まほステとある楽器についてのお話
アプリゲーム「魔法使いの約束」の舞台化作品 舞台「魔法使いの約束」 シリーズ
通称まほステと呼ばれる作品。その楽曲についてのお話です。ここから先は、楽曲を知っていること前提に進んでいきます。音楽に関して大して精通のしていない人間のかなり個人の意見が連なっています。ご不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。先に謝らせていただきます。申し訳ございません。
文章は掴みが肝心だと信じて最初にクイズを出したいと思います。
『祝福の言葉 祝福の花』
『英雄のパレード』
『旅の支度』
『大地の行方』
『みんなのアイドル』
『みんなのアイドルrep』
上記に共通していることは何でしょうか?(他にも該当楽曲があるかもしれません)
ルチル?ミチル?レノックス?フィガロ?
こう考えると南の国は全部に参加してますね。
答えは「タンバリン」
上記の楽曲はすべて楽曲の構成に含まれています。特にわかりやすいのは『大地の行方』『みんなのアイドル』『みんなのアイドルrep』だと思います。そう、私が着目したのはタンバリンなのです。
私がこの楽曲たちに注目したのは、オーケストラ音楽祭で『世界に一つだけのスカーフ』のオーケストラアレンジが大好きだったからです。特に、途中から場を明るく照らしてくれるようなタンバリンが鳴り響いている、あの音に囚われて続けています。
そんな私が、「まほステとタンバリン」という題名でレポートを書きたくなったことから、駄文が生まれているのですが、本当はタンバリンと相性がいい魔法使いを考察予定でした。しかし、上記のように参加楽曲にすべて南の魔法使いが関わっていると話は別です。ここからは各楽曲とタンバリンを中心に駄文を進めていきたいのですが、一旦まほステ楽曲の話を挟みます。
まほステの楽曲には、キャラクターに合わせて使われる楽器などがあります。(断定はできないがそう受け取れる気がします。)
例を挙げると
『きみの話』『僕の騎士様』 オーエン トイピアノ
『世界に一つだけのスカーフ』 ラスティカ チェンバロ
『銀色の三日月 真夜中の墓地』『絡み合う因縁』 etc... ファウスト スネアドラム
組み合わせ
『絡み合う因縁』『てめえは右で俺は左』 元相棒 ロック調
『王子と騎士~子供と保護者』 アーサー カイン バロック音楽(宮廷音楽)
『聖なる祝祭~南へ』『空の旅』 南の国 ケルト音楽
『しらべもの』『欲望の街』『ショータイムのはじまり』 西の国 ジャズ
私の音楽の教養が足りず、不適切なものがある可能性と他の曲たちを挙げられず申し訳ないです。
次から、まほステ楽曲のタンバリン参加曲について1曲ずつ見ていきたいと思います。
『祝福の言葉 祝福の花』
ルチルを中心にした楽曲とクロエを中心にした楽曲の2部構成です。
ルチルパートは始めはルチルがメインを歌い、ミチル・リケはセリフ。その後、サビでは3人で歌ったりミチル・リケがそれぞれソロがあったりします。
クロエパートはルチルパート同様に始めにクロエがメインで歌います。こちらは参加人数が多いが、ほぼ1人ずつソロパートがあります。(一部デュエット)
こちらはタンバリン度☆☆
理由はメインではなく後ろでなっているため。ルチルパートの始めに1回鳴ってから鳴らないなと思っているといつの間にかシャンシャン鳴っています。その後はリズムを刻んでいるようです。サビで盛り上げると、聞こえづらいですが後方でなっております。クロエパートは最初には鳴らず、途中からリズムを刻んでいるようです。サビも後方で鳴っています。多分、カバサのような音が前にきていているから控えめに聞こえるのもあると思います。
オーケストラアレンジではどちらのパートもタンバリンなしでした。割とシンプルな構成で、どちらかというとギロやシェイカーのような音です。(奏者の動き的に両手でシェイカーを上下に動かしているよう)
『英雄のパレード』
賢者の魔法使いのほぼ全員が参加したパレードの場面の曲になります。曲の長さは8分越え。
長い曲でありつつ、部分部分で聞こえやすさに差がありますがタンバリン度は☆☆☆
曲が始まると、魔法使いが出てくるまでに市民(POW₋ers)が歌いますが、その時からタンバリンは響いています。(大体50秒ぐらいから)
魔法使いたちの出番に向かって期待感を高めるように頻度も存在感も増していくようです。
一方で魔法使いパートが始まってからは、しばらく鳴りを潜めます。期待感を高めた後は主役を譲るようです。
賢者・アーサー・カインのパートは先ほどまでのファンファーレやたくさんの打楽器の装飾と変わり、少し落ち着きつつ進んでいくような雰囲気です。パレードの様子はこちらからは計り知れますが、パレード全体から的を絞ってフォーカスを当てているような感覚と捉えています。
