エッセイ 〜屁〜
エッセイを書きたい。
私はあまり読書好きではなく、本とは無縁の人生だった。しかし、さくらももこさんの本に出会って全てが変わっていった。読み進めていくうちにいつしか私も書けるのではないかと思いつつある。
というのも、自慢ではないが私の日常はかなり興味深いと思われる。興味深いと言っても殆ど屁の話である。小学生レベルの話しかないためご了承ください。
私は人よりも屁の生産性に長けており、公害レベルの悪臭を放つため家族に大ダメージを与えている。
私には兄がいるのだが元々は兄が元祖屁王であったのだ。しかし、いつの間にか私が継承者になり2代目屁王になってしまったのだ。
私の母は細かい事は気にしないタイプの人である。テストで悪い点数をとった時と大刺激臭の屁をした時しか怒らない。大学生になった今でも屁で怒られている。なんとも情けないのである。また父親に関しては、最初の頃は屁の匂いにいち早く気づき、
「臭いっ、うわぁぁぁ 臭いっっ!」
と、のたうち回っていた。その頃はまだ兄も元祖屁王の面影を残しておりブイブイやっていたため
「臭いっっ、これは兄のだな、ウンコっぽい匂いがするっ!」
と屁を嗅ぎ分ける能力を得ていた。大抵この能力が発揮されるのは車内である。密封されている場所でバカ2人の放屁があるため地獄となる。その時の母は素早く窓を全開にし、
「ちょっと臭すぎるんだけど!?何食べた!?
絶対ウンコしてるでしょ!!」
と半ギレで笑いながら怒鳴っている。窓が全開であっても歩行者にジロリと見られてもお構いなし。
家族団欒である。
このように放屁犯の私であるが絶対に友人の前ではしないようにしている。数々の屁による苦難については次回にしようと思う。