでいます。
そのデメリットを超えてまでもネット通販と言うのはものすごく便利なものとなっていきました。家から近い手芸店が無くなっても買えないという問題はないし行くまでの労力を節約出来るのは大きい。(届くまでの間に他の作業に取り掛かれると言うメリットが一番大きい)

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