ヒースクリフ・シノのパートで初めからタンバリンがリズムを刻みます。(タタッタ)しかし、セリフ部分のみで歌部分は聞かせてくるようです。
スノウ・ホワイトのパートもタンバリンがリズムを刻みます。しかし、鳴り始めはヒースシノのパートよりリズムの強調のようです。こちらも歌パートはタンバリンの登場なく、歌部分終了後のセリフ(フィガロ登場部分)で市民(POW₋ers)の歌前までンタの裏打ちのリズムでタンバリンが登場します。
市民(POW₋ers)の歌の部分でファウスト・ルチル・レノックス・ミチルが踊っています。その歌パートでタンバリンがロールからのアタック(文字にするとシャララーンタンタン)があります。より華やかに聞こえます。
シャイロック・ムル・クロエ・ラスティカのパートですが、セリフパートの歌直前部分にンタンタタンと2~3回鳴っています。その前はサッシンでリズムをとっていたので、めちゃくちゃ考察要素です。また、歌部分でムル・クロエが歌うところが聞きづらいですが裏でシャララララと鳴っています。シャイロック・ラスティカの歌パートはなし。
そこから最後までリケ・ネロのパートや全体歌唱がありますがタンバリンはないように聞こえます。
オーケストラアレンジでは、リズム強調のスパイスのようにタンバリンが入っています。(オケのみの演奏時)
フィナーレで魔法使いや人間が登場してからのパレードでは「スノウ・ホワイト(北の国)」「市民(南の国)」の部分でタンバリンが鳴っていました。原曲と編成がいろいろ異なるため、詳しくは省きます。
『旅の支度』
南の国の祝祭楽曲です。参加メンバーは賢者・フィガロ・ルチル・レノックス・ミチル。サポートメンバーの西の国は始めに一緒にダンスをしています。(途中から抜ける)
タンバリン度は☆☆☆☆
南の国らしい音楽とクラップが印象的に始まる一曲ですが、始まりから約30秒ほどでタンバリンが4拍目に入ってきます。(ウンウンウンタン)その後リズム(タンタンタンンタタンタン)をユニゾン。その後、ソロパート中は鳴りを潜めていますが、そろって歌い始めるとまた現れます。タイトルの通り旅の支度、荷造りをしようとすると旅への楽しみの気持ちを一緒に詰め込むようにタンバリンが鳴っています。
実は2部構成のこの曲。後半パートは賢者の魔法使いたちからの物での荷造りのお話です。冒頭部分は初めからは鳴っていませんが、前半部分と同様に4拍目に途中から入り4分打ちで印象に残してきてくれます。
中間部分からはタンバリンの登場はなく、レノックスが聞かせてくるグッとくるポイントです。
『大地の行方』
タンバリンから始まるこの一曲。まほステ2章『風の行方』のリプライズ楽曲です。
参加メンバーは『旅の支度』と変わってシャイロック・ムル・クロエ・ラスティカ。南の国は舞台上で踊っています。(途中から抜ける)
タンバリン度は☆☆☆☆☆
リプライズ楽曲のため『風の行方』の話を少し。『風の行方』は西の国の魔法使いが自分たちのことを歌った歌になります。つまり、とても楽曲に西の国らしさが出ているものです。上記で西の国は楽曲の特徴にジャスを挙げていますが、『風の行方』もそのような特徴を持っています。(なぜ挙げなかったかというとベースが途中全音/2分音符に落ち着くため自信がなかった)
その楽曲が南の国でどう変化するのかとなった時に、南の国の特徴であるケルト音楽にタンバリンをアクセントで持ってくるのがとてもわくわくさせられました。
他の楽曲はタンバリンが登場したりしなかったりしたので登場場所やリズムを書きましたが、『大地の行方』では一貫してほぼタンバリンが鳴っており、リズムはほぼ「ターンターンタンタンタン」です。(わからないが6/8拍子で♪.♪. ♪♪♪だと考察)
ほぼと書いたのは例外があるからです。歌詞や流れに合わせてタンバリンがあえて鳴らない演出やリズムを変えることの変化を楽しめるほどタンバリンが鳴っています。具体的に言うと、「落ち込むことがあったなら~」や「ぬくもり分け合い~」という歌詞では少し落ち着いた雰囲気や別の楽器が入ることによって『風の行方』の雰囲気も思い出させる温かさを感じられます。アイリッシュ音楽のダンスは拍子によって種類が異なるようで少し調べましたが、私には識別不能でした。
『大地の行方』のダンスはアイリッシュダンスを取り入れているようで、雰囲気は『タイタニック』で登場するシーンのようだと感じました。アイリッシュダンスの説明文で「~大地と対話しながらリズムを出すことに特化したダンスです。(引用)」とあり、『大地の行方』じゃん!となりました。(引用元 https://www.jydf.jp/post/irishdance-riverdance)
足だけで踊るアイリッシュダンスとは?...
