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はじめてのノート
「金魚の糞のように生きていたらダメ」
最近、少し…いや、かなりショックな出来事があった。
いつ頃からだろうか。私のInstagramの広告が、「起業して世界のどこにいても仕事ができるようになりました!」「国際結婚しても経済的自立を…」「SNS運用してビジネスを始めませんか?」といったものばかりになっていた。
なぜこんな広告ばかり表示されるのか。心当たりはある。
海外在住の人のアカウントを見れば、家族や友達がそばにいないという孤独を少しでも紛らわせることができるかもしれない。そう思って開いたアカウントが、きっとビジネス系のものだったのだろう(笑)。自業自得だ。
でも、毎日見るSNSだからこそ、現地で生まれ育った夫のように経済的に自立できていない私は、こうした広告を目にするたびに焦りと不安を感じてしまう。
そして昨日、いつものようにInstagramを開いたとたん、ある広告の売り文句が目に飛び込んできた。
「国際結婚して海外に住んでるあなた、金魚の糞のように生きていたらダメです!!」
……え?
心がひんやりと凍るような感覚になった。
一人ひとりの人生は違うし、私たちの過去もそれぞれ異なる。それでも、毎日のように「成功しなくては!」「経済的に自立しなくては!」と迫ってくる広告を見ていると、まるで自分が何もしていないかのように思えてくる。
わかるよ。私だって、今すぐ自立できるなら、そうしたい。でも、それぞれのペースがあるはず。
「金魚の糞のように生きるな」
ふんっ!そもそも私の人生は私のもの。誰かの言葉に焦るのではなく、自分のペースで歩んでいけばいい。
・・・と、いつでも強く芯のある自分でいたいけれど、そうはいかないことが多い。
今、自分と同じような境遇の人はいるかな?今、ほかの人の人生と比べて不安を感じる人はいるかな?
もし、そんな方の目に留まったら、心の隅っこに、「あなたは一人じゃない。あなたは、あなたのままで十分なんだよ。」と伝えたい。自分のペースで進むことが、一番難しく感じるかもしれない。でも、私たちが生きている限り、必ず進んでいく大切な物語があるということを、覚えていていたい。
【あと、SNSのおすすめをリセットしたり、使用時間を制限したりするのも有効です。(笑)】
初めてのノートなのに、自己紹介なく終わってしまいました。次回は、ちゃんと私が誰なのか、書くことができたらいいなと思います。