【シャニマス/ノクチル】noctchill「青空」の歌詞が素晴らしい件について
どうも、筆者の賀茂茄子です。
シャニマスと雀魂のコラボが告知されましたね。どうもXを見ている限り、ノクチルの4人がコラボ相手のようで。
私はつい3週間前からシャニソン(シャニマスの派生音ゲー)を始めたのですが、現状ノクチルの楽曲が一番好きです。アラサーだから当たり前だよなあ？全体的にコード進行が好みすぎる。
【アイドルマスター シャイニーカラーズ × 雀魂 コラボ決定】
— 【公式】雀魂-じゃんたま- (@MahjongSoul_JP) November 15, 2024
『アイドルマスター シャイニーカラーズ』とのコラボが、
11月25日(月)より開催することが決定しました！
最新情報は当アカウントより更新する予定です。
是非(@MahjongSoul_JP)をフォローしてください！✨#雀魂シャニマスコラボ pic.twitter.com/Fqj7qTtvmT
でまあ本日はタイトル通り、ノクチルの中で私が最も好きな楽曲である、「青空(作詞：秋浦智裕氏)」の歌詞について語ります。いやほんと、こんなに美しい歌詞は久しぶりに聞きましたよ・・・。
シャニマス/ソンを初めてプレイされる方に、ノクチルの良さを1%でも伝えられれば幸いです。
歌詞
前置き
前述の通り、私はまだゲームを始めて日が浅いので、各アイドルの特性や関係性についてニワカ状態です。なので基本的に、純粋に歌詞を聞いた時の印象などを記述します。
まあこの記事は初めてシャニソン/シャニマスをする人向けの記事なので、各アイドルを絡めた解釈を書きすぎても、文章がネットリするというのもありますからね。※これらを踏まえた記事、ベテランPに書いて欲しいっす。
また今回の記事には、私の想像が多分に含まれます。解釈違いがあるかもですが、ご了承ください。
Aメロ_1番
見渡せば ほら 溢れてる
小さなカケラが 毎日の中に
一つずつ拾い集めて
それぞれの夢のカタチになる
曲の入りから、意味をしっかり考えないとですね。
まず本歌詞の因果関係は、小さなカケラを拾い集める⇒その集めた結果が、それぞれの夢のカタチになる、と考えられます。例えばこんな解釈はどうでしょうか。
日々の生活の中で、何気なくこぼれる言葉ってあると思います。
「今日も仕事に行きたくないなあ」
「どうしてこんな日々を送っているんだろう」
「昔はこんなんじゃ無かったのになあ」
「子どもの頃の方が楽しかったなあ」
・・・みたいな。
これらは何気なく発する言葉たちですが、これらを集めてかみ砕くと、どうでしょう。
「私は実は〇〇という職業について、今バリバリに働いて、幸せになりたかった」のような、願望が抽出されると思いませんか？この抽出の結果が夢の形なのかなと、私は解釈しました。
まあアイドルが歌っている楽曲なので、上記のようなおっさん臭い考えでは無いとは思います。
ですが、こうした日々思っている事や、何気なく起こしている行動。これらには実は自分の夢が多少なりとも作用している、という捉え方ができるのではないでしょうか。
※これらを透と小糸が歌っているのが、個人的にはかなりポイントなのかなと思います。特に小糸のパートは、ストーリーにかなり関連しているように感じます。まあニワカなんで正確性はあれですけど。
Bメロ_1番
上手くいかないこともあるよ (この先)
雨が降り出す日もある (それでも)
きっと変わらず明日が来て
また一歩 少しだけ 進むんだ
ここの比喩表現も美しいですね。
「雨」という表現ですが、これは基本的に「悲しみ」や「絶望」と言ったマイナスな意味になります。やはり人生全て順風満帆にはいかないものです。どんな人でも、挫折や、心が折れそうになる瞬間は来るでしょう。
その後「それでも きっと変わらず明日が来て」という歌詞に繋がる。いや～本当に、人生の真理だと思います。どんだけ絶望してても、明日はやっぱりやってくるんですよね。
また"きっと"という一言。ここではあまり詳しく触れませんが、残酷である反面、とてつもなく優しさが込められた言葉だと思います。
で「また一歩 少しだけ 進むんだ」の歌詞です。ほんとにね、そうなんですよね、人生って。絶望に打ちひしがれても、いつか進まないといけないんですよ・・・。つらいですけどね。
サビ_1番
空が笑えば 水溜りに 七色の虹が映る
どんな時でも 顔を上げて 歩いて行こう
今回の記事で一番記述したかったのは、ここです。凄まじい完成度をした川柳のような歌詞ですね。
「まず空が笑えば・・・虹が映る」の箇所。ここは非常にわかりやすいです。絶望の時期が過ぎ、心のモヤが取れたら、虹と言う希望が現れるという意味ですね。
問題はその虹が、「水溜まりに・・・映る」って箇所。もう本当に素晴らしい表現です。
まず水溜まりに映る虹が見えるってことはですよ、視点主は下を向いて、俯いているわけです。その前の瞬間まで、絶望していた。それを直接的に表現せず、遠回しな表現で、ですがはっきりと映像として聞き手に伝えてくれます。
またこの水溜まりができるってことは、それなりに雨が降ったと考えられます。それほどの水溜まりが出来たから、そのうえで俯いていたから、虹という希望に気が付くことが出来たって、私は読み取りました。