『みんなのアイドル』
この楽曲も初めからタンバリンが鳴っています。参加メンバーは賢者・フィガロ・ルチル・レノックス・ミチル・ムゥムゥ。
タンバリン度は☆☆☆☆
この楽曲の背景はムゥムゥというとてもかわいい生き物に出会ったことが始まりです。リズムの刻みも、リズムの強調も、シャラララーンとロールで鳴り響く様子もあり、ムゥムゥのかわいさと一緒にタンバリンの愛らしい部分が詰め込まれた楽曲です。
『みんなのアイドルrep』
上記の『みんなのアイドル』のリプライズになります。参加メンバーは賢者・ルチル・ミチル・ムゥムゥ。
タンバリン度☆☆☆☆☆
『みんなのアイドル』より短いのでよりタンバリン成分が詰め込まれている気がするのと、『みんなのアイドル』より『みんなのアイドルrep』のほうがタンバリンの音量というかくっきり度が上がっていて鳴り響いている気がして星を1つ多くしました。歌とタンバリンたちの伴奏の掛け合いの部分はじゃれあいのようで、歌詞にもありますが「なにしてもかわいい」の気持ちでいっぱいです。
上記に長々書きましたが、結論を見やすくします。
以下に連なる楽曲はタンバリンが使用されています。個人的に考えるタンバリン度と共に記します。
『祝福の言葉 祝福の花』 タンバリン度☆☆
『英雄のパレード』 タンバリン度☆☆☆
『旅の支度』 タンバリン度☆☆☆☆
『大地の行方』 タンバリン度☆☆☆☆☆
『みんなのアイドル』 タンバリン度☆☆☆☆
『みんなのアイドルrep』 タンバリン度☆☆☆☆☆
これは完璧なる戯言ですが、オーケストラアレンジ『世界に一つだけのスカーフ』を含めるなら私はタンバリン度☆☆☆☆です。原曲にないものを足す勇気と、衝撃と多幸感溢れる素敵なものになったことを理由に挙げたいと思います。
また、オーケストラアレンジでは『しらべもの』もタンバリンが参加していました。リズムの強調の面が強かったことと、オケアレンジで鳴り響く印象が強かったことからタンバリン度☆☆☆と思っております。
さて、今までも私の思想が垣間見える瞬間が多々あったと思いますが、ここからはさらに私個人の見解をまとめたいと思います。あらかじめご了承ください。
タンバリンの印象は人それぞれかと思いますが、割と身近にある楽器であったり音であったりするのではないでしょうか。それは、手軽な価格帯で購入出来るものがあることや、カラオケ屋さんなどで目にすること、楽曲内で使用されていることが多々あることが関係していると考えます。
では、勝手に何曲かタンバリンが使用されている楽曲を挙げたいと思います。
『夏色』『気まぐれロマンティック』『水平線』『笑点のテーマ』
ネルフェス出演作品だと
『キラキラ』(サンリオ男子)『ネルケ音頭』『つながる青春』(鉄ミュ)『Hi High Summer』『blooming smile』(エーステ)『DARA DARA DANCE』等(刀ミュ)
ネルフェスの配信越しのため、原曲などでタンバリンが登場していて聞き逃しているなど多分にあり得ます。他作品に詳しくない人間なので間違ってましたらすみません。
ここで挙げさせていただいた楽曲でのタンバリンの役割は一色単ではないと考えています。
「楽しさ」「親しみやすさ」
『夏色』や『気まぐれロマンティック』はタンバリンのイメージが強いのではないかと勝手に推測しますが、それはどちらの曲も冒頭からタンバリンが響きわたるからではないでしょうか?『夏色』に関しては曲間ほぼずっと鳴っています。『気まぐれロマンティック』はサビをメインとして鳴っています。余談ですが、『気まぐれロマンティック』のTHE FIRST TAKE ではピアノやストリングスをメインでアレンジされていて、タンバリンが響き渡るイメージとはまた違った良さがありますので、よかったらお聞きください。
この、タンバリンの音が前に出て永続的に鳴っている楽曲は、「楽しさ」「親しみやすさ」を感じられるのではないでしょうか?これは、タンバリンの高い音が持ち出す雰囲気の面が大きく、キャッチーで一緒に参加しているような気持ちにさせてくれる気にもなります。
『キラキラ』(サンリオ男子) サビがメインでタンバリンが鳴り響く楽曲だと認識しているので、この仲間たちに分類されると思っています。サンリオと「楽しさ」「親しみやすさ」はとても相性がいいですしね!
『blooming smile』(エーステ)は冒頭部分からほぼずっとタンバリンが鳴り響いて居ます。しかし、曲終盤の変化部分でタンバリンが消え、曲調が変化するのは印象的に聞こえました。またタンバリンが登場した時は最初のパターンに戻って安心感が生まれました。鳴らし方もシャラララーンという感じのテンポに合わせたものだけではないところが「楽しさ」を感じる部分だと思いました。
『ネルケ音頭』もずっとタンバリンが鳴り響いて、「楽しい」「親しみやすさ」が強いですが、こちらは次に紹介する面も大きいと考察します。
「リズム」強調
次に紹介するのは「リズム」です。一度は耳にしたことがあると思って話を進めますが、『笑点のテーマ』はタンバリンのリズムをなんとなく叩くことが出来ると思います。それは、『笑点のテーマ』が独特のリズムであるからではないか?と思われますが、上記で挙げた『夏色』『気まぐれロマンティック』も拍に合わせて鳴らしていることから当てはまることです。
上記には挙げていなかった曲を登場させるクソな人間ですみません。『高嶺の花子さん』では角から飛び出してくるかのようにサビになるとタンバリンがリズムを刻んでいます。(2サビ以降は落ちサビ以外、タンバリンが登場します。)この時のタンバリンの役割はただただリズムを刻むことと、最後の4拍を強調させることをしています、多分。
リズムを刻むのは特にJ-popでは多い役割だと思います。ここで少し触れますが、まほステ楽曲はリズムを刻むのは他の楽器の役割の面が強く、どちらかというと強調・アクセントの意味合いがあるのではないでしょうか。一部分でタンバリンが使われている楽曲は特にそれを感じます。
「明るさ」光
さて、上記で挙げた曲の中で触れていないのが『水平線』です。この曲は冒頭にタンバリンがあり、AメロBメロと鳴りを潜めていましたが、1サビからリズムに合わせてシャカシャカしたり4拍目に鳴らしたりしています。(ほぼ最後まで)この曲をリズムで挙げなかったのは、曲調がゆったりとしたものであったからです。これまで上げてきた楽曲は比較できアップテンポのものが多かったと思います。アップテンポ=盛り上がる=タンバリンのようなことを感じる人もいると私は考えています。だからこそ、このような少しゆったりめな曲調でタンバリンが使われていることに注目したかったのです。ゆったりとした曲調の中でのタンバリンは推進力を感じます。また、タンバリンの高い音が「明るさ」となって光を感じるように私は受け取りました。まほステの話に絡めますが、オケアレンジの『世界に一つだけのスカーフ』はこの「明るさ」や空を飛んでいるような推進力をタンバリンから感じられると思っています。原曲での演出でくるくると回りながら空を飛んでいるような様子を、クロエの気持ちが前に向けるようラスティカが明るく未来を照らしてくれる様子を表している存在に感じられて仕方がないです。
「華やかさ」装飾
今まで3つ(「楽しさ」「リズム」「明るさ」)でまとめましたが最後は「華やかさ」です。
正直、「楽しさ」「明るさ」と何が違うのかと言われると装飾という部分に注目していきたいと思います。装飾というだけあって、飾りになります。結局のところ、「リズム」ほど頻繁にタンバリンが登場しないときなど、「華やかさ」、彩りとして添えられている楽曲です。
『つながる青春』(鉄ミュ)『Hi High Summer』(エーステ)『DARA DARA DANCE』等(刀ミュ)このが楽曲たちは「華やかさ」さんたちだと思っております。
『つながる青春』(鉄ミュ)は各パート異なるものですから、大きくどうこう言える話ではないですが最初の山陽(幹)や最後の全員パートなどで鳴っています。パートパートでは「リズム」のようにも捉えられますが、全体を通して考えるとキャラクーを合わせて考える「華やかさ」の装飾の意味合いでも捉えられると考えました。
『Hi High Summer』(エーステ)は装飾というにしては長くサビで鳴っています。しかし、あくまでも音量は小さく裏で主役を他に渡して鳴っているような雰囲気です。そのため、装飾として考えました。
『DARA DARA DANCE』等(刀ミュ)は私が確認できたのは最初のみでした。しかし、無視できないほどインパクトを残すタンバリンは装飾の「華やかさ」と評さないわけにはいいられませんでした。(等としたのはもう1楽曲タンバリン使用楽曲があったからでした。しかし、最新だったのか曲名がわからず割愛させていただきました。)
そう考えるとでまほステの楽曲の話に戻りますが、いろいろなパートがある『英雄のパレード』や少し後方でタンバリンが鳴っているように感じる『祝福の言葉 祝福の花』は「華やかさ」になるのかもしれません。
では、触れてないまほステ楽曲はどうでしょう?