総合すると、絶望を味わうことは必ずしも悪い事じゃなく、それによって希望に気づくことが出来ることもある、と捉えられます。それがこの超絶短い歌詞から拾い上げられます。
また虹と言う表現に、わざわざ七色と枕詞がついています。これは本来必要のない言葉です。だって虹が七色なのは、一般的に当たり前だからです。
で、これは私の想像の域を超えませんが、七色の虹=自分を救ってくれる人を筆頭に、さまざまな種類の希望がこの世にはあるって事を示しているのではないでしょうか。
繰り返しになりますが、本当に美しい表現だと思います。日本語の持つ美しさって、こういうことを表していると私は思いますね。
Aメロ_2番(聞きたい人はiTuneとかで購入すべし)
道端に咲く花も
お店に並んだ花も いつの日か
誰かが見つけてくれる
初めて出会ったあの日のように
ここについては、私のノクチルに対する理解が浅いので省略します。ストーリー読めば理解できると思うんですが・・・。またここには、プロデューサーとの出会いも含まれているように感じました。
詳しい方、補足オネシャス。
Bメロ_2番(聞きたい人はiTuneとかで購入すべし)
当たり前が特別へと (変わって)
ケンカだってする日もある (それでも)
ずっと変わらず側にいて
未来へと足跡を残して
ここも前半はノクチルに対する解釈が必要なので、若干省略気味に書きます。間違ってたら指摘して下さい。
歌詞だけ見ると、メンバー全員が売れ出した結果、全員で集まることが難しくなった。その結果、今まで当たり前だった日々が、実は尊いものであったと気づくことができた、みたいな解釈になると思います。
で、ずっと変わらず「側」にいて、の漢字の当てはめ方です。作詞者本当に天才だな？
普通「そば」と言うと「傍」という字を使いますが、こちらは単純に横にいる、というニュアンスになります。
で、ここに「側」と言う字を当てはめると、一体化していると思えるほど近いという意味になります。
いやノクチルやん・・・。ニワカの私でもわかるくらい、一言で表現してくるやん・・・。何？日本語の博士課程を卒業されている？もう完璧すぎて、すごい(ナムコ)。
そしてそして次の歌詞。
未来へと足跡を残して
いやいや、ここも凄いですよ。この短い言葉に、3つの時間軸が込められていますね。
普通に前へ進んでいくなら、未来へ「進んでいく」や「歩いていく」って表現になりますが、「足跡を残して」って表現になっています。
まず「足跡」をつけるって事は、今現在の自分たちを、何らかの形として保存するという意味になります。
その「足跡」は、つけた次の瞬間から過去のものになります。
それを「残す」ってことは、これから自分たちが居なくなっても、その足跡を後世の、未来の誰かが見つけてくれるって事を期待した、そういった表現になるんじゃないでしょうか。※2番のAメロとも、多少関連性がありそうですね。
いや～なにこれ、美しすぎる表現です。素直に脱帽です。なんでこんなに短い文節に、色んな意味が込められるの？当たり前ですが、文字の扱い方について、私とは次元が違います。ちょっと嫉妬を覚えますね。
サビ_2番
進むんだ
凸凹な道 そんな日々も 太陽が隠れる日も
笑い飛ばして 顔を上げて 歩いて行こう 青空の下
もうね、ここの「進むんだ」を小糸が歌っているのが素晴らしいんですよね。知りたい人は小糸のコミュ読み漁ってください。
でまあ「太陽が隠れる日も 笑い飛ばして・・・歩いて行こう」ですね。1番の歌詞と異なり、今度は虹や青空が無くても、それでも"こんなこともあるよねえ・・・"って思いながら、笑って前に進めるようになっています。
まさに雨を経験したからこそ、心が大きく成長したって表現になっています。
そして最後の「青空の下」で、ようやくタイトル回収されます。しかしこの場面、単純に「青空」じゃ無いんですよね。太陽が隠れちゃって、少なくとも曇っちゃってるんですよね。
でも4人は大丈夫なんですよ。だって雲の上には、青空があるって心から理解しているから。
もう何回言ってるか分かりませんが、本当に、最初から最後まで歌詞が美しいです。
しかも皆さん気づきました？この歌詞、和製英語含めて、外国語が一切使われていないってことに。いや～、もう完璧ですよ。少なくとも私の心にドストライクの楽曲です・・・。
終わりに
いやもうほんとに、アイマスの事を今まで甘く見ていました。この前人生で好きな20曲を書いた記事を書きましたが、それに間違いなく食い込んでくる楽曲です。というか歌詞の美しさと言う意味なら、TOP3にノミネートです。素晴らしすぎる。
というか私は嬉しいんですよ。この令和の洋楽と合成音声に浸食されつつあるJ-Popが溢れかえっている時代に、ここまでストレートな楽曲を提供してくれるって事に。
もしこの青空の歌詞が気に入ったって人は、以下の2動画もぜひ見てみて下さい。私のお気に入りの、歌詞が美しい2曲です。
後、シャニソンでもシャニマスでも良いんで、ぜひプレイしてみて下さいね。最悪MV再生装置になってもOKなんで(その際はシャニソンがおすすめ)、インストールお願いします。
では本日はこの辺で。