『旅の支度』 この曲は「リズム」のようにも感じますが、旅の支度をしている曲の背景もあり「楽しさ」の面が大きいのではないでしょうか。
『大地の行方』 この曲は「楽しさ」「親しみやすさ」ではないでしょうか。あまりにもリズムを刻んでいるので「リズム」と迷いました。しかし、南の国に来て南の国の人間に温かく向かい入れられた西の国の魔法使いが、西の国を表す曲のリプライズで歌っていると考えると、南の国の雰囲気の曲調を取り入れた西の国らしい親しみを感じれらる気がします。
『みんなのアイドル』 この曲は「楽しさ」「親しみやすさ」です。曲調も歌詞もかわいさ、愛嬌満載のこの曲にタンバリンが使用されているというのはそういうことです。
『みんなのアイドルrep』 この曲は『みんなのアイドル』と同様に「楽しさ」「親しみやすさ」です。リプライズ楽曲ですので、理由は同様です。
『しらべもの』 この曲は「リズム」です。正直「華やかさ」と迷いました。しかし、使われているのがリズムの強調・アクセントである面が大きかったと認識しています。
簡単に私の意見をまとめたいと思います。
タンバリンが楽曲に使われる効果として4つ考えています。
「楽しさ」「親しみやすさ」
「リズム」強調
「明るさ」光
「華やかさ」装飾
それにタンバリン使用のまほステ楽曲をあてはめます。
「楽しさ」 『旅の支度』『大地の行方』 『みんなのアイドル』 『みんなのアイドルrep』
「リズム」 (『しらべもの』)
「明るさ」 (『世界に一つだけのスカーフ』)
「華やかさ」『祝福の言葉 祝福の花』『英雄のパレード』
()内はオーケストラ音楽祭の際のアレンジです。
今回、こうやって文字に起こすことで自分の考えを可視化することが出来、またまとめることが出来個人的には満足しています。以前、フォロワーさんにタンバリンの曲を尋ねた時『エスメラルダ』というバレエの演目を教えていただきました。バレリーナさんが手に持ったタンバリンを足や手などの体に当てながら紡ぎ出す世界は3次元的にタンバリンを捉えている気がして、つい魔法使いたちの隣でタンバリンが踊りだす様子を想像してしましました。
これは何でもない人間が勝手に考えて勝手に文にしているので、何の正確性もありません。ただ、ニュアンスで受け取ってほしいものですが、各楽曲のタンバリンがこういう風に意味があるとしたら楽曲からひも解く魔法使いの約束により深みが出るかもしれません。私がもっと音楽に精通していたら詳しく展開できたと思うのですが、音楽の授業が最後の記憶のためそれも叶わず。熱意だけで乗り切ろうとしています。
何度も言うようですが、私はオーケストラ音楽祭の『世界に一つだけのスカーフ』のアレンジに心奪われ、タンバリンのことしか考えられなくなってこの駄文を連ねるに至っています。初めは特定の魔法使いとタンバリンの関係を考えていこうとしていたのですが、あまりにも南の魔法使いが参加しているところにタンバリンがあって断念し、方向性を見失いながら書いたこの文の結末を模索しています。
エチュードPart1ではタンバリンの使用楽曲はなかったと記憶しております。Part2では南の国のメインのお話があることや、オーケストラ音楽祭の祝祭&エチュードバージョンも開催予定にあります。次にまほステでタンバリンが鳴り響く日を夢見つつ、一人でも一緒にタンバリンにに興味を持ってくれる人が増えることを祈ってレポートを締めたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
『つながる青春』